2016/02/19

核題材 原発事故後、親子の苦悩描く 来月5、6日アオーレ長岡 /新潟


2016年2月19日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160219/ddl/k15/040/132000c

東京電力福島第1原発事故から5年を迎えるのを前に、「長岡アジア映画祭実行委員会!」は3月5、6両日、長岡市のアオーレ長岡で「核」をテーマにした映画イベントを開く。

事故の風化を防ごうと毎年開いており、今年は核や原発を題材に撮り続ける鎌仲ひろみ監督のドキュメンタリー「小さき声のカノン−選択する人々」 (2014年、119分)がメイン上映作品。1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故から30年を経てもなお子どもたちの被ばく対策に取り組む活動 と、福島の事故後に子どもたちを被ばくから守ろうと模索する母親らとを重ね、終わらない原発事故の影響を描いた。

作品では、内部被ばくの心配がある子どもたちを放射線量の低い場所で静養させる「保養」がテーマになっている。上映後には、県内で福島の子どもたちを招いて保養活動を続ける市民グループや宗教団体、医療機関などの関係者らの活動報告もある。

同作の上映は6日午後1時から。世界各地の被ばく者を追って核汚染の現実を伝える「ヒバクシャ 世界の終わりに」(2003年、116分)など3作品も 上映する。前売り券(1回券)は1000円で、ながおか市民協働センターなどで販売。問い合わせは同実行委(090・4520・4222)。
【金沢衛】

0 件のコメント:

コメントを投稿