福島原発事故:避難指示解除の都路地区東部 帰還23%
東京電力福島第1原発事故による避難指示が4月1日に解除された、原発から20キロ圏内の福島県田村市都路地区東部について、市は5日、自宅に戻った住民が23.1%の81人(5月23日現在)だったと発表した。避難指示解除後、市が帰還の実態調査をしたのは初。
市によると、調査は市が5月中旬、地区の全12行政区長に依頼し、各区長が訪問や電話による聞き取りを行った。解除された20キロ圏内の住民登録者数は112世帯350人(5月1日現在)。これに対し、解除区域での帰還者数は81人。帰還世帯数は34世帯で帰還率は30.4%だった。
記者会見した冨塚宥暻市長は20%台の帰還率について「意外と少ないという感じだ。4月に解除されたばかりで畳や壁など自宅の補修が終わっていないのだろう」と述べ「夏ごろには帰りたいという人もいる」と帰還が進むことに期待を示した。
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