2015/05/31

[福島日報ダイジェスト] 福島食品モニタリングダイジェスト5月8日 

(フクシマンの福島リポート ameblo.jp/masa219koro/ からメルマガ登録できます。子ども全国ネット)
5月8日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、郡山市、田村市、南会津町などで、農産物など130検体について放射性セシウムの検出検査が行われました。その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体は次の1件でした。

田村市産の野生のゼンマイ1件から198.2Bq/kg

全体の約21%に当たる27件の検体から測定下限値を超える数値が検出されました。主な品目、産地。数値は次の通りです。

いわき市産の野生のウワバミソウ1件から33.9Bq/kg
猪苗代町産の野生のワラビ1件から26.12Bq/kg
喜多方市産の野生のタケノコ3件中の1件から215.1Bq/kg
下郷町産の露地栽培の原木シイタケ1件から19.4Bq/kg
西会津町産の野生のタラノメ1件から12.8Bq/kg
金山町産の野生のコゴミ1件中から12.5Bq/kg
いわき市産の野生のウド2件中の1件から12.3Bq/kg
いわき市産の野生のシドケ1件から11.8Bq/kg
昭和村産の野生のコゴミ2件から11.4Bq/kg、10.8Bq/kg
中島村産の野生のタラノメ1件から11.2Bq/kg
柳津町産の野生のワラビ1件から9.48Bq/kg

以上、福島県発表「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」をダイジェストにしてお伝えしました。

詳しくお知りになりたい方は、福島県のHPより「ふくしま新発売」、厚生労働省 および、 郡山市のHPより「食品中の放射性物質の検査結果について」をご覧ください。









2015年5月28日木曜日




「住宅供与を打ち切らないで!」お母さんたちの悲痛な声を聞いて!



http://momsrevo.blogspot.jp/2015/05/blog-post_28.html






5月17日、「自主避難 住宅提供 終了へ」という見出しで、福島県が調整に入っているという報道がありました。


 5月21日には「自主避難 打ち切り案 自治体に意見求める」という報道もあり、福島県内の市町村と県の避難者支援課が協議していることも明らかになっています。


 それに対して、避難を続けたい、と願う方たちは、大きな不安を抱えて正式発表を待っています。そして、現在、さまざまな団体が署名活動を行い、抗議の声もあがっています。






 この逼迫した状況に対して、






 「そろそろ自立していいのではないか」






 という冷たい声が投げかけられます。


 


 しかし、この4年という避難生活で、うまく生活再建できた方もいれば、一方で、貯金を切り崩しつづけながら、ぎりぎりの二重生活を続けてきた方もいるのです。






 そもそも、東京電力からのごくわずかな定額賠償以外、区域外避難者には賠償がありません。母子で避難している場合は、二重生活の費用も重くのしかかり、「家を売ろうか」と考える方もいます。住宅供与だけが、唯一の経済支援だったのです。






 働こう、と思っても、避難先の保育園がいっぱいで働けない方もいれば、精神的に追い詰められてしまって日々の生活で精一杯という方もいます。






 「孤独な避難生活がつらくて、子どもと一緒に死のうと思った」






 とすら、打ち明けてくださる方がいる中、個々の状況も見ずに言い放たれる「自立」という言葉。そして、そういった方を、事実上、切り捨てる今回の「自主避難 住宅提供終了へ」の報道。ようやく慣れた暮らしを、再び壊すだけではなく、選択肢のない方にとっては「強制帰還」を意味します。






「私たちはチェスの駒じゃない」






北海道に中通りから母子避難した方の言葉です。自分の意思に関わらず、「2年後に出て行け」と言われる。そんなことが、本当にあっていいのでしょうか。






以下のコメントは、区域外避難をしているお母さんが、子どもを寝かせたあとに、一文字一文字、携帯やパソコンで打って送ってくださったものです。



「原発事故がなかったら、今頃、何をしていたかな・・・」


翻弄され続けた避難生活を思い返し、そう口にする方たちを、これ以上、追いつめないでほしいのです。

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