福島／「ふるさと創造学」推進 双葉郡教育復興ビジョン推進協計画書を策定

２０１６年３月３０日　福島民報
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/03/post_13544.html　

双葉郡の町村教委や文部科学省、復興庁、県教委などでつくる県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会は２９日、郡山市で会合を開き、平成２８年度から３年間の活動の方向性を定めた「双葉郡教育復興ビジョン推進計画書」を策定した。

計画書策定は、構成団体などが双葉郡の教育復興に向け、共通認識を持って取り組むのが目的。より具体的な実施計画は年度ごとに策定する。

計画書では、双葉郡の児童生徒がふるさとや復興に関して考え、学ぶ「ふるさと創造学」の一層の推進をはじめ、郡内の小中学校や避難先での教育環境充実、地域コミュニティーと協働による教育などを盛り込んだ。

協議会の副座長を務める武内敏英大熊町教育長は「東京電力福島第一原発事故から５年が経過したが、双葉郡の教育は復興の途上にある。関係機関で互いに方向性を確認しながら取り組んでいきたい」と説明した。