2016/05/05

山形/まつりで4年ぶりクマ汁 規制解除


山形/まつりで4年ぶりクマ汁 規制解除
2016年05月01日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160501_53030.html

マタギ文化が400年にわたり息づく山形県小国町小玉川地区で4日、「熊まつり」が開かれる。東日本大震災後、規制が続いていた県産クマ肉の出荷が3月に解除され、名物のクマ汁を2012年以来4年ぶりに販売する。

東京電力福島第1原発事故の影響で、山形や岩手など6県産のクマ肉出荷が制限対象となっていたが、震災後初めて、山形県産のみ一部解除となった。まつりでは、マタギが町内の山で仕留めたクマを調理し、およそ400~500人分のクマ汁を従来より200円安い1杯800円で提供する。

熊狩りの模擬実演や神事をはじめとした伝統儀式の披露もある。連絡先は小国町観光協会0238(62)2416。



4年ぶりのクマ汁堪能 山形・小国町で熊まつり
2015年5月4日 産経新聞
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160504/dly1605040015-n1.html

東北地方などで集団により狩猟をするマタギの里として知られる山形県小国町で4日、捕獲したクマを供養する「小玉川熊まつり」が開かれた。東京電力福島第1原発事故の影響で中止していたクマ汁の販売が4年ぶりに再開され、来場者は伝統の味を堪能した。

山形県のクマ肉は国の基準値を超える放射性物質が検出されたため、2012年9月に出荷が制限された。今年3月、全頭検査を条件に制限が解除されたのを受け、祭りでは12年5月以来のクマ汁販売が実現した。

この日は朝から雨の中、クマ汁の食券を買い求める多くの人が列をつくり、約1時間で400食が完売した。


出荷一部解除で4年ぶりの熊汁 小国 /山形
毎日新聞2016年5月5日 地方版
http://mainichi.jp/articles/20160505/ddl/k06/040/005000c

山で狩りを営む「またぎ文化」が息づく小国町で4日、第37回小玉川熊まつりが開かれた。東京電力福島第1原発事故後、制限されていたクマ肉の出荷が3月に一部解除になったことを受け、4年ぶりに名物「熊汁」が提供された。復活を記念して従来より200円安い1杯800円で販売された。【山中宏之】

山形県のクマ肉から基準値を超える放射性物質が検出されたため、2012年9月に国の原子力災害対策本部が出荷を制限した。「またぎ文化」の継承ができなくなるなどの町民の声を受けて、国へ制限解除を求めるよう同町が昨年8月、県に要請。県と町が協議を重ね、今年3月17日に申請した。国は、放射性物質の全頭検査で1キログラム当たり100ベクレル以下▽個体識別のために体重や捕獲場所を記した調査票作成−−などを条件に同日解除した。クマ肉の出荷制限は山形のほか、岩手、宮城などにかかっていたが解除は初。

まつりでは、クマ狩りの様子の実演や神事などが披露された。クマ肉や大根、ネギ、コンニャクが入ったみそ味の熊汁約400杯は完売した。家族6人で訪れた河北町のタクシー運転手、佐賀修さん(62)は「脂身に甘みがあっておいしいね」と笑顔だった。30年以上またぎをしている小国町猟友会の舟山真人・副会長(54)は「文化の理解につながればうれしい」と話した。



4年ぶりクマ汁「おいしい」 山形・小国の祭りで販売
2016.5.5  産経新聞
http://www.sankei.com/region/news/160505/rgn1605050025-n1.html

東北地方などで集団により狩猟をするマタギの里として知られる山形県小国町で4日、捕獲したクマを供養する「小玉川熊まつり」が開かれた。東京電力福島第1原発事故の影響で中止していたクマ汁の販売が4年ぶりに再開され、来場者は伝統の味を堪能した。

山形県のクマ肉は国の基準値を超える放射性物質が検出されたため、平成24年9月に出荷が制限された。今年3月、全頭検査を条件に制限が解除されたのを受け、祭りでは24年5月以来のクマ汁販売が実現した。

この日は朝から雨の中、クマ汁の食券を買い求める多くの人が列をつくり、約1時間で400食が完売した。

山形県米沢市から両親らと訪れた小学6年の三浦遼真君(11)は「肉がやわらかくておいしい」と笑顔でクマ肉を頬張っていた。新潟県佐渡市の主婦鈴木瑞恵さん(46)は「出荷制限がずっと続くのかと心配したけど、やっと食べることができてうれしい」と話した。

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