2014/06/17

茨城・大子の子供に内部被ばく検査(YOMIURI ONLINE)


 大子町は、今年度5~16歳となる子供を対象にホールボディーカウンターなどを使った内部被ばく検査を行う。福島第一原発事故で放出された放射性物質の影響を心配する保護者の声を受けて決めた。今冬にも実施する。

 検査対象は約1500人。就学前の幼児と小中学生は全員、高校1年生の年代は希望者に行う。12月から来年3月にかけて検査する予定だが、受験などに配慮して、一部の年代は日程の繰り上げを検討している。福島県平田村にある「震災復興支援放射能対策研究所」で、体内に蓄積された放射性物質の量を測定するホールボディーカウンターと、甲状腺の2種類の検査をする。

 事業費は研究所まで子供たちをバスで送迎する費用など約970万円。

 大子町は今年2月、保護者に放射性物質が子供の健康に与える影響についてアンケートを行った。その結果、約7割が「健康への影響を心配している」と答え、このうち約9割が「内部被ばく検査を受けさせたい」と希望していた。

2014年06月16日

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