2015/11/15

廃炉人材育成始まる 核燃サイクルなど講義 福島高専

2015年11月15日 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2015111526736

いわき市の福島高専で14日、東京電力福島第一原発の廃炉について指導し、技術者育成を目指す専門教育プログラムが始まった。
 
3年生対象の「廃炉と社会」、4年生対象の「廃炉工学」で合わせて約50人が受講する。初日は「廃炉と社会」で、香川高専の天造秀樹講師が原発と核燃料サイクルについて講義した。政府が示した平成42年度時点の最適な電源構成(ベストミックス)や現在のエネルギー自給率などを説明しながら、原発の長所と短所を考察。プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電なども紹介した。

福島高専の進める廃炉関連事業は今年10月、文部科学省の「廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」に採択された。全国の高専教員や日本原子力研究開発機構(JAEA)職員らが生徒に指導する。




天造講師(右)から原発についての講義を受ける生徒

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