2016/03/11

栃木 /県外の避難者2887人 きょう県内でも行事

2016年3月11日 毎日新聞地方版
http://mainichi.jp/articles/20160311/ddl/k09/040/035000c

東日本大震災から11日で丸5年を迎える。震災では、県内でも倒壊した建物の下敷きになるなど4人が死亡したほか、東京電力福島第1原発事故に伴う放射能汚染などの被害も起きた。他県からの避難者は県内に今も2887人(福島2780人、宮城86人、岩手20人、茨城1人)が暮らす。いまだ復興は道半ばだ。

11日は、県内でもさまざまな行事が予定されている。県と宇都宮地方気象台は「とちぎ防災の日」として、午後2時から宇都宮市の県教育会館で式典を開催。政府主催の追悼式を中継して犠牲者を悼むとともに、昨年9月の関東・東北豪雨をテーマにした講演などを通して、災害から身を守る方法などについても考える。

鹿沼市では、福島県からの避難者らでつくる「鹿沼地区福島震災会」が郷土料理などで地元住民をもてなし、5年間の生活支援に対する感謝を伝える。宇都宮市では、市民団体「ともしびプロジェクト」が午後6時からオリオンスクエアでキャンドルを点灯。震災を忘れないよう訴える。【高橋隆輔】

0 件のコメント:

コメントを投稿