2011/08/03

放射性物質拡散予測の最新情報

①ドイツ気象局の放射能拡散予測中止

ドイツ気象局が放射能拡散予測を7月29日で停止するという発表を受け、
予測発表の継続のお願いメールをDWDへ送ろうとあちこちのブログや
ツイッターなどで呼びかけがありました。
しかし、残念ながらドイツ気象局の継続的発表は今後見込みがないとのことです

Twitterで呼びかけ、集まった投票結果と寄せられたコメントを翻訳し、
印刷したものをドイツ気象局に持ち込み、スタッフと直に会って交渉された方がいらっしゃいます。
その結果報告が以下のサイトでご覧いただけます。


<ドイツ気象局への放射性物質拡散予測の存続希望の話し合いとその結果>

http://togetter.com/li/169362

(日本からDWDに届いた多数のメールについても触れられています。)



②拡散予測ページの案内

そして現在はMeteomedia(スイス)の拡散予測ページが見られるようになっています。
ただし、こちらの拡散予測もドイツ気象局のものと同じく
「放射性物質が放出された場合の計算に基づき予測されたもの」であり、
必ずしもその通りというものではありません。
あくまでも「想定」であることにご注意ください。


<Meteomedia(スイス民間)による放射性物質拡散予測のページ>

◆訂正◆ 8月3日時点で
     スイス気象局(国営)による放射線物質拡散の予測ページと明記してしまいましたが
     Meteomedia(民営)によるである事を訂正いたします。大変失礼いたしました。


  http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra/weather-in-japan.html



ウィンドウは上から順に
■放射性物質の拡散予測(高度別に3パターン)
■風の流れ
■雲(降雨)
■温度
各ウィンドウに日本時間、現地時間が併記されています。
Watch weather movies with a closer zoom into Japan →本州拡大
Watch weather movies concerning conditions in Eastern Asia →東アジア地域表示

見落としてはならないのが、日本の文部科学省のサイトマップへリンクがはられていることです。
Radioactivity in japan → 文部科学省サイトマップへリンク。

ここにSPEEDIのサイトがリンクされる日が来るよう、みんなで国へ働きかけましょう。
いつまで外国の情報にお世話になるのでしょう?
政府の対応を待つばかりでなく私たちからも日本政府へ働きかけませんか?



③日本政府・気象庁にSPEEDIによる放射能拡散予測公開の要望を出しましょう。

福島第一原子力発電所の事故により、大量の放射性物質が空気中に拡散されました。
昨日も1号機と2号機の間の配管で毎時1万ミリシーベルトが計測されたニュースがありました。
まだまだ収束の見通しが立たない中、日本が国民の税金で開発・運用してきたSPEEDIを
ぜひ国民に分かりやすい形で「 SPEEDIによる放射能拡散予測動画 」として
常時公表してくれるよう、関係省庁に働きかけましょう。


■文部科学省 原子力安全課 原子力防災ネットワーク
「環境防災Nネット」 ※SPEEDIデータの公表サイト

ご意見・ご質問送信フォーム

http://www.bousai.ne.jp/vis/form/question.php


■文部科学省

ご意見・お問い合わせ 入力フォーム

https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry29/

代表電話番号 03-5253-4111
IP電話代表番号 050-3772-4111


■気象庁

気象庁に対するご意見・ご感想 入力フォーム

https://jma-net.go.jp/cgi-def/admin/C-101/opinion/postmail.html

代表電話番号 03-3212-8341



参考動画:<三宅島火山性ガスの拡散予測シミュレーション SPEEDI 3Dアニメーション>
http://www.youtube.com/watch?v=nU7UlvWhzP0


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