2017/12/22

アワプラプラネットTVより/【ライブ配信】25日13時半〜「県民健康調査」検討委員会

(アワプラプラネットTVは、日本では珍しいNPO法人による独立系メディア。独立性を重視して企業や行政からの広告料やスポンサー料は一切得ずに、子どもや環境、人権などのテーマを中心に、番組を制作しています。県民健康調査検討委員会の中継などをはじめ、「放射能から子どもを守る」活動も精力的に報道し、問題を追及し続けています。ただ、現在、活動を支える寄付が減少し、財政的に非常に厳しい状況が続いているそうです。ぜひ、市民による市民のためのメディアを支えていきましょう。子ども全国ネット)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2177


【ライブ配信】25日13時半〜「県民健康調査」検討委員会

12月25日13時30分から開催される福島県の「県民健康調査」検討委員会をライブ配信します。
 
日 時: 12 月 25 日(月) 13 時 30 分~16 時 00 分
会 場:ホテル福島グリーンパレス 2階 多目的ホール「瑞光」
議 事:(1)県民健康調査(詳細調査)について(2)その他
委員:
明石 真言(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 執行役)
稲葉 俊哉(国立大学法人広島大学 原爆放射線医科学研究所 教授)
井上仁(一般社団法人 福島県病院協会会長)
柏倉幾郎(国立大学法人 弘前大学 副学長(被ばく医療、COI担当))
梅田 珠実(環境省 環境保健部長)
春日 文子(国立環境研究所 特任フェロー 前国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長)
児玉 和紀(公益財団法人放射線影響研究所 主席研究員)
清水 一雄(医療法人社団金地病院 名誉院長)
髙野 徹 (大阪大学大学院 医学系研究科 内分泌代謝内科学講師)
髙村 昇(長崎大学 原爆後障害医療研究所 国際保健医療福祉学研究分野教授)
津金 昌一郎(国立研究開発法人 国立がん研究センター社会と健康研究センター長)
富田 哲(国立大学法人 福島大学 行政政策学類教授)
成井 香苗(NPO法人 ハートフルハート未来を育む会理事長)
星北斗(一般社団法人 福島県医師会副会長)
堀川 章仁(一般社団法人 双葉郡医師会会長)
室月 淳(地方独立行政法人 宮城県立こども病院 産科科長)
山崎 嘉久(あいち小児保健医療総合センター 副センター長・保健センター長


なお25日の開催を前に、OurPlanet-TVでは今年2度目の要望書を福島県に提出しています。

「県民健康調査」に関し、福島県に要望書を提出しました

福島県で194人もの小児甲状腺がん患者が見つかっている問題をめぐり、OurPlanetTVではこの2年間、福島県や福島県立医大に対して、詳細な手術症例の開示や臨床医の説明を求めてきました。その一部は個別取材や論文・学会などの発表により徐々に解明され、これまでもOurPlanet-TVで公表するとともに、科学雑誌※で詳細を報告してきたところです。
 
とはいえ今なお、再発・転移の状況をはじめ、臨床現場の状況は不透明なままです。「過剰診断」により「見つけなくてもよいがんを見つけている」との言説が流布していますが、OurPlanetTVの取材によれば、実態とかけ離れています。来週12月25日に開催される福島「県民健康調査」検討委員会に向け、改めて要望書を作成し送付いたしました。
 
                             2017年12月20日
福島県保健福祉部長
井出孝利殿
                           
冠省 

貴県が主催している「県民健康調査」検討委員会に関し、以下を要望いたします。
 
1、2次検査結果の正確な報告を求めます。
2次検査を担当した医師は、「甲状腺検査(二次検査)受付票(別添1—②)」に検査結果を記載する際、「次回の一次検査」「保険診療」「その他の保険診療」「再判定あり(A1、A2)」の4つに分類して報告することとなっています。この「二次検査診断」に準じた、2次検査結果の公表を求めます。なお、甲状腺がんと診断されている患者に検査の勧奨が送られ続けている現状への改善を求めます。
 
2、山下俊一副学長の委員会および記者会見への出席を求めます。
「甲状腺検査」を開始した責任者であり、現在も福島県立医大放射線医学県民健康管理センター甲状腺専門部会「診断基準評価部会」の座長として、検査の方針を決めている山下俊一副学長の検討委員会への出席を求めます。
 
3、鈴木眞一教授の委員会及び記者会見への出席を求めます。
福島県立医大でほとんどの小児甲状腺がん患者の主治医として、手術の執刀やその後の治療、経過観察を行っている鈴木眞一教授の検討委員会への出席を求めます。なお、前回甲状腺評価部会にて、昨年9月に国際専門家会議で公表された125例の手術症例が公表されましたが、本年10月に日本甲状腺外科学会で鈴木教授が発表した145例の手術症例の配付も併せて要望します。
 
4、十分な記者会見時間の確保を求めます。
検討委員会後の記者会見は、様々な専門家が記者に答える大変貴重な場となっています。しかし、徐々に、記者の質問に関する制約が強まっています。記者の全ての質問に回答できるよう、十分な会見時間の確保を求めます。
                           草々     
                           
特定非営利活動法人OurPlane-TV
代表理事 白石草

詳細はこちらから。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2203

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