2015/06/27

北海道/福島県の子どもたち招く、今年は8月4~10日に

2015年6月27日 北海民友
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/digitalnews.htm

福島第一原発事故による放射能漏れのため現在も屋外活動を制限されている福島県南相馬市の子どもたちを紋別に招き、安心して外遊びを楽しんでもらう企画「わくわく体験オホーツク」。主催する南相馬の子供達を招く会(桒原務緒実行委員長)は、3年目となるこの企画を8月4日~10日に行う。しかし東日本大震災の発生から4年が過ぎ、被災地以外での関心や公的機関などからの支援は、年々縮小しているのが現状。同会では「オホーツクの子どもたち、市民の方々との交流を通じて被災地の現状を知っていただき、行政、民間団体、企業、多くの地域住民との協力関係をつくり、共助を基本とした社会づくりに寄与したい」として、事業に対する物心両面での支援者を募っている。

今年は25日までに小学5・6年生の女子児童11人の申し込みがあった。

子どもたちは8月4日に南相馬を出発し、バス、フェリー(船中泊)、バスを乗り継いで5日午後7時ごろ紋別に到着する予定。さっそく歓迎パーティを開き、紋別のボランティアと交流する。

6日から8日までの3日間は豊富な自然体験メニューを用意。特に8日(土)は朝からコムケ湖でカヌー体験などの水遊びを中心に野鳥・植物の観察も楽しみ、そのまま湖口近くにある三室番屋に宿泊する。

このほか6日にはスカイタワーやゴマちゃんランド、オホーツクタワー、ガリンコ号などの観光スポットを巡り、7日には興部町での各種体験講座を計画している。昨年は興部町のバイオガス活用施設も見学し次世代エネルギーへの関心を高めた。

9日は午前9時に三室番屋を出発し、帰路に就く。


(25日に紋別市総合福祉センターで開いた実行委員会。桒原実行委員長が進捗状況などを報告した=写真=)

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