2014/10/13

南相馬の避難準備解除住民、ADR申し立てへ(「小中学生は6割しか戻っていない」)/福島


 福島第一原発事故で一時、緊急時避難準備区域に指定されていた南相馬市原町区石神地区の約1600世帯が近く、東京電力に慰謝料の支払い追加を求めて原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)に和解仲介を申し立てる。

 区域指定は2011年9月に解除されたが、1年後の12年8月末まで1人あたり月10万円の慰謝料が支払われていた。区長の1人は「子育てや農産物の生産に放射能の不安が大きく、小中学生は6割しか戻っていない」とし、支払い打ち切りから和解成立までの「ADRが判断する妥当な額」の支払いを求めるという。

 行政区ごとに申し立てを取りまとめている区長らが、取材に明らかにした。数千人が15日から順次、申し立てるという。

朝日新聞
2014年10月13日
http://www.asahi.com/articles/ASGBD470CGBDUGTB00B.html

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