2015/06/02

6/3 再放送/NHK Eテレ ハートネットTV 『福島・避難者アンケート』.

早稲田大学「災害復興医療人類学研究所」・早稲田大学人間科学学術院が、NHK仙台放送局と共同で行ってきた一連の大規模アンケート調査の結果を放映する第3段です。NHKスペシャル、NHKクローズアップ現代、につづき、これが最後になります。

いわゆる「自主避難者」の方達のストレスが、帰宅困難者の方達のストレスに匹敵するほど高いことが、今回の調査から明らかになりました。結果の一部を紹介します。

改定出来事インパクト尺度(IES-R)の平均得点です。25点以上が、PTSDの可能性が高いレベルと言われています。

1.帰宅困難区域+居住制限区域  IES-R=25.9点
2.避難指示解除準備区域  IES-R=22.9点
3.旧緊急時避難準備区域  IES-R=19.8点
4.区域外避難(自主避難)  IES-R=24.9点
5.原発事故以外の理由による避難  IES-R=21.1点


NHK Eテレ ハートネットTV『福島・避難者アンケート』
再放送2015年6月3日(水曜)PM1:05-1:34


福島第一原発の事故から4年が過ぎた今も、避難生活を余儀なくされている12万人の人々。NHKでは大学と共同で、避難者1万6000人にアンケート調査 を実施。住まい、経済状況、帰還の意向、心身の健康状態など、100項目にわたって現状を尋ねました。その結果、実に4割を超える人々がPTSD(心的外 傷後ストレス障害)を抱えている恐れがあることが判明。背景には、前例のない長期避難や経済的困窮、人間関係の悪化などがあることがみえてきました。何が 福島の人々の心を追い詰めているのか、今後どのような支援や政策が求められるのか、考えてゆきます。

出演者
辻内 琢也さん(早稲田大学人間科学学術院 准教授)
今井 照さん(福島大学行政政策学類 教授)
山田 賢治アナウンサー


http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2015-05/27.html
原発事故・避難者アンケート―何が福島の人々を苦しめているのか―
2015年5月27日(水曜)再放送2015年6月3日(水曜)

放送内容


避難生活を続ける女性





福島第一原発事故の避難者1万6000人にアンケート調査を実施
















何が福島の人々の心を追い詰めているのか考える





福島第一原発の事故から4年が過ぎた今も、避難生活を余儀なくされている12万人の人々。NHKでは大学と共同で、避難者1万6000人にアンケート調査を実施。住まい、経済状況、帰還の意向、心身の健康状態など、100項目にわたって現状を尋ねました。その結果、実に4割を超える人々がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えている恐れがあることが判明。背景には、前例のない長期避難や経済的困窮、人間関係の悪化などがあることがみえてきました。何が福島の人々の心を追い詰めているのか、今後どのような支援や政策が求められるのか、考えてゆきます。

★今回実施したアンケートについて
早稲田大学人間科学学術院とNHKが共同でアンケート調査を実施。福島県内の8つの市町村(双葉町、葛尾村、 楢葉町、広野町、いわき市、郡山市、福島市、相馬市)の1万6千世帯あまりに配布。およそ2割の2800 世帯あまりから回答を得た。

★国の避難指示区域について
国は、福島県の一部に避難指示を出している。「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」の3つの種類がある。

★困りごとについてご相談したい方はこちらのダイヤルへ
よりそいホットライン 0120-279-338 24時間通話料無料 
音声ガイダンスが流れた後、8を選択していただくと、被災者支援専用ダイヤルへ直接つながります。
→詳しくは、こちらをご覧ください。http://279338.jp/yorisoi/

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