2018/07/16

7/17(火),7/19(木),7/22(日)東京/証言ドキュメンタリー「福島は語る」上映会




(市民科学研究室よりお知らせいただきました。 子ども全国ネット)
https://www.shiminkagaku.org/201807_fukushima_film/

来る7月17日(火)、19日(木)、22日(日)に、証言ドキュメンタリー「福島は語る」の上映会を市民科学研究室の主催で実施します。







2時間51分の映画上映のあと、5分ほど上記助成活動の報告をさせていただき、さらに5分ほどアンケートをお書きいただくことにご協力ください。
多くの方々のご来場をお待ちしております。
証言ドキュメンタリー 福島は語る 【短縮版】(2時間51分)
制作:ジャーナリスト・記録映画監督 土井敏邦

この活動は、「立正佼成会一食(いちじき)平和基金」及び「ふくしま地球市民発伝所」による「一食福島復興・被災者支援」事業助成プログラムにより「福島県からの避難を理解するための福島県外での中学・高校・大学生向け教育(ワークショップ)プログラムの開発と実践」の一環として行うものです。
日時:7月17日(火)、7月19日(木)
   いずれも18時30分から21時40分(開場は18時00分、上映開始は18時35分)
   7月22日(日)
   14時00分から17時10分 (開場は13時30分、上映開始は14時05分)
場所:光塾COMMON CONTACT並木町(渋谷駅新南口から徒歩1分)
参加費:無料
定員:40名
お申込み:事前に予約申込をお願いします→こちらから
原発事故から7年が過ぎました。 日本は、2020年の東京オリンピックに向けて浮き足立ち、福島のこと は「終わったこと」と片付けようとしているように感じます。
しかし、原発事故による放射能汚染により人生を変えられてしまった十数万人の被災者たちの傷は疼き続けています。100人を超える被災者たちから集めた証言を丹念にまとめました。その‘‘福島の声”を、忘却しつつある日本社会に届けたいのです。【土井敏邦】
内容紹介(※は【完全版】(5時間30分)のみです。また短縮版では各章の時間が完全版よりいくらか短くなっています。)
第一章「避難」
「自主避難」をめぐる家族間の軋礫と崩壊、他県で暮らす避難者たちと福島に残る人びととの乖離、避難生活の厳しさ と苦悩に引き裂かれていく福島出身者たち。
第二章「仮設住宅」
4畳半ー間での独り暮らす孤独感と先が見えなしロミ安。「避難解除」され「仮設」を出ても、大家族が共に暮らす元の 生活に戻れない絶望感。
第三章「悲憤」
「補償」の負い目と“生きがいのの喪失。「帰村宣言」で補償を打ち切られた生活苦と先の見えない不安と病苦。“自死”の誘惑が脳裡を過ぎる。
第四章「農業」
「福島産だから」と避けられる農産物。福島を想いながらも他県産を求める自責と葛藤。農家は“農業と土への深い愛着”と、経営破たんの危機の間で揺れ動く。
第五章「学校」
差別を恐れ「原発所在地」出身だと名乗れない子どもたち。生徒数の激減で学校消滅の直面する大熊中学校の教師と生徒たちの闘い。
第六章「原発労働者」(※【完全版】のみ)
下請けの建設会社から搾取される労働者。形だけの「除染」。現場から見えてくる原発産業の構造。終わりが見えない「廃炉作業」を担う労働者たちの犠牲は今も続く。
第七章「汚染」(※【完全版】のみ)
空気中の放射線量を目安に「帰還」政策進める国。 一方で7年を経ても「放射能管理区域」以上の土壌汚染が各地に広がる。元「原発労働者」や 民間の測定者が実証する汚染の現実。
第八章「2つの原発事故」(※【完全版】のみ)
福島の原発事故の17年前にチェルノブイリを訪ね、福島と重ね合わせた詩人、若松丈太郎。原発建設が象徴する日本社会の差別の構造を読み解く。
第九章「抵抗」
水俣病と同様に被害を隠蔽し矮小化する国家の体質。福島原発に象徴さ れる根強い「東北差別」と“構造的な暴力”。事故の背後でうごめく国際的な原子力推進勢力の存在。それらと闘う反原発運動のリーダーたちの“抵抗”。
第十章「喪失」
「帰還困難区域」となった飯舘村・長泥で、家と農地、石材工場を失った住民。追し打ちをかけるように、将来に絶望した跡取り息子も“自死”で失う。原発事故で「人生を狂わされた」被災者の慟哭。
最終章「故郷」
「住民の一人ひとりの半生を全てを知る」故郷。「汚染されても美しい」故郷。原発事故が福島人に突き付けた“故郷” の意味。
土井敏邦さん プロフィール
ジャーナリスト、イスラエル・パレスチナ問題を中心に取材活動。ドキュメンタリー映画「沈黙を破る」「“私”を生きる」「異国に生きる」「「飯舘村―放射能と帰村―」監督。著書に「アメリカのユダヤ人」「沈黙を破る」「パレスチナの声、イスラエルの声」(いずれも)岩波書店)など。

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