2015/01/20

除染不安 生活再建余儀なく 原発避難者、移住急増 本紙調査


2015年1月20日  東京新聞より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015012002000158.html


 東京電力福島第一原発事故の避難住民のうち、福島県内や首都圏などで土地や住宅を買い、移住を決める人が急増していることが、本紙の調査で分かった。二〇一三年度から購入が増え、一四年度は既に前年度を上回った。購入件数は累計で三千八百近くになる。政府は除染して住民を帰還させることを施策の中心にするが、早く生活再建したい住民の心情がうかがえる。 
 損害賠償の支払いに悪影響が出るとの懸念から、移住しても住民票を移さないケースが多い。本紙は実情を探るため、福島県や避難者数の多い十一都県の担当者に、避難指示区域の住民が移住先の不動産を買うと不動産取得税が軽減される特例の適用件数(購入件数)を取材した。その結果、一一年度は計七十三件だったのが、一二年度は七百三十六件、一三年度は千四百八十四件に達し、本年度は昨年十一月前後の段階での集計で既に約千五百件に上る。この四年間の累計は三千七百八十九件だった。
 大半の約三千二百件は福島県内への移住だが、隣接する新潟、栃木、茨城の三県は百件を超え、宮城県が五十八件、群馬、埼玉、千葉各県への移住も三十件を超えていた。
 こうした状況について、福島県の担当者は「基本的にはみんな帰りたい。しかし避難が長引き、放射能汚染の心配がなくならない。元の家や土地への賠償が本格化したのを受け、代わりの家を買う選択をした人が増えたのだろう」と分析している。
 移住先の不動産を買った人たちに取材すると、「避難生活の間に住み慣れた街に住みたい」(福島県双葉町から避難し、埼玉県加須市に中古住宅を購入した無職柚原(ゆはら)秀康さん)などの声が聞かれた。
 仮設住宅など不自由な場所ではなく、所有する住宅で家族一緒に生活再建したい思いがにじむ。ただ、元の住居がある避難指示区域で指示が解除されると、その一年後をめどに賠償が打ち切られる見通し。移住者が収入源をどう確保するかなど大きな課題が残っている。

 <不動産取得税の軽減> 原発事故で放射線量が高い帰還困難区域や居住制限区域に住んでいた人が、避難先などの都道府県で自宅に代わる家を買うと、法律の特例で、元の土地・家屋の大きさに応じて不動産取得税が軽減される。取材した11都県以外でも数は少ないものの適用例はあり、購入した不動産が安い場合には制度を使わなかった例もある。






2015/01/19

栃木県産シイタケ 安全アピール 2月に4年ぶり品評会 都内や県庁で即売も/栃木


2015年1月19日 下野新聞朝刊より
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20150119/1844732

 東京電力福島第1原発事故の放射性物質の影響による出荷制限や風評被害の影響で、2010年度の開催を最後に休止していた「県産きのこ展示品評会」が2月に4年ぶりに再開されることが、18日分かった。品評会に合わせ、東京都内の有名百貨店や県庁で展示即売会も実施する。都内でも販売することで、本県産の良質なシイタケをアピールするとともに、生産者の意欲喚起にもつなげる。

 品評会は県や県特用林産協会、JA全農栃木などで構成する実行委員会が主催する。栽培技術と品質向上を図る目的で、10年度の第46回まで毎年11~12月ごろに開催していた。

 しかし原発事故に伴い県内産原木生シイタケは現在、露地栽培が21市町、施設栽培が9市町で出荷が制限されている。厳しい環境の中、県は放射性物質に汚染されていない西日本などの原木に入れ替えたり、独自の生産工程管理基準を作ったりするなどして、生産者を支援してきた。

 その結果、13年秋以降に生産工程を管理して国の基準(放射性セシウムが1キログラム当たり100ベクレル以下)をクリアした個別農家ごとに制限解除が続く。これまで露地・施設栽培を合わせ、7市町計20農家(出荷自粛要請の那珂川町3農家含む)が出荷できるようになった。解除が広まりつつある中、県は品評会を復活させ、100人超の「解除予備軍」の意欲を高めたい考え。

 品評会は2月17日に県庁昭和館で審査を行う。原木と菌床の生シイタケ約350点が出品される。出品する農家数は100~150戸。1点当たり箱詰めで約500グラム。翌18日に都内百貨店と県庁本館で半数ずつ即売する。価格は高いもので1箱2千~3千円程度を予定する。

1/24 小豆川勝見さん公開講座「見えない放射能を測る〜不必要な被ばくを避けるために〜」/東京


[にしとうきょう市民放射能測定所あるびれおよりお知らせです。]

http://west-tokyo-albireo.com/2014/12/09/1893

1月24日に放射能測定を考える会•西東京と共催で、小豆川勝見さんをお招きして『見えない放射能を測るー不必要な被ばくを避けるためにー』という公開講座を開きます。


だれでも、今後長くつきあっていかなくてはならない放射能は、測定しなければ眼に見えません。小豆川さんは、誰にでもわかりやすく、原理を示して教えて下さいます。中学生、高校生の皆さんもどうぞ参加して下さい。

3/7〜「小さき声のカノン」東京・福島で公開決定! 予告編をどうぞ!

[鎌仲ひとみ監督が長いこと福島とその周辺の被災地、避難先、そしてベラルーシをまわりながら撮影し続けた膨大なフィルムから生まれた、大切な、大切なひとしずく……それがこの「小さき声のカノン」です。

福島第一原子力発電所で起こった事故、そして広がった放射能汚染のために多くの人が今も苦しみ悩み、つらい中で自分や家族の人生を考えあぐねています。でも、事故からもうすぐ4年。子どもたちはそんな大人をよそに、どんどん育っていきます。


子どもたちの未来のために、ここにただじっととどまっているわけにはいかないと、たくさんのお母さんたちが行動しました。避難した人、移住した人ばかりではありません。そこにとどまることを選択し、だからこそ行動しなくては、と立ち上がっている人……帰還した人、保養に出る人、保養を支援する人……鎌仲ひとみ監督が出会ったお母さんたちの中から、何人かの「お母さん」が映画に登場します。


そこから浮かび上がるのは、私がいまどこに立っているのかということ。同じ日本の中のこと、あのお母さんたちは私たちとちがう世界に住んでいるわけではない……311から4年になろうとする今、あなたは何を感じましたか?


私たちは、自分が住むこの地域で、何を考え、行動することができるのだろう……この映画をみて、そんなことを一緒に考え合えたらうれしいです。]



予告編はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=Wie--OFItJw




映画.comより

六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」など、核・被ばく問題をテーマにしたドキュメンタリーで知られる鎌仲ひとみ監督の最新作「小さき声のカノン 選択する人々」の公開が3月7日に決定し、予告編が公開された。
1986年のチェルノブイリ原発事故、そして27年後に起こった福島原発事故後、日本とベラルーシの主婦たちが自分たちの暮らしや子どもたちの命を守ろうと立ち上がる姿を追った。
予告編では、日々放射線量を気にかけながら子育てをする母親たちが、同じ境遇の仲間や遠くから支援をする人たちに支えられて連帯していく姿を紹介。子どもたちの未来に向け、できる限りのことをしようと奮闘する姿が映し出されている。
小さき声のカノン 選択する人々」は、3月7日シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
http://eiga.com/news/20150118/1/



公開の劇場最新情報は、こちらからどうぞ。
http://kamanaka.com/canon/theater/



















鎌仲事務所よりメッセージ:

2015年3月7日より
渋谷シアター・イメージフォーラム
フォーラム福島ほか
全国順次公開となります。
東京と福島の同時公開です。

また予告編も完成いたしました!
公式サイトでニュースを発信しております。
http://kamanaka.com/canon/news/information/265/

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早速映画.comというサイトで紹介していただきました!
http://eiga.com/news/20150118/1/

2015/01/18

「癒えぬ傷ある」 相模原の原発避難者 鹿目さんが講演



2015.01.18 神奈川新聞より
http://www.kanaloco.jp/article/82903/cms_id/121612


 東京電力福島第1原発事故の影響で、相模原市で自主避難を続ける鹿目久美さん(46)は、都内で子育て中の母親ら15人を前に講演した。「何年たっても癒えない傷がある」と阪神大震災の被災者をおもんぱかり、自身の境遇についても「伝えていかなければならないという責務を、あらためて感じている」と胸の内を明かした。

 鹿目さんは2011年夏、福島第1原発から約60キロの福島県大玉村の自宅を離れ、今は小学2年の長女と2人、相模原市緑区の実家に身を寄せる。「これ以上、娘を被ばくさせたくないと避難を決めたが、避難後もふさぎ込み、消えてしまいたいと思うことがあった」と振り返った。

 現在、放射能による健康被害の不安を抱える福島の親子を保養のキャンプに招く活動に携わるが、「放射能についての考えは人それぞれで、保養に行くということさえ口に出せないお母さんがたくさんいる」。地域によっても線量が異なり「同じ被災者、避難者の中でも本音を言いにくい状況が生まれている」と表情を曇らせた。

 事故から間もなく4年。鹿目さんは「自分がしていることが正しいかどうかは今でも分からないが、悩み、考えることが大事だと思う。20年後、今と同じ苦しみを口にしないためにも、前に進んでいきたい」と話した。


2015/01/17

放射線、正しく理解を 県が出前授業 専門家、学校に派遣/茨城

[専門家による学校等での出前授業が盛んに行われています。その中で、どのような授業が行われているのか、関心をもっておきたいと思い、アップしました。放射線を見る実験はよく行われているようですが、興味をひくことは良いとしても、鉱物による自然放射線を身近に感じることで、人工放射線による生体への被ばく影響の怖さを知らせないようなことがあれば、問題です。とりわけ、茨城県下には、大量のセシウムがいまだあるのですから、被ばく影響にしきい値がないこと、よって、どう無用な被ばくを避けていくか、「怖がるだけでなく」現実的にどう対処すべきか知らせるべきでしょう。 子ども全国ネット]

2015年1月17日 茨城新聞より
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14214135757788
 

放射線や原子力に関わる基礎知識の普及を図るのを狙いに県は本年度から、原子力の専門家を小中高校に派遣する取り組みを進めている。茨城原子力協議会(佐藤守弘会長)の職員が学校に出掛けて放射線を目視できる実験などを交えながら詳しく解説する。16日は筑西市稲野辺の市立竹島小(大山慎一校長、児童数238人)で出前授業が開かれた。

専門家派遣事業は国の原子力・エネルギー教育支援事業交付金を活用。昨年7月に始まった出前授業は、小中高それぞれの段階に応じた内容で、本年度は計32回実施する計画だ。

事業を受託する同協議会は、放射線の基礎知識と原子力の安全に関する知識の普及啓発のため、東海村の原子力科学館の運営や市民向け講座などを行っている。

同日の出前授業は同小の5年生45人が受講した。講師を務めた同協議会事務局次長の関田泰宏さんは、放射能と放射線の違いを懐中電灯に例えて「光が放射線で、光を出す能力が放射能。放射線が人体に与える影響を表す単位がシーベルト」などと説明した。

さらに、児童らは年間に受ける放射線量や放射線の種類、食品に含まれる放射性物質などを学んだほか、放射線の観測にも挑戦。アルコールの蒸気を充満させた箱の中で、鉱石から出る放射線が白い線となって飛び交うのを確認すると「すごい、見えた」などと、声を上げていた。

同小5年の石井晴弥君(11)は「普段は目に見えない放射線を見ることができて不思議」と感想を述べ、大山校長は「放射線を怖がるだけでなく、さまざまな分野で活用されていることも含めて正しく理解するために、専門家から学ぶ機会は貴重」と話した。



福島から佐賀への避難者 内部被ばく来月検査

[何度か書いていますが、よほどの外部被ばくと内部被ばくがない限り、ホールボディカウンターによる内部被ばく検査で検出されるということは、現在の日本では起こりません。にもかかわらず、いまだにホールボディカウンターによる健診を巡回させ、そのたびに「安全です」「内部被ばくはありません」と返事をする。ホールボディカウンターでは不検出になってしまう数値以下の汚染を体内に取りこんでいたとしても、「ありません」と言われてしまうことになります。]

2015年01月17日 佐賀新聞より
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/146512

 東京電力福島第1原発事故により、佐賀県内で暮らす福島県からの避難者を対象にした内部被ばく検査が2月5日から4日間、佐賀市の佐賀中部保健福祉事務所で実施される。福島県が2013年3月から県民健康調査の一環として進め、佐賀は26都道府県目。

 対象は原発事故時に福島県に居住し、その後に佐賀県へ避難した人。当時、胎児だった12年4月1日以前生まれの2歳以上も含む。

 検査には福島県所有の車載式ホールボディーカウンター(WBC)を使用し、大気や飲食物から体内に取り込んだ放射性セシウムを測定するほか、一生涯に受ける線量も推計できる。立った状態で2分ほどで終わる。検査は無料。結果は1カ月以内に郵送し、内容については専用のコールセンターで相談に応じる。

 佐賀県内の対象者は38世帯、85人。福島県県民健康調査課によると、現在までに10人程度の申し込みがあるという。事故から3年10カ月が過ぎての検査となったことに関し「福島県内もようやく本年度中に1回目の検査が終わる状況。できる限り進めてきたが、遅くなってしまったと思う」と説明している。

 検査日時は2月5日が午前10時半~午後4時半。6~8日は午前9時半~午後4時半。7、8の両日は会場の多目的ホールに避難者支援の相談窓口を開設する。検査日の3日前までに電話で申し込む。専用電話080(5743)5867、080(5743)5868。