2015/02/22

福島、宮城の農業高の生徒 地元食材使用の商品、都内で販売


[トマトは放射性物質の移行値が小さい農産物です。ですから、きちんとゲルマニウム半導体検出器で長時間測定し、下限値をギリギリまで下げたデータを添えてアピールできれば、「安全」と判断し買える人も増えるのだと思います。「基準を満たしている」という基準が100Bq/kgである限り、私たちが「安全」と言うことはできません。ただ、土壌汚染のひどい地域で、高校生が農業をし続けていくことでの被ばく量はどうなのかという心配は別にあります。 子ども全国ネット]


2015年2月22日 スポニチより
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/02/22/kiji/K20150222009853200.html


福島、宮城両県の農業高校4校の生徒が21日、地域産業の復興・再生を目指すために地元の食材を使って企画開発した商品の販売会を都内で行った。

福島県立相馬農業高校は「トマトジャム」を300円で販売。トマトの栽培から製品化まで全て校内で行った商品。野村香奈子さん(17)は「果肉をおいしい状態で残すために手作業で種を取る作業が大変でした」と振り返った。「福島県をPRしないと」と意気込み、用意した60個を売り切った。同校の農場長を務め、生徒を引率した今村勝也教諭(53)は「“福島のものって大丈夫なんですか”という反応はある」とした上で、「商品は放射線量の基準を満たしている」と安全を強調した。

同校は福島第1原発から25キロ地点に位置。所有する農場3万平方メートルのうち9000平方メートルしか除染が済んでいないという。それでも今村教諭は「放射能被害を受けたという事実を受け入れて、活動していこうと生徒に指導している」と前向きな姿勢を見せた。

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