http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0243307.html
東京電力福島第1原発事故をめぐり、NPO法人「福島の子どもたちを守る会・北海道」などが主催する講演会「福島原発事故は終わっていない」が5日、札幌市北区の北海道クリスチャンセンターで開かれた。市民ら約120人が、放射線による健康被害の危険性について学んだ。
福島県の子どもの放射線被害を調べている道北勤医協旭川北医院長の松崎道幸さんは、通常は女性が男性の4倍ほど多い甲状腺がんの割合が福島県の男女比であまり差がなかったと指摘した。「福島の事故からまだ5年で結論が出るまでに時間はかかるが今後、健康被害の実態が見えてくるかもしれない」と話した。
松崎道幸さん(右)と崎山比早子さん(右から2人目)が 放射線による健康被害の可能性について語った講演会 |
原発事故を受けて国会が設置した事故調査委員会のメンバーだった元放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子さんは放射線による細胞へのダメージは蓄積すると説明。「原発や放射線によるリスクを過小評価する専門家や政府にだまされないように、科学的根拠に基づいて個人が判断力をつけることが重要」と訴えた。(相川康暁)
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