2016/03/10

あす、発生5年 栃木県内に2900人、今も避難

2016年3月10日 下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20160310/2260532

1万8千人以上が死亡、行方不明となった東日本大震災は11日、発生から5年を迎える。東北3県などから本県への避難者は1月末現在、2887人(1158世帯)。避難者の大半は東京電力福島第1原発事故に伴う福島県からの人々で、栃木県庁に駐在する福島県避難者支援課の担当者は「生活基盤が移ってしまったこと、放射能問題への不安など、避難の長期化には複雑な要因が絡んでいる」と指摘する。

県によると、県内避難者は福島県からの2780人(1098世帯)が最多。ほかは宮城県86人、岩手県20人、茨城県1人。福島県避難者のうち、避難指示区域からと、それ以外の地域からの自主避難者は半々程度という。避難先は県内全25市町に分かれる。

復興庁の統計によると、2011年7月に約2800人いた県内への避難者は12年2月、3200人弱まで増え、その後減少に転じた。

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