2014/11/19

側溝土砂、基準超地点が減少 一関の放射性物質調査/岩手



 一関市は17日、第3回道路側溝土砂の放射性物質サンプリング調査結果を公表した。国の基準の毎時0・23マイクロシーベルトを超す空間放射線量(高さ1メートル)地点が前年の5カ所から2カ所に減少。土砂の放射性物質濃度は国が処理する指定廃棄物の基準値(1キログラム当たり8千ベクレル)を超えたのが前年の同8カ所から2カ所に減った。

 調査は12年から毎年1回実施。今年は、第2回調査と同じ114カ所で9月27日から10月3日まで行った。

 空間放射線量が国の基準値を超えた2カ所の最大値は、毎時0・25マイクロシーベルトと同0・27マイクロシーベルト。土砂の放射性物質濃度が国の基準値を超えた2カ所の最大値は、1キログラム当たり1万4915ベクレルと同8318ベクレル。場所は非公表。

 市は各行政区内に一時保管場所を探しているが、まだ決まっていない。同市真柴の旧県立南光病院建物に集約して仮置きする方針を示している。佐藤福市民環境部長は「南光病院について白紙にする考えはない。各行政区長らに一時保管場所設置の説明を続ける」とする。

2014/11/18
岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20141118_7

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