2019/03/11

「決してあきらめない、休んでもやめない、希望を捨てない」

3.11
あの日から8年が経ちました。
多くの失われた命とご家族にむけてあらためて哀悼の意を表します。
私たち子ども全国ネットは、2011年7月の立ち上げ以来、放射能被害から子どもたちを守りたい、というワンイシューで繋がってきました。
また、子どもだけではなく、その保護者との対話、情報共有、連携も大切にしてきました。
当時は必死な思いで、その時その時にやるべきと判断したことを協力し合い、個々の持つ力を結集し、進んできました。
小さいながらも大きなものに抗い続けてきたつもりですが、どれほどのことができたのか、時々振り返っては無念な気持ちにもなります。
2012年6月に施行された「原発事故子ども・被災者支援法」の理念はまったく実現されることなく、今もなお、その傷が治らないまま、生活を余儀なくされている方々が日本中にいることをどれほどの方が知っているでしょうか。
その中で私たちにできることはなんだろう。
いつも議論してきていることを改めて思う午後です。
しかし、希望もあります。
無力と思われた私たちの声が、仲間を動かし、自治体を動かし、教育委員会を動かし、国を動かし、各々の持ち場で子どもたちのために声をあげた結果も目の当たりにしました。
小さな声がないものにされないように、同じ思いで声をあげ、行動する人々がつながる場を私たちはこれからも作ります。
「決してあきらめない、休んでもやめない、希望を捨てない」
この言葉を改めて、8年経った今日も呼びかけます。

2019年3月11日
NPO法人子ども全国ネット
中山瑞穂


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