2018/10/27
2/27〜東京・4/12〜大阪/萩尾望都「なのはな」舞台化決定
萩尾望都「なのはな」をスタジオライフが舞台化、題材は東日本大震災と原発事故
萩尾望都のマンガ「なのはな」が、スタジオライフにより舞台化されることが発表された。
マンガ「なのはな」は、「月刊flowers」2011年8月号(小学館)に「ここではない★どこか」シリーズ第23話として掲載された短編作。東日本大震災と福島第一原子力発電所事故を題材に、福島に住む小学校6年生の女の子・阿部ナホを軸とした物語が繰り広げられる。震災により避難先で家族と暮らすナホは、ある日、夢の中で行方不明のばーちゃんと再会する。ばーちゃんのもとへ案内してくれたのは人形を手にした見知らぬ西洋人の女の子で……。
公演は来年19年2月27日から3月10日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエスト、4月12日・13日に大阪・ABCホールにて行われる。出演者はК(クークラ)チーム、Ц(ツウェード)チームのWキャストとなり、主演のナホ役を松本慎也と関戸博一、ナホの兄・学役を宇佐見輝、千葉健玖が務める。またシングルキャストには父役の船戸慎士、母役の仲原裕之、じーちゃん役の倉本徹、ばーちゃん役の若林健吾、藤川さん役の藤原啓児が名を連ね、福島出身の作曲家・明石隼汰が石川音寿役で客演で参加する。
舞台版の脚本・演出を務める倉田淳は「萩尾先生がフクシマの事故からたった数か月後に『なのはな』を発表されたという事実に突き動かされずにはいられませんでした」とコメントし、「せめて自分に最も可能性のある演劇という形で行動を起こそうと決心させていただいた次第です」と思いを述べた。
なお終演後に舞台挨拶や撮影会、トークショー、明石によるミニライブが実施される回もあり、4月14日には大阪会場で「OSE(OSAKA SPECIAL EVENT)」が行われる。詳しい日程は公式サイトで確認を。チケットは1月13日発売。
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