2016/03/08

県産食品の規制解除 森田知事、台湾県長に「理解を」

2016年3月8日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201603/CK2016030802000188.html

森田健作知事は七日、来日中の台湾・雲林県の李進勇県長(知事)と会談し、東京電力福島第一原発事故により、台湾で続く県産食品の輸入規制について「千葉の食材は放射線は全く問題ない」と、解除に向け理解を求めた。

雲林県は台湾の中でも有数の農業県で、李氏は、幕張メッセ(千葉市美浜区)で八日から開かれる国際食品展示会「フーデックスジャパン」に出展するため、県内の首長、生産者、流通会社など計約二十人とともに来日した。

李氏らは会談に先立ち、県農林総合研究センター(同市緑区)で、農産物の放射性物質検査を視察。ニンジンを使った検査を見学し、二〇一二年十二月以降、基準値を超えた品物はないなどの説明を受けた。

李氏は「放射線物質検査は分かりやすかった。食の安全の問題は台湾でも一番関心が高い。今回見たことを台湾の人たちに伝えたい」と述べた。 (村上一樹)

森田知事(左)と握手を交わす李進勇県長=県庁で

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