牛乳メーカーも放射性物質を検査 消費者の健康不安受け
2012年1月17日 17時09分
牛乳に含まれる放射性物質の健康への影響を心配する声が高まっていることから、大手乳業19社などでつくる業界団体の日本乳業協会(東京)は17日までに、行政の検査とは別に、メーカー各社が独自に牛乳を検査し、結果を公表する方針を固めた。
行政側も検査の頻度を高め、これまで2週間に1回程度だったものを週1回にする方向。日本乳業協会は「給食の現場や消費者からニーズがある」として、検査機器の準備や検出限界値の設定など具体的な検査方法、メーカーからの公表開始時期を検討している。
同協会には明治、雪印メグミルク、森永乳業など大手各社が加盟している。
【東京新聞】
という報道がありましたが、これについて、日本乳業協会では、ホームページに
以下のように書いています。
放射性物質検査に関する報道について
本日の新聞朝刊等で「日本乳業協会は、牛乳に含まれる放射性物質の検査を行ない、公表する方針を固めた」との報道がなされていますが、このような事実はございません。配信元の共同通信に対し、記事の内容が間違っている旨の申し入れを行ないました。
厚生労働省からの検査要請や消費者・学校給食現場からのニーズを受け、また来年度からの新基準値が適用されること等から、検査の実施の是 非やその方法、検査する場合の公表の方法などについて昨年末より検討を開始しておりますが、公定法となる検査方法が示されていないことなどから、結論を得 るに至っておりません。
できるだけ早急に結論を得たいと考えております。
http://www.nyukyou.jp/topics/20120118.html
…私個人の意見ですが、
早急に結論を、と思ったら、もっと急いでください。
すでに10ヶ月……子どもたちは食育の名のもとに
学校給食を通して半強制的に毎日牛乳を飲んでいます。
ちゃんと公表してくれる誠実な姿勢があれば、まだしも安心できるのに、こういう姿勢では、不信感をもってしまいます。牛乳はセシウムだけでなくカルシウムに似ているストロンチウムが入っている危険があるといわれて心配なので、今はうちでも牛乳を買うのをやめました。
返信削除給食で牛乳を飲むのを自主的にやめてねと娘(5歳)に頼んでいます。本当は、保育園に親の私が「うちは飲みません」と言えばいいのですが。
返信削除園では、牛乳を飲むと先生がほめてくれるのだそうです。私は、牛乳は危険であること、大丈夫かもしれないけど、測定していないからわからない。大丈夫かどうかはっきり判ったら飲もうねと伝えています。
今日は娘が自主的に「放射能が入っているかもしれないから牛乳は飲まない」と先生に伝えたそうです。(迎え時に保育園の先生から聞いた)
「園では安全な牛乳を提供しているのですが」と言われました。本当に安全なのか数値が出ていないので判らないのになあ。
一緒に食事したとき、お友達から、言われる言葉。「なんで牛乳飲まないの?」「牛乳飲まないと大きくなれないよ?」の言葉もあります。
複雑な気持ちですが、意を決して、牛乳は飲みませんと宣言しようと思います。毎日、半強制的に飲まされちゃう牛乳。
うちでは飲まなくても。
今からでも。
牛乳飲みません宣言されている、みなさんは、子どもにどうやって説明したり、お友達や先生方へどうやって理解してもらっていますか? 教えていただけるとうれしいです。
匿名さん
返信削除そうですね、真剣に取り組んでいる姿勢が見えれば、検査が追いつかない状況でも、良心を感じて信頼できることもあるでしょうが、政府も東電も、そして今回のこのような姿勢にも、そうした良心のひとかけらも感じられず、不信感が募ってしまいます。
みみりんさん
日本では、給食=「牛乳」が入っています。なぜそれほど牛乳が定着したのかという歴史を学ぶと、いろいろなことが見えてきます。
そして「牛乳信仰」がつくられていき、こうした指導の背景にあるのだと感じます。放射能の対応から、いろいろな食にまつわる問題につきあたりますが、一つ一つ考えていくことにも意味があるのだと思います。
というわけで、皆さんのお知恵をコメントで寄せてくださいね。
ちなみに先生へは、調べた事実をきっちりお話していいのではと思いますが、「安全」かどうかを問うのではなく、私は「安心」できないから飲ませたくないと伝えるほうが通りやすいかもしれません。「国の基準値内である(4月以降の)50Bq/kgであれば安心とはとても思えない」という数値やグラフを添えて出したという方もいらっしゃいますね。
お子さんにも「お母さんが安心できないものは飲ませたくないから」というほうが、他の子は「安全」じゃないものを飲んでいるという葛藤が少ないかもしれません。