2016/06/05

【報道まとめ】福島/ホッキ貝 相馬で震災後初水揚げ

福島/ホッキ貝求め長い列 相馬で震災後初水揚げ、15分で売り切れ

2016年06月05日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160605-081731.php

福島県相馬市磯部地区水産物流通加工業協同組合(磯部加工組合)が管理する同市磯部の水産加工施設で4日、前日の試験操業で東日本大震災後に初水揚げされた相双沖のホッキ貝が販売され、大勢の住民が地元の名産を求め長蛇の列を作った。

開店の1時間30分前から人が並び、販売開始が早まるほどの盛況ぶり。1キロ当たり550~700円に設定したホッキ貝約300キロが開店15分で売り切れた。店頭に並んだ相双沖のアサリも完売した。

同組合は今月中、毎週土曜日に同施設で、相双沖で取れたホッキ貝やコウナゴを販売する。商品はいずれも全量検査で放射性物質の検出限界値(1キロ当たり12.5ベクレル)を下回ったもの。時間は各日とも午前9時~午後1時。
震災後に初水揚げされた相双沖のホッキ貝を買い求める地域住民たち
=4日午前9時ごろ、相馬市説明を追加



ホッキ貝漁を再開 相馬双葉漁協試験操業 6年ぶり、地元に活気

2016年6月4日 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2016060431574 

相馬双葉漁協によるホッキ貝の試験操業が3日、始まった。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故以降、自粛していた漁が6年ぶりに再開され、漁業者は漁の本格再開に期待を膨らませた。

釣師浜(新地町)、松川浦、磯部(ともに相馬市)の各漁港から7隻が早朝に出港し、ホッキ貝を積んで港に戻った。相馬市でも特に盛んな磯部漁港には2隻が水揚げし、震災から復旧した港は活気づいた。水揚げに立ち会った相馬双葉漁協の狩野一美副組合長(74)はホッキ貝を手に「最高の気分。ようやく一歩前に進んだ」と喜んだ。

同漁協によると、この日の水揚げ量は約730キロ。検査で放射性物質は検出されなかった。同日午後から市内のスーパーなどで販売が始まった。

漁期は来年1月末まで。週1回程度、操業する。いわき沖では平成26年に再開している。

県海面漁業漁獲高統計によると、同漁協管内の22年のホッキ貝の水揚げ量は約435トン、水揚げ高は約1億3千万円。
店頭に並んだホッキ貝を買い求める市民=相馬市内のスーパー

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