2019/10/30

【報道リンクまとめ】10月30日(水)

【10月30日(水)】

先月の食品分析、基準値超は5件 南相馬・放射性物質/福島:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20191030/ddl/k07/040/044000c

福島産大豆など EUが輸入規制緩和 :日本農業新聞
https://www.agrinews.co.jp/p49112.html

2019/10/28

【報道リンクまとめ】10月28日(月)

【10月28日(月)】

マカオ、9都県の輸入解禁=果物、野菜、乳製品-農水省   時事ドットコムニュース 

原発避難者の住宅守れ 追い出し迫られる人の支援を 都内で集会    しんぶん赤旗

2019/10/25

【報道リンクまとめ】10月24日(木)・25(金)

【10月24日(木)】

「試験操業」...海域拡大へ 福島第1原発の半径10~20キロ圏内 福島民友
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20191024-426846.php

仮置き場の除染土流出相次ぐ 福島県、早期搬出呼び掛け 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191025_63005.html


【10月25日(金)】

除染廃棄物の袋1個流出、栃木 那須町、台風19号で 共同通信
https://this.kiji.is/560321737709585505?c=39546741839462401


 





2019/10/23

【報道リンクまとめ】10月23日(水)

【10月23日(水)】

台風大雨で除染廃棄物54袋流出 2015年に前例 教訓生かせず:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019102302100018.html

福島沖でシロメバル漁自粛 福島県漁連、独自基準超え: 産経新聞https://www.sankei.com/life/news/191023/lif1910230040-n1.html

茨城)台風15号で倒壊の原子炉冷却施設 設計など調査へ 原子力規制委:NHK https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/24738.html

10/26(土)東京/第2回市民立法チェルノブイリ法日本版学習会「誰がためにチェルノブイリ法日本版条例は鳴る」を開催


8月30日(金)に、東京都調布市で行った市民立法「チェルノブイリ法日本版」学習会「なかったことにはさせない!--福島原発事故の人権侵害」(その報告は->こちら)、







この日の学習会に参加した人たちから、次のような素朴な疑問が寄せられました。

《チェルノブイリ法日本版条例は、条例を制定する市町村の住民を守るために作るとしたら、それがゴールなの?自分たち住民さえ守られればそれで足りるものなの?一体誰のために作るものなの?》

これに答え、さらに、具体的にどんな中身を備えた条例を作る積りなのかについても、もう少し突っ込んだ説明と条例案の検討をするため、第2回目の学習会を、週末に、以下の要領で開催することに決めました。

末尾が今回のチラシです。その全文PDFは->こちら

◆ 日時:2019年10月26日(土) 18:30~ (開場18:00) 
◆ 会場:調布市文化会館たづくり(公式サイト) 1002学習室 (10階)
東京都 調布市小島町2-33-1 
京王線調布駅下車 広場口から徒歩3分

  電話  042-441-6111(代表)->地図)    

◆ 演題: 第2回、市民立法「チェルノブイリ法日本版」学習会
  「誰がためにチェルノブイリ法日本版条例は鳴る
  --その条例は誰が、何のために、誰のために作るの?
  --どんな内容なの?キーワードと言われる予防原則とどんな関係があるの?」  

   ※ 参考情報

  * 【中間報告】「チェルノブイリ法日本版」伊勢市条例(柳原案) と解説(2017.10.3)

  * なぜ今、チェルノブイリ法日本版条例の制定なのか--チェルノブイリ法日本版その可能性の中心--(1)~(11) (2017.6.29)

◆ 講師: 柳原敏夫(市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会・共同代表)

◆ 主催: 市民が育てるチェルノブイリ法日本版の会・調布

◆ 連絡先 042-482-7834(三宅征子)


OurPlanetTVより/小児甲状腺がんの再発11人〜福島県立医大手術例




(OurPlanetTVより転載させていただきました。
詳細は、OurPlanetTVサイトでご確認ください。  子ども全国ネット)

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2442

福島県の小児甲状腺がんをめぐり、これまでに180例以上の患者を執刀している福島県立医科大学の鈴木眞一教授が日本甲状腺学会で、はじめて再発数を発表した。2018年9月までに血液検査を追跡可能だった半摘患者151人のうち、11人に再発が認められたという。


日本甲状腺学会の会場。写真撮影は厳しく規制されている














2018年9月までの178人を解析

鈴木教授は、悪性の患者がはじめて見つかった2012年8月から昨年9月までの6年間に、甲状腺の葉切除手術を行った患者の術後の甲状腺刺激ホルモン(TSH)を発表。手術をした178人のうち血液検査の追跡調査が可能だった151人を調べたところ、69人・45.7%の患者が、術後にTHSが上昇し、甲状腺機能低下状態にあったと報告した。

甲状腺がん摘出後、再発リスクが高い患者には、TSHを抑制する治療を行うことがある。通常は「チラージン」とよばれる薬を服用するが、鈴木教授は、保護者が投薬を嫌がることや骨粗鬆症リスクが高まるなどを理由に、昆布や海藻類などヨウ素の含まれた食材を食材から排除する「ヨウ素制限食」の指導を実施していると説明。すべての患者で効果があり、概ね1年程度で、基準値を下回ったという。


ヨウ素の含まれた食品。昆布や海藻だけでなく、ラーメンやカレー、ドリンク類にも含まれている

さらに鈴木教授は、再発患者についても言及。調査対象の151人のうち、11人(7.3%)に再発が認められた報告した。11人のうち術前にTSHが基準値以上だったのは5例で、鈴木教授は、再発症例は、THSの高さによるものではないとの考えを示した。

TSHを抑制するためにヨウ素を制限するという方法は、これまでの治療法の中になかったことから、フロアからは「TSHを下げるために「ヨウ素制限」するという方法はどこでもやっているのか」といった疑問や「甲状腺機能が改善する治療成績が高すぎるのではないか」といった指摘が投げかけられたが、鈴木教授は、子どもに薬を服用させたくない保護者が熱心に取り組むため、効果が高いのではないかと回答。外食の際のうどんや寿司、インスタント食品も食べないよう指導していると述べた。

甲状腺がん患者の再発数、初の公表

福島県の小児甲状腺がんをめぐっては、手術症例も十分共有されない中、再発や転移数もこれまで明らかになっていなかった。2016年9月に福島市で開催された「第5回放射線と健康についての福島国際専門家会議」の質疑の中で、鈴木教授が「few」と回答。数人の再発患者が存在することを明かしたものの、正確な人数は明らかにしてこなかった。

一方、福島県の甲状腺専門家会議の鈴木元部会長は2017年に座長に就任した当初、手術症例や再発数の把握も重要だとの認識を示していたが、当時、検査を担当していた福島県立医大の大津留晶教授は臨床情報は把握できないとして回答せず、その後2年間、ほとんど検証されてこなかった。

ちなみに、福島県の甲状腺がんの再発については、小児甲状腺がん患者に経済支援を行なっている民間団体「3.11甲状腺がん子ども基金」が昨年度から、再発患者へ対する療養費の追加給付を実施しており、その内容を定期的に公表している。今年3月までに給付実績によると、原発事故当時福島県に居住していた甲状腺がん患者97人のうち、12人が再発による再手術を受けており、鈴木教授の公表した人数より再発数が多い。

医大に通院していた患者の中には、再発の診断を契機に他の病院に転院している患者もいる。それらの人数が今回の公表したデータに含まれているかについて、鈴木教授は回答していない。

甲状腺がん子ども基金149人に給付〜福島での再発転移12人
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2405

みんなのデータサイトより/台風19号水害被災地 土壌放射能調査を開始します




https://minnanods.net/blog/news/entry-1423.html


関東〜東北の非常に広範囲に渡り、台風19号による河川の氾濫で多大な被害が出ました。あらためてお見舞い申し上げます。
 
各地で今なお、懸命な復旧作業が行なわれているところですが、原発事故による放射能の高汚染地域での氾濫により、汚泥に放射能が含まれていることが危惧されます。
 
みんなのデータサイトでは、そうした土壌の測定をしてもらえないか?という要望を受け、緊急で氾濫土の測定を受け付けることとしました。
緊急を要するため、先行して受け入れが可能な、名古屋の測定室「C-ラボ」での受け入れをスタートします。
 
測定を希望される方は、下記の事前説明と調査野帳をお読みの上、汚泥のサンプリングを行なってください。
 
*従来の「土壌ベクレル測定プロジェクト」とは採取方法が異なります。深さ5cmの採取スタンダードではありません。家の床に溜まった土など、流れて来た浅い土をスプーンや園芸用スコップなどで集めてもらう採取となります。
*砂質には放射性物質がたまらない可能性が高いので、粘土質の土の採取をお願いします。(例えば3枚目の写真の土の断面図では、上の方に粘土質、下の方は砂質なのが見て取れます。表面に近い粘土質の部分を採取してください)
*集める量は、150ミリリットルです。
*必ず所定の野帳(採取状況がわかる報告書)にご記入ください。
*土は、出来るだけ乾いたものをお願いしたいですが、若干の水分を含んでいる状態のものでも結構です。
*測定料は無料です(測定室までの送料は各自でご負担をお願いします)。
*採取はなるべく早めに行なってください。
*測定は、11月いっぱい受け付けます。
 
なお、被災地に土壌採取のみを目的に入られることは、被災された方の心情や復旧の妨げとなるためご遠慮ください。
被災された方ご当人のご希望、または支援に入られた際にその当事者の要望を尊重し、確認を取られた上で採取をお願いします。
 
測定結果は、直接依頼された方へお知らせします。
災害でもたらされ、自宅に流入したり、乾燥して舞い上がったりする土壌がどの程度のセシウムを含むかを知ることにより、復旧作業における放射能防護の道しるべとなることを願っています。

また、個人情報に配慮しつつ、流域別・地域ごとの地図がいずれ作成できればとも考えています。
採取に適した場所は、明らかに災害による土壌とわかるところです


採取する場所は、このような場所で、明らかに新たに流れた土壌とわかるところが適地です。
また家屋内に入り込んだ土など、明らかに今回の災害によりもたらされた土壌であることがわかるところから採取をお願いいたします。
土のとり方について


土の取り方は、このように新たに堆積した部分を採取してください。
堆積した厚みが薄い場合は、広い面積の採取をお願いします。

この写真では、掘られた部分の下の方は砂質になっているのが見て取れます。
砂には放射能はほぼ含まれませんので、それより上の粘土質(表面の茶色の細かい土の部分やその下のグレーの部分)を採取するようにしてください。
野帳(フィールドノート・記録用紙)に必要事項の記載をお願いします。
*記載に漏れがある場合、測定および結果のお知らせができないことがあります。

こちらを印刷して、必須項目に記載をお願いします。
採取した土壌と一緒にお送りください。送り先は野帳の下部に記載があります。
※紙が濡れないよう、梱包をお願いします。



PDFをダウンロードして印刷、記載ください。
測定申し込みの期限 2019年11月まで、測定を受け付けます。
災害後の条件が変わらないうちに、速やかに採取し、Cラボへお送りください。

2019/10/22

【報道リンクまとめ】10月22日(火)・23日(水)

【10月22日(火)】

原発避難今度は台風 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20191022-OYTNT50022/


【10月23日(水)】

台風大雨で除染廃棄物54袋流出 2015年に前例 教訓生かせず 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019102302100018.html

福島沖でシロメバル漁自粛 福島県漁連、独自基準超え
産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/191023/lif1910230040-n1.html

日本産食品の輸入規制、ブルネイが撤廃表明
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51284600T21C19A0PP8000/

2019/10/20

10/21(月)オープンミーティング開催します!

台風による甚大な被害に対し、被災されたみなさまへ心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を、心より祈念しております。


NPO子ども全国ネットでは、月に1回運営メンバー7~8人で定例ミーティングを行っています。
今年度は、新しい試みとして、その定例ミーティングのあとに出入り自由のオープンな時間を設けることになりました。 6月に1回目の「オープンミーティング(仮)」を行い、今後も開催を継続していきます。

子ども全国ネットでは、これまで、放射能や原発事故の影響について知り、学び、話す場として、年に一度の周年企画や、たべものをテーマにお話会などを開催してきましたが、そのたびに、継続的につながる場の必要性を実感してきました。

そして、事故から8年が過ぎ、復興を掲げて行われる東京オリンピックが近づく中だからこそ、もっと気軽に、もっと身近に、おしゃべりできる場が必要になるのではないかと考えました。

試験的なスタートとなりますが、とくにテーマなどは設けず、ざっくばらんなおしゃべりの場としたいと思います。 場所は、いつも定例ミーティングを開いている子ども全国ネットのホーム「新宿代々木市民測定所」。 名前はそのままですが、引っ越しして住所は中野坂上になりました。

大したものはありませんが、お茶くらいはご用意できます。 運営メンバーは、定例ミーティングの後ここで昼ご飯を食べていますので、ご持参いただいて一緒に食べながらでもよし、お茶を飲みにくるもよし。 普段あまりお目にかかれないゲルマニウム半導体検出器も見学できちゃいます。 ぜひおしゃべりしに来ませんか?

【開催日】10月21日(月)12~15時 ※
【場所】新宿代々木市民測定所
    東京都中野区中央2-48-4 小倉ビル1F
    丸の内線中野坂上駅 2番出口より徒歩7分
    (青梅街道沿い、日産自動車販売のとなり)
 【参加費】無料
【申込み先】info@kodomozenkoku.com

※当日参加も歓迎です。
※お子様の同伴についてはメールからご相談ください。
※測定器の管理のため室温が低くなっています。羽織るものをお持ちください。
※入口が共用で中から開ける必要があります。入口に到着されましたら、
    03-6821-3877(新宿代々木市民測定所)までご一報ください。
※出入り自由です。 みなさまのお立ち寄りをお待ちしております。

主催・お問い合わせ先NPO法人子ども全国ネット info@kodomozenkoku.com

2019/10/18

【報道リンクまとめ】10月17日(木)・18日(金)

【10月17日(木)】

福島第1原発事故 福島の高校受験相談会 山形で来月10日 県内避難の親子対象 /山形 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20191017/ddl/k06/040/029000c

IOC、福島食材の安全強調 各国五輪委に説明 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/GCO2019101701002393.html

除染の雑草、台風で川に流出か=空の10袋発見-福島 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101700502&g=soc


【10月18日(金)】

福島の放射線監視装置33台故障 台風19号で水没か 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101801001128.html

2019/10/14

【報道リンクまとめ】10月12日(土)・13日(日)・14日(月)

【10月13日(日)】

福島で川に除染廃棄物が流出:西日本新聞
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/550923

滋賀)原発事故備えヨウ素剤を全県民に 市民団体を13日に結成:中日新聞https://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20191013/CK2019101302000020.html


【10月14日(月)】

福島原発の汚染水処理 WHO地域総会で問題提起=韓国政府/YONHAP NEWS AGENCY
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20191014004500882

原発誘致の鍵握る地元有力者 地域社会の論理にのまれる電力/SankeiBiz
https://www.sankeibiz.jp/business/news/191014/bsm1910140500002-n1.htm

台風19号の水爆弾で…福島で放射性廃棄物流流出 /中央日報
https://japanese.joins.com/JArticle/258516

2019/10/12

チェルノブイリ子ども基金より/2020 チェルノブイリ34周年救援カレンダー 申込み受付中!

(毎年情報をいただく、チェルノブイリ子ども基金さんよりカレンダーのお知らせです。
詳細はサイトをご覧ください。↓ 子ども全国ネット)
http://ccfj.la.coocan.jp/saishin.html














「チェルノブイリ子ども基金」は1996年から、ウクライナとベラルーシの甲状腺手術後の子どもたちの保養プロジェクトを現地のサナトリウムで開催。2008年からは、甲状腺手術後の子どもと他の臓器の腫瘍病や血液・リンパ系の病気の子どもたち、また甲状腺手術を受けた親とその子どもたちも保養に招待しています。ベラルーシの子ども健康回復センター「希望」の医師は、「汚染地域に住んでいる子どもたちは全体として免疫力が低く、何らかの健康上の問題がある」と言います。一定期間であっても、汚染のない地域で安全な食べ物を食べて過ごす保養は、子どもの健康維持・回復に効果があります。このカレンダーは、保養に参加した親子や、日本の里親から支援を受けている子どもたちの写真で構成されています。

定価800円 送料別(6部まで200円)(10部以上:1部700円/送料無料)
お申し込み方法:Fax 、E-mailまたは郵送でお申し込みください
お支払方法:お届けするカレンダーに同封の郵便振替用紙でお振り込みください。

  









































カラー、サイズ:縦30 cm×21 cm(見開きA4サイズ)
撮影:チェルノブイリ子ども基金 佐々木真理
デザイン:川島進デザイン室
発行・制作:チェルノブイリ子ども基金

★カレンダーの収益は、チェルノブイリと福島の原発事故により被災した子どもたちの救援金にあてられます。2019年版の収益は57万円でした。

★チラシ宣伝にご協力いただける方はご連絡ください。






















チェルノブイリ子ども基金
〒177-0041 東京都練馬区石神井町3-16-15-408
TEL/FAX 03-6767-8808
E-mail cherno1986@jcom.zaq.ne.jp
HP http://ccfj.la.coocan.jp/
郵便振替 00160-4-98316

OurPlanetTVより/甲状腺がん疑い230人〜福島県検査で13人増加

(10/7に開催された県民健康調査検討委員会の報告をOurPlanetTVより転載させていただきます。中継アーカイブなど、詳細は下記OurPlanetTVサイトよりご覧ください。
  子ども全国ネット)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2440

東京電力福島第1原発事故以降、福島県民の健康診断のあり方を議論している「県民健康調査」検討委員会の第36回目の会合が7日、福島市内で開かれた。2016年以降に実施された甲状腺検査結果が公表され、悪性ないし悪性疑いと診断された患者は3巡目が5人、4巡目が8人の計13人増え、計231人(うち1人は良性のため230人)となった。また手術を受けて甲状腺がんと確定した患者は168人となった。



2011年5月にスタートして以来、5期目に入った検討委員会。18人の委員のうち交代したのは、福島県臨床心理士会の成井香苗氏や甲状腺外科医の清水一雄氏ら5人。座長には、2013年2月に山下俊一氏が座長を退いて以来、3期7年にわたって座長を務めてきた星北斗氏が続投することとなった。事故当初から県民健康調査に関与してきた量子科学技術研究開発機構(量研)の明石真言氏が、量研の退職を受けて今年7月に退任したことから、事故当初から委員だったのは星北斗氏のみとなった。

甲状腺検査「5巡目」〜検査のデメリット強調
会議では、7月末に任期を終えた委員改選前からの継続課題だった検査の「お知らせ文」について、主に議論した。背景にあるのは、通常より格段に多い甲状腺がんが見つかっていること。検査によって、治療の必要のない甲状腺がんを見つける可能性が指摘される中、甲状腺検査評価部会の委員らが「検査の不利益(デメリット)」を強く打ち出すべきだと主張していた。

その結果、従来は「治療の必要のない変化も数多く認めることになる」との表現だったが、新たな「お知らせ文」では、「一生気づかずに過ごすかもしれない無害の甲状腺がんを診断・治療 する可能性や、治療に伴う合併症が発生する可能性、結節やのう胞が発見されることにより 不安になるなどの心への影響つながることなどが考えらる」と踏み込んだ表現に変更。検査開始時には記載されていなかった「検査の不利益(デメリット)」が強調される内容に書き換えられた。



委員からは、「社会的不利益」とは何かといった質問や「メリットの記載が少ない」「子どもや保護者が読むには内容が難しい」などの声があがったものの、時間的な制約を理由に、座長に一任することとなった。福島医科大学の倫理委員会を経た上で、来年4月に開始される甲状腺検査5巡目(本格検査4回目)からこの「お知らせ文」が使用される。

甲状腺検査の今後のあり方を議論
また星座長は、甲状腺検査の今後のあり方も検討が必要だと提案。2020年の任期中に、甲状腺検査をはじめ、県民健康調査の将来のあり方について議論を進める考えを示した。

しかし、双葉郡医師会長の堀川章仁氏は「健康面への不安を持つ人は多い。」として、2年間ではなく、5年程度の長いスパンで検討するよう求めた。また福島大学教授の富田哲氏も「いきなり縮小の動きが出ると、「見捨てられた」という印象を持つ人がいるのではないか」と述べ、検査の縮小に反対した。一方、国立がん研究センターの津金昌一郎氏は、「任意性を持った検査が求められる。」と指摘。いったん立ち止まって、見直すべきだと主張した。

3〜4巡目も甲状腺がんの検出は継続
放射線の影響を否定する報告書が採択された検討委員会。通常より数十倍の甲状腺がんが見つかっているのは、「治療の必要がないがんを見つける「過剰診断」」による可能性が指摘されているが、3巡目、4巡目になっても、短期間に新たな甲状腺がんが発見されている。



3巡目では、甲状腺がんの悪性ないし悪性疑いと診断された29人の2巡目の検査結果は、A判定が19人(65%)(A1が6人(20%)、A2が13人(44%))、Bが7人(31%)で、未受診が3人(10%)。A2と診断された13人のうち、5ミリ以下の結節があった子どもは3人で、29人のうち16人は、2年前の検査時には結節がまったく観察されていなかったことになる。

また4巡目では、13人のうち、前回3巡目の検査結果が、A判定が10人(75%)(A1が2人(15%)、A2が8人(61%))、Bが3人(23%)。A2と診断された8人のうち結節があった子どもは2人で、13人のうち6人は、2年前の検査時にはやはり、まったく結節が観察されていなかった。

検査を実施している福島医大では、「過剰診断」の懸念を解消するため、悪性を強く疑う症例以外は穿刺細胞診を行わないなど、当初に比べて慎重に検査を行っていると説明する。検討委員会後の記者会見で、検査を担当する福島大の志村浩巳教授は、B判定から悪性と診断されたケースについて「細胞診適用条件を厳しくしてきた結果」とする一方、A判定だった患者については、「2年間の間にがん化したもの」との考えを示した。

また、男女比がほとんど変わらないといった点について、甲状腺外科の吉田明氏は「確かに、年齢が下がると、男女比は縮むが、それでも1対3や4で、1対1に近い今回の結果は、通常とは異なる」と述べ、特異であるとの考えを示した。男女比については、これまでも繰り返し議論になっているが、検討委員会や福島医大で科学的な検証は一切行われていない。

資 料:
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-36.html

10/21(月)〜各地で食品中の放射性物質で意見交換会 農水省ほか

https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2019/09/190925-39200.php

(こうした場に参加して、市民として意見を伝えることは大事と思いながら、最近の様子はどうなのでしょう。参加された方の感想や意見など、お待ちしています。 子ども全国ネット)

農林水産省は、消費者庁、内閣府食品安全委員会および厚生労働省と連携して、10月21日に宮城県、11月8日に福岡県、11月22日に京都府、11月27日に東京都で、食品中の放射性物質に関する意見交換会を公開で開催する。


東日本大震災発生時の東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故を受け、食品中の放射性物質の基準値が設定され、これに基づいて出荷制限などが行われてきた。
 

震災から8年以上が経過し、関係者による低減対策などにより、現在では、食品から基準値を超える放射性物質は検出されなくなった。
 
一方で、震災直後と比べ消費者が報道などで関連情報を得る機会が減ったため、現状を知らないまま不安を抱えている人もいる。
 
この意見交換会では、「これまでを知り、これからを考える」をテーマに、放射性物質の基礎知識や、流通している食品中の放射性物質の現状について、専門家・行政から情報提供を行った後、生産者、事業者など関係者とともに、消費者が普段の生活の中で抱いている疑問や不安について意見交換を行う。
 
なお、この意見交換会のプログラムの詳細は、農水省のウェブサイトで公開され、配付資料および議事録は終了後にサイトに掲載される。

【意見交換会の概要と申し込み方法】 

【宮城会場】
▽日時 10月21日(月)13時30分〜16時30分
▽会場 仙都会館8階会議室
▽所在地 宮城県仙台市青葉区中央2−2−10
▽会場URL http://www.sentokaikan.co.jp/access/

【福岡会場】
▽日時 11月8日(金)13時30分〜16時30分
▽会場 エルガーラホール7階中ホール
▽所在地 福岡県福岡市中央区天神1丁目4番地2号
▽会場URL http://www.elgalahall.co.jp/access/

【京都会場】
▽日時 11月22日(金)13時30分〜16時30分
▽会場 京都市国際交流会館イベントホール
▽所在地 京都府京都市左京区粟田口鳥居町2番地1
▽会場URL http://www.kcif.or.jp/web/jp/access/

【東京会場】
▽日時 11月27日(水)13時30分〜16時30分
▽会場 CIVI研修センター日本橋5階N5HALL
▽所在地 東京都中央区日本橋室町4−1−6クアトロ室町ビル
▽会場URL https://www.kaigishitu.com/detail/31743/

◆募集人数
東京会場:定員150人
宮城会場・福岡会場・京都会場:定員100人
※申し込み多数の場合は抽選とする場合がある。

◆内容
▽基調講演「放射線の基礎知識と食品中の放射性物質」(仮題)
▽行政担当による情報提供「食品中の放射性物質の対策と現状」
▽意見交換
 コーディネーター:すずき まどか氏
 パネリスト:学識経験者、生産者、事業者、消費者
 質疑対応:消費者庁、内閣府食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省

◆参加申込要領
▽申し込み方法
 インターネットでの申し込みは、「参加申し込み入力フォーム」で申し込む。
 
▽申し込み締切
【宮城会場】10月15日必着
【福岡会場】11月1日必着
【京都会場】11月15日必着
【東京会場】11月20日必着
▽参加者の決定
○開催3日前までに、郵送またはFAXで連絡。
○参加者には「参加証」を郵送またはFAXで送付。当日会場受付で提示が必要。

2019/10/11

【報道リンクまとめ】10月10日(木)・11日(金)

【10月10日(木)】


【10月11日(金)】
実証栽培コメ上々 大熊・大川原地区で2年目 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20191010-OYTNT50200/

山形)震災から8年7カ月 県内避難者の支援、模索続く
https://www.asahi.com/articles/ASMB75D1WMB7UZHB00D.html

サクラシメジから基準値超セシウム 城里で採取 茨城新聞
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15707069014196

人間活動が放射性物質の流出促進、福島原発事故の追跡調査 大学ジャーナルオンライン
https://univ-journal.jp/28228/

10/11 食品中の放射性物質の検査結果について(1152報)

東京電力福島原子力発電所事故を踏まえて自治体等において行われている食品中の放射性物質の検査結果について、別添のとおり取りまとめましたので、公表します。

1 自治体の検査結果

岩手県、盛岡市、宮城県、仙台市、秋田県、山形県、茨城県、栃木県、さいたま市、川越市、千葉市、船橋市、柏市、東京都、文京区、神奈川県、横浜市、新潟県、山梨県、岐阜市、静岡県、愛知県
 
 ※ 基準値超過なし

 PDF 検査結果(PDF:6MB)


2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果

※ 基準値超過なし     
PDF 検査結果(PDF:127KB)


3 国立医薬品食品衛生研究所における検査

※ 基準値超過なし 

(参考1)


(参考2)

2019/10/09

【報道リンクまとめ】10月9日(水)

【10月9日(水)】

【神奈川】フクシマはまだ終わっていない 現地の人々の現状、写真で伝える あすから多摩区役所で 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201910/CK2019100902000145.html

大熊町・復興拠点立ち入り規制緩和へ 来春を目標、利便性向上 福島民友
https://this.kiji.is/554477989682873441?c=39546741839462401

2019/10/08

【報道リンクまとめ】10月8日(火)


【10月8日(火)】

「甲状腺検査3巡目」新たに1人がん確定 確定19人疑い10人に 福島民友
https://this.kiji.is/554092835339813985?c=39546741839462401

「甲状腺検査」議論を継続 検討委員、必要性や任意性など指摘 福島民友
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20191008-422104.php

コウタケから基準値超える放射性物質 峠の駅で販売  エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Recall_38341/

2019/10/07

【報道リンクまとめ】10月5日(土)・6日(日)・7日(月)

【10月5日(土)・6日(日)】

【10月7日(月)】

ドイツで議論「東京五輪報道は原発事故の危険性伝えて」 alterna online
http://www.alterna.co.jp/28240

宮城知事「県民は強い憤り」 韓国与党議員らの放射性物質地図公表で 産経新聞
https://www.sankei.com/world/news/191007/wor1910070010-n1.html

福島原発の汚染水処理 韓中日会合で問題提起へ=韓国当局 chosun online
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/07/2019100780156.html

EU、年内にも輸入規制緩和へ=福島・宮城県産などの食品 時事ドットコムニュース
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100700713&g=eco

【日本乳腺甲状腺超音波医学会】山下俊一氏が福島での学術集会で講演。厳重な「撮影一切禁止」の中で、原発事故による健康影響を否定、甲状腺ガンも「放射線の影響では無い」 BLOGOS
https://blogos.com/article/408922/

宮城などで進む汚染牧草処分「すき込み」とは 細かく刻み土に混ぜ 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019100702000142.html

韓国政府、国際会議で福島汚染水問題を公論化する 中央日報
https://japanese.joins.com/JArticle/258302

2019/10/04

【報道リンクまとめ】10月3日(木)・4日(金)

【10月3日(木)】

原発処理水の大阪湾放出、井戸知事改めて慎重姿勢 松井氏の案巡り 神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201910/0012755131.shtml

福島第1原発事故 大崎試験焼却 地裁が説明求める セシウム放出の有無 /宮城 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20191003/ddl/k04/040/109000c

【10月4日(金)】

阿武隈川のアユの出荷制限解除 国の基準値下回る 産経新聞
https://www.sankei.com/region/news/191004/rgn1910040024-n1.html

原発自主避難者提訴を可決 福島県議会が住居退去求め 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019100402000130.html


10/4 食品中の放射性物質の検査結果について(1151報)


https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07115.html

東京電力福島原子力発電所事故を踏まえて自治体等において行われている食品中の放射性物質の検査結果について、別添のとおり取りまとめましたので、公表します。
 

1 自治体の検査結果
北海道、札幌市、青森県、岩手県、宮城県、山形県、茨城県、宇都宮市、群馬県、埼玉県、さいたま市、千葉市、東京都、文京区、神奈川県、横浜市、新潟県、静岡県、浜松市、京都府、大阪市、松山市

※ 基準値超過(10件)
NO.3845 静岡県産 アンズタケ(Cs:150 Bq/kg)
NO.4166 群馬県産 ツキノワグマ肉(Cs:170 Bq/kg)
NO.4168 群馬県産 ツキノワグマ肉(Cs:190 Bq/kg)
NO.4189 群馬県産 イノシシ肉(Cs:130 Bq/kg)
NO.4192 群馬県産 ツキノワグマ肉(Cs:160 Bq/kg)
NO.4195 群馬県産 ツキノワグマ肉(Cs:110 Bq/kg)
NO.4207 群馬県産 イノシシ肉(Cs:110 Bq/kg)
NO.4217 群馬県産 ツキノワグマ肉(Cs:250 Bq/kg)
NO.4220 群馬県産 ツキノワグマ肉(Cs:500 Bq/kg)
NO.4655 宮城県産 ツキノワグマ肉(Cs:130 Bq/kg)

検査結果(PDF:8MB)
2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果

※ 基準値超過なし
   
検査結果(PDF:137KB)


3 国立医薬品食品衛生研究所における検査

※ 基準値超過なし

    
検査結果(PDF:94KB)

(参考1)
検査結果概略(本日公表分)(PDF:98KB)

(参考2)
令和元年度公表検査結果(概略)(PDF:264KB)

2019/10/02

10/2 食品中の放射性物質の検査結果について(1150報)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06993.html

東京電力福島原子力発電所事故を踏まえて自治体等において行われている食品中の放射性物質の検査結果について、別添のとおり取りまとめましたので、公表します。

1 自治体の検査結果

札幌市、青森県、岩手県、盛岡市、宮城県、仙台市、秋田県、山形県、栃木県、宇都宮市、群馬県、さいたま市、川越市、千葉市、船橋市、東京都、文京区、江東区、江戸川区、神奈川県、横浜市、川崎市、新潟県、山梨県、京都府、大阪府、大阪市、神戸市、尼崎市、島根県、高知市

※ 基準値超過なし
検査結果(PDF:7MB)


2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果

※ 基準値超過なし    
検査結果(PDF:264KB)

3 国立医薬品食品衛生研究所における検査
※ 基準値超過なし    
検査結果(PDF:82KB)


(参考1)
検査結果概略(本日公表分)(PDF:100KB)

(参考2)
令和元年度公表検査結果(概略)(PDF:263KB)

(参考3)
原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限等(PDF:1MB)