2015/05/21

6/14 東京/リスク・コミュニケーション コミュニケーションの危機を語ろう



http://www.mfj.gr.jp/agenda/2015/06/14/20150613debat_sur_la_communica/index_ja.php

人間の営みが引き起こした最も大きな脅威のひとつが、2011年の震災のときの福島第一原発の事故で具現化されたにも関わらず、再びリスク・コミュニケーションという言葉が浮上するようになって2年が経とうとしている。
巧みな言葉の錬金術により、人間が引き起こすリスクと自然災害によるリスクは、「リスク」というカテゴリーで一括りにされてしまっている。原因管理について考えることは、もはや今日的意義がないように見えるが、ウルリッヒ・ベックの著書のタイトルにあるような、例外的な状況を普通としてしまう恐れのある社会である「リスク社会」を生きるのを認識することは我々の今後の課題である。今日のリスク・コミュニケーションの役割とは何なのだろうか。どのような目的で、誰に向けられているのだろう。リスク・コミュニケーションは情報ツールか、防衛の手段か、それとも、忍従、服従化のための道具なのだろうか。

日時: 2015年06月14日(日) 10:00 - 18:00
場所:日仏会館 1階ホール
登壇者:鵜飼哲(一橋大学)、國分俊樹(福島大学)、後藤忍(福島大学)、島薗進(上智大学)、名嶋義直(東北大学)

学術責任者:セシル・浅沼=ブリス(日仏会館・日本研究センター、Clersé)
主催:日仏会館フランス事務所、 Clersé (フランス国立科学研究センター・リール第 1 大学)




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