2016/03/11

放射性物質で出荷自粛や停止の食品 ピークの8分の1に

2016年3月11日 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160311/k10010438881000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質の影響で、出荷の自粛や停止となった食品の件数は今年度は先月末現在で279件と、ピーク時の8分の1に減っています。

食品に含まれる放射性セシウムの検査は福島や宮城など17の都と県で行われていて、国の基準を超えた場合は出荷が自粛されるほか、地域的な広がりがみられる場合は政府が出荷停止を指示します。

厚生労働省によりますと、出荷の自粛や停止となった食品の数は、平成24年度の2372件をピークに年々減少していて、今年度は先月末の時点で279件とおよそ8分の1に減っています。現在は14の県の一部の地域で原木しいたけや山菜、いのししの肉など人が生産を管理していない食品を中心に出荷の停止が続いています。

厚生労働省は「農地の除染が進んだことなどから、基準を超える食品は大幅に減少している。今後も自治体と連携し安全な食品が流通するよう検査を続けていく」としています。

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