2015/03/11

大阪/甲状腺がん専門家講演 「リスク、相対的に判断を」

(海外からも原発推進派とそうでない派の専門家が発言する中、こうして「内部被ばく」に一切触れず、CTスキャンと比較するような説明は、見分けがつきやすいですが、ごまかされないよう私たち市民も賢くならなくては。子ども全国ネット)

2015/3/11 神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201503/0007809634.shtml


チェルノブイリ原発事故による子どもの甲状腺がんの影響を研究してきた英国人のジェリー・トマス博士が10日、大阪市の英国総領事館で講演した。

トマス博士は、日本の放射能被害の受け止めについて「原発の推進派とアンチ推進派でデータの解釈が分裂し、バランスの取れた理解が難しくなっている」と指摘。福島原発事故で拡散した放射性物質による追加被ばく線量は「おおむねで生涯10ミリシーベルト。CT(コンピューター断層撮影)スキャン1回分程度で、健康への影響は無視できるレベル」とした。

また「100ミリシーベルト以下の被ばくで発がんリスクのデータはない」とした上で、「太陽光も大量に浴びると皮膚がんのリスクがあるが、リスクをゼロにしようとすれば暗室で生活しないといけない。運動不足による肥満など、ほかのリスクと相対的に考えるべきだ」と指摘した。

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