中国・広東省 輸入禁止地域からの日本産粉ミルク632缶を返送
2015年06月04日 新華ニュース
http://www.xinhuaxia.jp/social/71060
最近、広州出入境検験検疫局が日本産粉ミルク632缶を発見し押収した。粉ミルクの包装に標識された産地は東京都で、日本福島原発事故の発生後に定められた輸入禁止地域に属するほかに、日本政府により出された放射性物質検査合格証明書、原産地証明といった資料を提出できないため、広州出入境検験検疫局駐郵弁が関連規定に基づき、粉ミルクを返送することを決めた。
粉ミルクは越境EC B2B2Cによって購入され、計537.2キログラム、価額は6万元前後となる。
2011年に日本福島原発事故の発生を受け、中国国家品質量監督検験検疫総局(質検総局)が2011年4月に第44号「日本から輸入された食品・農産物への検査・検疫・規制をさらに強化する公告」を出し、日本福島原発事故の食品、農産物への影響を懸念することで、日本の福島県、群馬県、栃木県、茨城県、宮城県、山形県、新潟県、長野県、山梨県、埼玉県、東京都、千葉県など21都・県からの食品、食用農産物、飼料の輸入を禁止する方針だった。2011年6月に、国家質検総局が「日本から輸入された食品・農産物への検査・検疫措置を調整する通達」を発布し、日本の山梨県、山形県の2011年5月22日以降に生産された、中国の要求に合致する食品・食用農産物・飼料の輸入を認める方針だ。
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