これまでの「暫定」規制値ではない基準を策定中の厚労省。
これができると、「暫定」ではないことから、
自治体等の対応なども、これを元に決まっていくことが予想されます。
どのような基準になるのか、
全国から注目し、討議していく必要があると思います。
(子ども全国ネット 伊藤)
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食品に含まれる放射性セシウムの規制値を見直している厚生労働省は、新たに「乳幼児用食品」の分類を設け、粉ミルクや離乳食などの規制値を設定する方針を固めた。放射性物質の影響を受けやすい子どもに配慮した。二十四日に開く同省の薬事・食品衛生審議会に提案する。
現在の暫定規制値の「野菜類」「穀類」「肉・卵・魚・その他」の三分類は「一般食品」として一つにまとめることも提案する。摂取量が多いことから現在も他の三分類より規制値が厳しい「牛乳・乳製品」は「牛乳など」とし、「飲料水」の分類は残す。
このため、現在の五分類は、新設する「乳幼児用食品」を含めて四分類とする。
同省が三月に定めた暫定規制値では、規制値を算定する基となる放射性セシウムの被ばく線量の上限は年五ミリシーベルトだが、同省は十月に年一ミリシーベルトに引き下げることを表明している。これに伴い、分類ごとの規制値も引き下げられる。
年五ミリシーベルトをもとに放射線の強さを表すベクレルに換算した現在の暫定規制値は「野菜類」「穀類」「肉・卵・魚・その他」は一キログラム当たり五〇〇ベクレル、「飲料水」「牛乳・乳製品」は同二〇〇ベクレル。暫定規制値は食品の半分が汚染されていると仮定してベクレル数を計算しているが、「食品のすべてが汚染されているとの仮定が必要」との声もある。このため、新たな規制値は、現在の値の五分の一から十分の一の間に設定される見通し。
乾燥した状態だと放射性物質の濃度が高くなる茶やキノコなど乾燥食品については、別に規制値を設ける意見もあったが、水に戻した状態で検査し「一般食品」や「飲料水」に組み入れる。
新規制値は審議会の議論を経て、年内をめどに決定する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011112102000017.html
子ども全国ネット:お母さんたちがつながるブログのほうにきたコメントです。紹介させてください。
返信削除☆☆☆ 食品の規制値を適正化する最後のチャンス ☆☆☆
食品の規制値を適正化する最後のチャンスです。
ここで緩い値に決まったら、次に規制値を下げるチャンスはいつになるか判りません。
厚生労働省の「国民の皆様の声募集」ページから意見を送りましょう!
http://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/sanka/koe_boshu/
意見のポイントの例
【例1】
“乳幼児”も特別配慮が必要ですが、ドイツ放射線防護協会の提言のように12歳以下の“子ども”、17歳以下の“青少年”も特別配慮が必要ですよね。
【例2】
現在の5分の1じゃ、まだまだ危なすぎですよね。現在の10分の1でもまだ危ないですよね。
【例3】
加工食品もきちんと規制値を作らないとですよね。
もっと、指摘ポイントありませんか?
基準値に騙されないで
返信削除基準値は所詮、経済的な損失を最小限に抑えるため、無知な国民をうまくコントロールするために国が作った都合のよいルールにすぎません。すなわち、私たちは国の思惑どおりに、都合の良いルールの中でサッカーをプレーさせられているわけです。本当の意味での食品の汚染の指標となる数値は原発事故前の農産物に含まれるセシウム濃度を比較することです。原発事故前の農産物に含まれるセシウム濃度、これは自然科学の世界ではコントロールと呼ばれるものです。東電発表による実際に魚に含まれるセシウム137の量は0.1ベクレル/キロだそうですhttp://savechild.net/archives/11710.html。100ベクレル/キロでも1000倍の濃度の放射性物質で汚染されています。国に高濃度汚染の食べ物が安全といわれても信用できないのは当然です。さらに、内部被ばくの影響はガンだけに目が向けられていますが、細胞自体の遺伝子が変異して、機能不全細胞が体の部位に残る場合もあるわけですから、長期的に器官の機能不全や2次的な疾患、精神的ダメージにも繋がると考えられます。内部被ばくの影響はわからないことが多いのです。国民の健康は経済発展の基盤です。国は国民の健康を犠牲にして経済を優先させるべきではありません。まず国民の健康を守る断固たる姿勢を示して政策を展開すべきです。国は早急に農産物の原発事故前に含まれる魚、コメ、野菜のすべての種類の正確な濃度(ベクレル/キロ)を早急に測定して国民に公表するべきだと思います。我々はこの値を知る権利があります。