昨日の文科省交渉では、現在、進行中のさまざまな施策についても聞くことができて、有意義な時間だったと、参加した誰もが思いました。
その中で、確認したことですが、11月の時点で、弁当や水筒の持参については配慮が必要という見解を、すでに、文科省としては各都道府県教育委員会へ伝えています。
ところが、まだまだ、現場ではそれが生かされず、悩み葛藤している親子も多い
ことと思います。あらためて、ですが、こちらにアップしておきますので、ご確認ください。
安全・安心のための学校給食環境整備事業について
事務連絡
平成23年11月21日
各都道府県教育委員会学校給食主管課 殿
文部科学省スポーツ・
青少年局学校健康教育課
学校給食の食材の安全確保に関し御尽力いただいているところですが、このたび平成23年度補正予算(第3号)が成立し、文部科学省において安全・安心のための学校給食環境整備事業を実施することとなりましたのでお知らせいたします。
この事業は、学校給食に関し、より一層の安全・安心を確保する観点から、学校給食用食材の検査を行うための放射線検査機器の整備に必要な経費を補助するものであり、域内の市町村の意向も踏まえ、御検討くださるようお願いいたします。また、関係部局との情報共有を図り、十分連携の上進められるようお願いいたします。
現在、当該事業の交付要綱を制定中であり、制定次第関係都道府県に通知いたします。
なお、7月20日付事務連絡で示したところですが、給食実施者及び学校におかれましては、引き続き保護者等への必要な情報提供に配意をお願いいたします。また、放射性物質に対する不安から、保護者等が弁当や水筒の持参を希望する事例もあることから、その際には十分な説明と配慮をお願いいたします。
各都道府県教育委員会におかれましては、域内の市町村教育委員会に対して周知くださるようお願いいたします。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1313438.htm
原発事故以来、福島の子どもたちへの「20mSv問題」など、文科省の対応には、あまりに疑問点が多すぎました。
すでに9ヶ月が過ぎています。早急に、線量測定、給食をはじめとして幼稚園・学校教育時の子どもの安全、何より、原子力を扱う部署に対する「ムラ」解体の方針など、文科省には心して取り組んでほしいという思いで、要望してきました。
(文科省正副大臣との面会の様子はこちら)
私はこの文を読んで弁当持参が認められるのかと思ってました。
返信削除さいたま市の給食担当課に聞いたところ学校への通達はしているが学校から保護者への通達はしてないとのこと。
保護者はこのことを知らないのです。
文科省に尋ねると「十分な説明と配慮」は各学校の判断に任せており、学校によっては安全なものを提供しているという理由で弁当持参を許可しない場合もある」と言われました。
なんですか?この曖昧さ??
抗議しました!!
・保護者の意思を尊重すること
・給食はもはや強制されるものではない
・選択制を導入すること
(市ごとに対応がまちまち)
早く認められるよう、抗議の数も必要だと思います。
匿名さん
返信削除さっそくのコメント、ありがとうございます。
いろいろな考え方があるかと思いますが、
私は、あまり教育の場にトップダウンですべて通ることが浸透するのはどうかと思っていることもあって、
この「事務連絡」を使って、自治体や学校に交渉していくという意味でアップさせていただきました。
「この対応をもって『十分な説明と配慮』と言えるかどうか」ということを各学校で要望していく形が
いろいろなことを考えてみた時に、いいのではないかと思ったりします。
もちろん、今回、給食における内部被曝を防ぐことは
危機管理という点では、トップダウンで早急な対応が必要だという側面もあるので、一概には言えないと思ってはいます。
私の地域でも、産地公表一つとってみても、各学校で対応がちがいます。
いいところのものを真似て、どんどん前進していってほしいと願い、地道な作業や交渉をしています。
でも、その過程で得られるものもあり、結局は、学校という現場で
「子どもたちを被曝から守る」
という意思統一が図られていくことなしには、今後の長い放射能との格闘に対処していくことができないのでは、とも思っています。
・保護者の意思を尊重すること
・給食はもはや強制されるものではない
・選択制を導入すること
(市ごとに対応がまちまち)
こういう声がどんどん自治体や学校の現場に聞こえていくことが必要なので
やはり匿名さんのようなアクションが重要だと思います。
とても魅力的な記事でした!!
返信削除また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。