2015/03/08

栃木/講演:西尾名誉院長、放射線と健康障害をテーマに 那須塩原で


毎日新聞 2015年03月08日 
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20150308ddlk09040111000c.html

東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故から4年がたつのを前に、放射性物質による汚染問題について考える「311『つながる、つたえる、そして未来へ』第4回集い」が7日、那須塩原市黒磯文化会館であり、国立病院機構北海道がんセンターの西尾正道名誉院長が「放射線による健康障害」をテーマに講演した。

約300人が参加。西尾氏は、放射性物質が拡散した地域における健康面の危険性として「放射性物質を含んだ微粒子を吸い込み、肺胞に沈着すればそこでエネルギーを出し続け、将来肺がんになってもおかしくない。一定程度の大きさがある微粒子は気管支のじゅう毛運動で排出されるが、鼻粘膜に付着し、鼻血を引き起こしうる」との見方を示した。

講演の後には「(那須塩原市など)汚染状況重点調査地域でも、政府による甲状腺検査を含む子どもの健康調査を」と求めるアピールを採択した。

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