2014/06/01

国連科学委議長:低線量被ばく「がん発生率に影響せず」と発表

国連科学委員会(UNSCEAR)の結論はすでに資料等で報道されていましたが、記者会見をしたということで報道されていました。「がん発生率に影響せず」との結論ありきの発表です。国連人権委員会では、人権の側面から、予防原則にのっとった対応に言及していましたが、UNSCEARは、事前の報道と同じように、影響はないと断言しています。ただ、福島県の甲状腺がんの子どもが出ていることについては、「放射性物質の影響ではない」とは言わず、「結論めいたことは言えない」としていますが。

この「福島報告」に関しては、すでにヒューマン・ライツ・ナウなどのNGOから批判が出ていました。OurPlanetTVが詳細を報告してくれています。ぜひあわせてご覧ください。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1662

国連科学委議長:低線量被ばく「がん発生率に影響せず」
毎日新聞 2014年05月30日 21時06分

 東京電力福島第1原発事故の健康影響について報告書をまとめた国連科学委員会のカールマグナス・ラーソン議長が30日、東京都内で記者会見した。長期の低線量被ばく影響を懸念する声があるが、「今ある情報をもとに判断すると、がんの発生率に影響しない」と語った。
 一方、福島県内で甲状腺がんと診断された子どもが出ていることについて「何が原因かを判明させるのは非常に困難だ。事故からまだ3年であり、結論めいたことは言えない」と述べた。

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