2015年03月06日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20150305-OYTNT50101.html
県は、2011年度当時に15歳以下だった子どもを対象に実施している放射線内部被曝ひばくによる健康影響調査について、14年度の調査結果を公表した。調査した24人全員から放射性ヨウ素は検出されず、放射性セシウムも減少傾向にあるなど、健康への影響はほぼみられなかった。
調査は、11年度に調査を希望した132人を対象に継続して実施している。今回は一関、奥州、平泉、金ヶ崎の4市町の24人が尿検査を受けた。
県医療政策室によると、尿1リットル当たりの放射性セシウムは、2~3ベクレル未満と1ベクレル未満が1人ずついたが、残り22人は不検出だった。24人の11年度の調査結果では、不検出は1人のみで、最高6~7ベクレル未満の放射性セシウムが検出されていた。
今回の調査結果を受け、県の有識者会議は「セシウムの量は年々低下し、参加者も減っている。今後の調査は必要ない」との見解を示した。県は「調査の協力者と相談し、継続の有無を検討していきたい」としている。
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