●6月までの年間外部被曝線量
伊達市全域で、今年6月までの1年間の市民の外部被曝(ひばく)放射線量は平均1ミリシーベルト以下だったことがわかった。28日、市が公表した。その前の1年間は5地区のうち3地区で平均が1ミリを上回っていたが、5地区とも線量が2~4割減った。
調査を受けたのは、比較的線量の高い地区の子どもや妊婦を中心にした約1万9千人。2012年7月から13年6月の調査では、月舘、霊山、保原の3地区の住民の平均線量が1.29~1.04ミリだったが、今回は0.86~0.80ミリといずれも1ミリを下回った。市内全域の平均は前回の0.89ミリから0.75ミリになった。
5ミリ以上だった住民は前回、全体の0.14%だったのが今回は0.06%に。一方、1ミリ未満の住民は66.26%から74.58%に増えた。線量減の原因について仁志田昇司市長は「除染の効果に加え、半減期が比較的短い放射性物質の自然減少も影響している」と分析する。
2014年8月29日
朝日新聞より
http://www.asahi.com/articles/CMTW1408280700008.html
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平均が1ミリシーベルト以下だったことよりも、「子どもや妊婦を中心にした」対象者のなかで、1ミリ未満の住民は74.58%…ということは、25.42%、つまり1/4の人は1ミリ以上の被ばくをしている、という現実。しかも、ガラスバッジによる被ばく量測定は、何割も減少してカウントされているにも関わらず…だ。これまでの累積被ばくを考えると、いまだ1ミリ以上の被ばくをしていることが懸念される。
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