2017/02/28

【報道リンクまとめ】2月27日(月)28日(火)



【2月27日(月)】

震災避難長期化で子どもに異変か 岡山理科大チームが保護者調査 山陽新聞
http://www.sanyonews.jp/article/494157/1/

福島県4町村の避難指示、一斉解除へ 3万2千人が対象 朝日新聞

<震災6年>3県仮設入居いまだ3万3748世帯 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170227_73027.html

千葉 原発避難の県営優先枠 住宅入居は6月以降に  東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201702/CK2017022702000180.html

千葉/地域で原発避難者を支えるきっかけに 船橋で4日に現状報告など交流会 東京新聞

東日本大震災、自主避難者の声聞いて 京都でシンポ 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20170227000025

原発避難の生徒に「放射能」 千葉・市川の中学でいじめ
http://www.asahi.com/articles/ASK2W4V92K2WUDCB00N.html

栗原市、ADR手続き支援へ 堆肥化風評被害時対策で /宮城 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170227/ddl/k04/040/085000c

イノシシ丸焼き「おいしい」 「うんまい祭り」で高根沢グルメPR 栃木 産経新聞
http://www.sankei.com/region/news/170227/rgn1702270034-n1.html



【2月28日(火)】

原発避難者への市営住宅提供 応募わずか1件/山形 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_51037.html

千代田区立小で避難いじめ新たに3人 支援団体発表 東京新聞

復興相 いじめ踏まえ放射能などの正確な情報提供を NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170228/k10010892891000.html

原発避難者 高速無料化延長を発表 国交省、渋滞対策検討 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170301/k00/00m/040/018000c

栗原市議会委、堆肥化予算案を可決 汚染牧草処理比較/宮城 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170228/ddl/k04/040/173000c

福島の今を知る 農家招きシンポ 来月5日、中区で/広島 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20170228/ddl/k34/040/640000c

栗原市議会委、堆肥化予算案を可決 汚染牧草処理比較 /宮城

高速無料化延長を発表 国交省、渋滞対策検討

農産物 セシウム検査縮小案  毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170228/ddm/005/070/007000c







2017/02/26

【報道リンクまとめ】2017年2月25日(土)・26日(日)

【2月25日(土)】

原発事故避難先でいじめや差別「ある」62% 共同調査 朝日新聞

教員研修、福島県と連携 横浜市教委方針 読売新聞 神奈川

野田・小学校で採取した汚泥から放射性セシウム /千葉 毎日新聞

屋上汚泥から8千ベクレル超 市内初の指定廃、一時保管 野田の小学校 千葉日報

半減期、推定より早く 外部被ばく線量分析、坪倉医師ら研究発表へ 福島民友

福島高専 廃炉人材育成に注力 授業にロボット技術 毎日新聞

セシウム抑制栽培、キノコで研究成果 県林業技術センター 茨城新聞


【2月26日(日)】

避難者、人間関係に不安 原発事故で茨城大調査 進む定住化、悩み変化 茨城新聞

福島の避難者、生活再建「不安」 ロイター共同

福島県避難者、PTSD上昇 支援打ち切りへ...不安感が増加か 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170226-151918.php

避難先で「いつまでいるの?」 いじめ・差別…苦痛続く 朝日新聞

県内避難者52人が情報交換 就労や支援など相談 /秋田 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170226/ddl/k05/040/014000c

横浜避難者いじめ 市教委、議事録作らず 外部の検証困難 東京新聞

神奈川/避難者いじめ 教員研修や組織改革 横浜市教委が再発防止策案 東京新聞

福島の医師、窮状訴え 学校再開に警鐘「平塚で講演会 がん、白血病を危惧」 神奈川新聞

特報/放射能汚染ごみ「一斉焼却方針」で紛糾 宮城県 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017022602000163.html

「こどもと震災復興」シンポ記録誌完成 原発事故後の取り組み報告

2017/02/25

【報道リンクまとめ】2017年2月23日(木)・24日(金)

【2月23日(木)】
原発事故被災者の「今」切り取る 宇大生が企画、保養の取り組み紹介の写真展 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201702/CK2017022302000165.html

<脱原発 東北の群像>悔恨 それでも訴える | 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20170224_09.html

<帰還後どう生きる>居久根再生 自らの手で:河北新報 http://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20170223_02.html


【2月24日(金)】

福島第1で従事、被曝線量100ミリシーベルト超は174人 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG22H6G_T20C17A2CC1000/ 

東京)フクシマ、映像が語る今と苦悩 江古田の映画祭 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK2P5288K2PUTIL03M.html

避難者支援拠点3月で閉所 見附 帰還進み利用者減 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170224309286.html

自主避難者250世帯が移住先未確定 住宅無償提供打ち切りで 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170224-151458.php

地域づくり団体に助成金 東北電「応援プログラム」創設 福島民友
https://www.minpo.jp/news/detail/2017022439267

「放射能まみれに…」 福島・仁川チャーター便に一部の韓国人が過剰反応-Chosun online 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/24/2017022401278.html

当初は除染対象外 福島市で側溝除染始まる(福島県)2/14 日テレNEWS24
http://www.news24.jp/nnn/news86512646.html


韓国航空会社が福島便を変更 原発事故影響と非難受け - 産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/170224/lif1702240073-n1.html

<福島除染>帰還困難区域除き年度内ほぼ完了 | 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20170224_05.html


<帰還後どう生きる>除染影響 牧草地が荒廃 :河北新報
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20170224_03.html

2017/02/23

教育誌クレスコに記事が掲載されました

http://www.zenkyo.biz/modules/cresco/top.php

公立、私立の学校をはじめ、すべての教育関係機関で働く教職員でつくる教職員組合

「全日本教職員組合(全教)」が編集している教育誌 月刊クレスコ 2017年3月号(大月書店)に、子ども全国ネットの活動について書いた記事が掲載されました。



2011年3月、原発事故という未曾有の問題に直面し、子どもたちを放射能から守りたいと、各地で多くの団体が立ち上がりました。
そんな中、「全国でつながろう!」と呼びかけ、作られたのが
「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」です。


3・11からまもなく6年。
今、改めて、子どもたちに関わる多くの方々に読んでいただけますように。



全日本教職員組合(全教)
http://www.zenkyo.biz/ 
大月書店 http://www.otsukishoten.co.jp/book/b279129.html 


[福島日報ダイジェスト] 「福島市のユズから22ベクレル」1月20日

(フクシマン・マサさんメルマガより転載させていただきます。http://ameblo.jp/masa219koro/からメルマガ登録できます。子ども全国ネット)

1月20日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、郡山市、三春町、大玉村などで 農産物、畜産物など105件について、放射性セシウムの検出検査が行われました。

その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体はありませんでした。測定下限値を超える数値が検出された検体は、全体の約7%に当たる7件でした。

その品目と数値は次の通りです。
福島市産のユズ2件から18.0Bq/kg 22.2Bq/kg
鮫川村産の牛肉2件から10.1Bq/kg 12.9Bq/kg
下郷町産の施設栽培の原木シイタケ1件から7.54Bq/kg
南会津町産の施設栽培の菌床ナメコ2件中の1件から4.18Bq/kg
郡山市産の施設栽培の原木シイタケ1件から3.49Bq/kg

でした。 
詳しくお知りになりたい方は、福島県のHPより「ふくしま新発売」、厚生労働省 および、 郡山市のHPより「食品中の放射性物質の検査結果について」をご覧ください。

※「福島市で20マイクロ超え」~5年目のホットスポット~ユーチューブにて拡散中
https://www.youtube.com/watch?v=nIdRQus0oM4&list=PL5wSh_51rMzoR1QIUmDGDtrKGI1UfoQRs

※現在厚労省ダイジェスト福島県版は、ココラジ(郡山市のコミュニティーラジオ)で放送中の、「放射性物質検査結果報告」の放送原稿をお借りして、投稿させていただいています。
ココラジ(FM79.1Mz)の、「放射性物質検査結果報告」の放送時間は、毎週「月曜~金曜」の、「午後16時40分」になります。スマホやパソコンから全国での視聴も可能です。
参照:http://www.kocofm.jp/

※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
http://ameblo.jp/masa219koro/

(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル「フクシマンの福島リポート」で検索してみて下さい)

※ダイジェストのメール配信のお申し込み方法:
fukushimanippou@gmail.com
に、空メールを送るだけで簡単登録できます。

※映像版のホームページもあります。
http://fukushiman.jimdo.com/

IWJより/岩上安身さんによる吉田千亜さんインタビュー

(『ルポ 母子避難』の著者でもあり、311後、避難者に寄り添って活動してきた吉田千亜さんが、今回、岩上安身さんのインタビューを受け、3月で住宅支援が打ち切りとなる被災者の現状について語りました。アーカイブ全部を見るには、IWJ会員になるか、有料でのサービスとなりますが、一部動画を見ることができます。  子ども全国ネット)

IWJより
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/363650

YouTubeより
https://www.youtube.com/watch?v=8jGXvIw6USM

自主避難者の「住宅無償提供」が2017年3月で打ち切りに!~路上生活も覚悟!? 『ルポ 母子避難』の著者・吉田千亜氏が岩上安身のインタビューで消されゆく原発事故被害者の実態を語る

2017年2月16日(木)、東京都港区のIWJ事務所にて、『ルポ 母子避難――消されゆく原発事故被害者』著者の吉田千亜氏に岩上安身がインタビューを行った。

■イントロ

  • 日時 2017年2月16日(木) 13:00頃~
  • 場所 IWJ事務所(東京都港区)
このアーカイブの完全版は、IWJ会員のみ閲覧・視聴ができます。

会員の方はこちらから。会員登録はこちらから。

この記事だけを有料で閲覧・視聴する場合はこちらから。



2/26 東京/マダムトモコお話会


(「マダムトモコの厚労日報ダイジェスト」で知られるマダムトモコさんと少人数でのお話会です。世田谷こども守る会より。  子ども全国ネット)


2月26日に二子玉川にて、今年初めてのお話会を予定しています。食材選びって意外にもプライベートなトピックで、ママ友との間でも話題にしづらいと思いませんか?だったら、同じこと考えている人たちで集まって 気にせず自由に話してみよう!「食への関心」という同じ根っこでつながったママ友は、その他の色んな気持ちもシェアできやすく、その後も長いお付き合いになる確率高いです(私の経験)!

最初の一歩のお友達作りにも是非、お話会の場を活用してくださいね☆


☆マダムトモコお話会☆

日時 2017年2月26日(日) 10:00~12:00
場所 プラウドタワーレジデンス内 会議室 (世田谷区玉川3-1-18 二子玉川駅歩2分)
参加費 500円
お申し込み setagayakodomomamoru.event@gmail.com まで、

①お名前
②同伴のお子さんがいる場合、年齢と人数

をお知らせください。
お申し込みお待ちしてます♪

担当 ほりともこ&あべさきこ

2017/02/22

【報道リンクまとめ】2017年2月20日(月)・21日(火)・22日(水)

【2月20日(月)】

栃木/里山保全へ情報提供を 塩谷町で千葉大・小林教授が講義 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201702/CK2017022002000165.html


≪福島県民健康調査検討委員会報道≫
甲状腺がん44人で変わらず=事故時18歳以下検査2巡目-福島 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022000785&g=soc

福島県の子ども甲状腺がん 疑い例が185人に  朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASK2N6TBRK2NUBQU00V.html

福島・県民健康調査 甲状腺がん確定、10月~12月なし 毎日新聞
【21日(火)】

≪福島県民健康調査検討委員会報道≫
<原発事故>甲状腺がん 第三者機関で検証 河北新報

評価部会5月にも開催 がんと放射線の因果関係分析 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2017022139182

がん確定、前回と変わらず44人 2巡目子ども甲状腺検査 福島民報

原発事故と甲状腺がん因果関係検証へ5月にも「評価部会」再開 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170221-150600.php

「がん」確定44人変わらず 甲状腺2巡目検査、「疑い」1人増 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170221-150603.php


「独りで悩まないで」自主避難の住宅相談受け付け中 無償提供3月末打ち切り/東京
毎日新聞

原発避難者の住宅無償支援継続を 市民団体が訴え テレ朝ニュース
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000094887.html
関学大講師「放射能浴び光ると…」 福島出身学生に発言 朝日新聞

福島県・避難者が8万人切る ピーク時の半数、住環境整備進む 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170221-150574.php

宮城/<甲状腺検査>柴田町長「実施せず」 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170221_11039.html

助言必要19% 避難区域住民こころの健康度 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2017022139195

半年前と同様濃度 手賀・印旛沼のセシウム 千葉日報

伝統の双葉高、さようなら 避難指示区域の5校が休校へ 朝日新聞

【2月22日(水)】

2017/02/21

避難者のみなさん、一人で悩まないで ――「避難の協同センター」が記者会見開く

(2017年2月21日、参議院議員会館で、「避難の協同センター」が開催した記者会見に駆けつけたので、報告をさせていただきます。 子ども全国ネット)


同センターは、2011年3月の東京電力福島第一原発事故により、避難を余儀なくされた人たちに対し、避難先での就労や住宅保障などをサポートしている。

現在、政府からの非難指示のない区域から避難している「自主避難者」の多くは、災害救助法の枠組みで提供される応急仮設住宅(みなし住宅)での避難生活を送っているが、3月いっぱいでの無償提供が打ち切りが発表されている。

同センターは昨年7月の設立以来、「一人の避難者も路頭に迷わせない」との思いで、相談ダイヤルの運営や個別面談などを通じ、避難者を支援してきた。

瀬戸大作事務局長は、「住宅提供が打ち切られても、福島県からの家賃補助を受けられる(2017年度は最大3万円)ものの、避難生活の末困窮し、生活保護を受給している世帯では、家賃補助を受けると「収入」と認定されるため、『家賃補助をあきらめるか、生活保護をやめるか』といったギリギリの選択を迫られているケースがある」など、事例を挙げながら避難者の苦しい状況を報告した。今後は、避難者から寄せられた声を集約し、避難先自治体との交渉にも力を入れるという。

また、センターの代表世話人であり、自身も福島県郡山市からの避難当事者である松本徳子さんは「『国や福島県は信用できない』という思いを抱え、どこに相談したらよいのかも分からず途方に暮れているというのが、この6年近く、やっとの思いで避難生活を続けてきた多くの避難者の現状です。住宅提供が打ち切りになっても、せめて家賃補助があれば避難を継続できる人もたくさんいるのに、収入要件で線引きされてしまう」と、4月以降の住居の確保に翻弄される避難者の思いを代弁。その上で、「避難者のみなさん、どうかあきらめてしまわないで」と、センターへの相談を呼び掛けた。片山幸子)


避難の協同センターの相談ダイヤル
070-3185-0311
(月~金 1017時 出られないときは折り返します)

避難の協同センターHP

※センターでは、シングルマザーを支援する団体や、生活困窮者支援団体といった各種団体と連携しており、避難者を具体的な支援へとつなぐことができる。電話相談の上、必要な場合には事務局スタッフが役所などへ同行し、職員との交渉や各種手続きなどの支援を行う。



Our Planet-TVより/2巡目検討へ評価部会を開催へ〜福島・甲状腺がん

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2102

投稿者: ourplanet 投稿日時: 金, 02/17/2017 - 04:30


東京電力福島第一原発事故後、福島県が実施している「県民健康調査」の検討委員会が20日、開催され、2巡目の健診で悪性または悪性疑いと診断された子どもは、前回の68人より1人増え69人となった。1巡目と2巡目をあわせた数は、甲状腺がんの悪性または悪性疑いが184人。手術を終えた人は変わらず146人で、1人をのぞく145人が甲状腺がんと確定している。

甲状腺評価部会、再開へ

検討委員会の星北斗座長は、2巡目の健診結果がまとまりつつあるとして、今年6末までに、甲状腺がんと被ばくとの因果関係を検討する「甲状腺評価部会」開催を提案。了承された。星座長は、現在の評価部会のメンバーに加え、小児甲状腺がんの専門医や放射線による健康影響に詳しい専門家を加えるとしている。

一方、12月27日に開催された前回の検討委員会で同じく星座長が提案した、甲状腺検査について国際的な知見から検討を行う「第三者機関」については、春日文子委員から、評価部会の中で、必要に応じて専門家を招聘すべきではないかと提案。また前回の会議を欠席した清水修二委員も、検討委員会から「第三者委員会の設置を要望する」というのは反対であると述べたが、星座長の個人的な意見を受けて、県が「第三者委員会」について検討するとのして、明確な枠組みが示されないまま終了した。

第三者機関とは?

「第三者機関」とはいかなるものなのか?記者会見の中でも、記者から繰り返し質問が出された。福島県によると、「第三者機関」は定期的な会議体ではなく、論文などをレビューし、記者会見などを通じて、報告書を公表するような形であるという。また、財源が国であるべきだが、設置主体は、国でも県でもない可能性が高いという。

前回の前回の検討委員会で、星座長は突如「第5回福島国際専門家会議から提言書が提出され、知事が受け取ったと報道されている」と切り出し、第三者的、中立的、国際的、科学的な立場の専門家が最新の科学的知見をレビューする場が必要があるとの考えを示したが、その際、放射線影響研究所に設置されている第三者組織に触れ、「科学諮問委員会」や「ブルーリボン委員会」などがモデルになりうる可能性を示唆した。放影研に第三者機関が設置される可能性もある。


放影研の科学諮問委員会
http://www.rerf.or.jp/intro/org/sac_j.pdf

ブルーリボン委員会
http://www.rerf.jp/history/committee/blue.htm 


第26回「県民健康調査」検討委員会




 




 

2017/02/20

【報道リンクまとめ】2017年2月18日(土)19日(日)

【2月18日(土)】

飯舘村放射能エコロジー研究会 (IISORA) 第8回シンポジウム2017福島 避難指示解除を前に6年間を振り返り飯舘村・村民の未来を考える
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/364124

現実を直視した帰還困難区域の復興を:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXKZO13078710Y7A210C1EA1000/

放射性廃棄物の処分場候補に反対 震災6年控え… 栃木・塩谷町が独自に甲状腺検査:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201702/CK2017021802000252.html


【2月19日(日)】

栃木/町独自に甲状腺検査 塩谷 健康管理目的に初実施:下野新聞

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20170219/2605433

福島/県内学校給食モニタリング 全検体で下限値未満:福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2017021939123

東日本大震災6年 福島産のモモ輸出、原発事故前上回る 地道な発信結実 県産品の信頼回復に… - 産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/news/170219/prm1702190012-n1.html


広島で福島の震災避難者支援の相談会 自立模索する避難者たち

2017/02/19

[福島日報ダイジェスト] 「相馬市のカレイから28ベクレル」1月25日

(フクシマン・マサさんメルマガより転載させていただきます。http://ameblo.jp/masa219koro/からメルマガ登録できます。子ども全国ネット)



1月25日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、 郡山市、広野町、西郷村などで 水産物、畜産物など186件について、放射性セシウムの検出検査が行われました。

その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体はありませんでした。 

測定下限値を超える数値が検出された検体は、全体の約3%に当たる5件でした。

その品目と数値は次の通りです。

相馬市産のマコガレイ3件中の1件から28.2Bq/kg
いわき市産のババガレイ1件から8.53Bq/kg
富岡町産のシロメバル1件から8.3Bq/kg
いわき市産のコモンカスベ4件中の1件から8.03Bq/kg
広野町産のキツネメバル1件から7.62Bq/kg

でした。 

詳しくお知りになりたい方は、福島県のHPより「ふくしま新発売」、厚生労働省 および、 郡山市のHPより「食品中の放射性物質の検査結果について」をご覧ください。

※「福島市で20マイクロ超え」~5年目のホットスポット~ユーチューブにて拡散中
https://www.youtube.com/watch?v=nIdRQus0oM4&list=PL5wSh_51rMzoR1QIUmDGDtrKGI1UfoQRs

※現在厚労省ダイジェスト福島県版は、ココラジ(郡山市のコミュニティーラジオ)で放送中の、「放射性物質検査結果報告」の放送原稿をお借りして、投稿させていただいています。
ココラジ(FM79.1Mz)の、「放射性物質検査結果報告」の放送時間は、毎週「月曜~金曜」の、「午後16時40分」になります。スマホやパソコンから全国での視聴も可能です。
参照:http://www.kocofm.jp/

※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
http://ameblo.jp/masa219koro/
(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル「フクシマンの福島リポート」で検索してみて下さい)

※ダイジェストのメール配信のお申し込み方法:
fukushimanippou@gmail.com
に、空メールを送るだけで簡単登録できます。

2017/02/18

【報道リンクまとめ】2017年2月16日(木)17日(金)

【2月16日(木)】

ため池除染、技法を説明 福島・楢葉でモデル事業研修:福島民友新聞社
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170216-149482.php

『環境省が事実究明を』 内堀知事対応求める、土のう破損問題:福島民友新聞社
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170216-149517.php 


<福島 学びやの明日>リスク軽減へ手探り | 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170216_63003.html

原発避難者向け公務員宿舎 「入居継続」半数が希望:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201702/CK2017021602000119.html

千葉/県に緊急支援要請 原発避難者の住宅確保へ パルシステムなど :千葉日報

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/387016

福島からの自主避難者 兵庫県に住宅支援策要望 :神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201702/0009919582.shtml  

避難者いじめ、埼玉でも2人 男子中学生 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20170216/ddm/041/040/059000c

【福島から#20】優しさに包まれて
http://www.sankei.com/photo/story/news/170216/sty1702160011-n1.html

【2月17日(金)】

【原発避難いじめ】横浜市教育委、加害児童に直接調査せずいじめ不認定…自己保身優先 http://biz-journal.jp/2017/02/post_18055.html  

原発避難いじめ 心に潜む差別の根を絶て :西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/308662

福島からの県内避難者 56%が定住・長期居住望む:茨城 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201702/CK2017021702000163.html

早期帰還、戸惑う住民 福島事故、今春一部除き避難解除:中日新聞http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017021702000094.html

<震災6年>福島産輸入規制 徐々に緩和進む | 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170218_62006.html

福島の農地回復訴訟、4月に判決 :全国農業新聞
http://www.nca.or.jp/shinbun/about.php?aid=9105

試験操業海域を拡大へ 福島の地元2漁協が決定 http://www.sankei.com/photo/daily/news/170217/dly1702170018-n1.html

【茨城新聞】帰還少なく定住進む 茨城県への福島原発事故避難者 http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14872552446503

<原発避難>市営住宅提供敷金免除でも修繕費負担 | 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170217_53015.html

<原発避難>浪江解除「3月末」再び提示 | 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170217_63008.html

<福島 学びやの明日>学習環境拡充に活路 | 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170217_63014.html

4月1日避難解除案に同意=町民の7割対象-福島・富岡:時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021700914&g=eqa


【帰還困難の道路】線から面への復旧を(2月17日) | 県内ニュース | 福島民報 https://www.minpo.jp/news/detail/2017021739072 

震災から6年近く経った今、家が次々と壊される浪江町 福島の空にドローンを飛ばす理由とは  ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/14/fukushima-drone-matsumoto_n_14743212.html

3/11 生活クラブ生協・東京より/原発事故被災地の現状を知る―福島・栃木保養企画報告会「ふくしまの、いま」


生活クラブ生協・東京は、2011年の東日本大震災による福島第一原発事故への復興支援として、同生協の所有する東京都あきる野市のアウトドア施設「協同村」に福島・栃木の家族を迎える保養企画を12年から継続して行なってきました。その取組みを振り返るとともに、福島の現状を知り、今後どのような活動を展開できるのかを考える報告会「ふくしまの、いま」を世田谷の生活クラブ館で3月11日(土)に開催します。




【福島・栃木リフレッシュ企画報告会「ふくしまの、いま」】
日時:2017年3月11日(土)13:30-15:30
場所:生活クラブ館 地下スペース(小田急線経堂駅から徒歩3分)

福島第一原発事故からもうすぐ6年。しかし、福島第一原発の廃炉作業はいまだ見通しが立たず、小児甲状腺がんや放射性廃棄物の処理など問題は山積みのままです。生活クラブ生協・東京では、福島第一原発事故により放射線量の高い地域での生活を余儀なくされている福島・栃木の組合員を「協同村」に招き、豊かな自然のなかで思い切り遊んでもらう保養企画を行なってきました。

今回は、これまでの取組みを振り返り、今後の活動につなげるため、報告会を開催します。第一部では、福島大学 経済経営学類 特任准教授の林 薫平氏をお招きし、現在の福島での暮らしとなりわいについて基調講演をいただきます。第二部では、これまで「協同村」で行なってきた保養企画の内容を報告するとともに、実際に保養企画に参加されてきた福島の組合員から現在の福島での暮らしについてお話し頂きます。

参加費無料。どなたでもご参加頂けます。

▼第一部 基調講演
「福島の今~原発被害と暮らし、なりわい」
講師:林 薫平氏(福島大学 経済経営学類 特任准教授)
震災から約6年が経過し、福島では暮らしの平穏さを取り戻しつつある一方、まだまだ助け合って取り組んで行かなければいけない課題も残されています。生活環境のこと、農業・林業・漁業といった生業や、避難のこと、除染のこと、子どもたちの学びや遊び場のことなど、今の福島についてお話しします。

▼第二部 報告
1)協同村で福島保養企画を行なった4団体の活動を報告します。
・福島の子どもたちを招く府中市民の会
・2016福島の子ども保養inあきる野実行委員会
・福島っ子元気村キャンプ実行委員会
・生活クラブ福島企画実行委員会
2)生活クラブふくしまの組合員からの報告
リフレッシュ企画に参加している生活クラブふくしまの組合員 内海由佳さんをお招きし、ツアーに参加しての感想や、福島での暮らしについてお話いただきます。

≪詳細・参加お申込みはこちらから≫
http://tokyo.seikatsuclub.coop/news/2017/01/fukushima311.html

≪お問合せはこちら≫
生活クラブ生活協同組合(東京)  住宅事業室 TEL.03-5426-5209

2017/02/17

3/25 高崎/甲状腺エコー検査報告会 "3.11後を生きる子どもたちへ”

Annakaひだまりマルシェさんより、「甲状腺エコー検査報告会」をお知らせいただきました。群馬県では、大学との連携で独自の方法により甲状腺検査を市民の手で進めています。地域の方もどうぞお気軽にご参加くださればと思います。 子ども全国ネット)


放射線の健康への影響には様々な見解があります、が私たちはその影響を正当に評価するために、2016年度からより「群馬県における甲状腺検査」を実施しています。

1部では今年度実施した検査結果を「群馬県の今」として共有いたします。また2部の基調講演では「3.11後を生きる子どもたち」と共にある私たち大人に、問題に本質と向き合うことの重要性を宮城県尚絅学園大学付属幼稚園園長である岩倉氏よりお伝えいただきます。

皆さまと、新たな始まりの一歩を踏み出せる1日になることを願っております。



https://www.facebook.com/events/215983398875008/










































2017/02/15

【報道リンクまとめ】2017年2月13日(月)14日(火)15日(水)

【2月13日(月)】

横浜避難生徒同級生に金銭はいじめ…教育長が認め謝罪 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170214/k00/00m/040/002000c

福島原発事故の避難者、高速無料化を1年延長 国交省 産経新聞
http://www.sankei.com/politics/news/170213/plt1702130011-n1.html

避難解除は安全なのか 原発避難者「帰れない」理由とは MBSニュース
http://www.mbs.jp/news/kansai/20170213/00000059.shtml


【2月14日(火)】


茨城・原発事故6年 懸念なお 子ども対象甲状腺検査 つくば、守谷で132人受診

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201702/CK2017021402000159.html

避難者の高速無料延長 来年3月まで1年間 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2017021438967

住民の帰還促進、引っ越し代補助 今春解除の飯舘村 /福島 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170214/ddl/k07/040/069000c


【2月15日(水)】

茨城でも子ども甲状腺検査 原発事故6年で健康懸念なお 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201702/CK2017021502000175.html

南相馬・旧避難区域50%帰還 復興庁住民意向調査 福島民報
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2017/02/post_14738.html

原発事故で避難の子どもにいじめ 2件判明 埼玉県 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170215/k10010877571000.html

原発事故の避難でいじめ 直接申し立て専用窓口設置を検討 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170215/k10010877791000.html
埼玉・映画で絵画で福島の母たちの思い描く 県内に避難の河井さんら企画

2017/02/12

【報道リンクまとめ】2017年2月11日(土)12日(日)

【2月11日(土)】

避難者 茨城からの帰還少なく 福島に隣接、いわきの住宅不足も一因 /福島 - 毎日新聞 

http://mainichi.jp/articles/20170211/ddl/k07/040/105000c

「避難指示解除」に渦巻く不信 安全の根拠なく住民ら /神奈川新聞 

http://www.kanaloco.jp/article/230690 

福島復興再生特措法:除染に国費明記 改正案を閣議決定 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20170211/ddm/041/010/112000c


福島第1原発事故 汚染牧草堆肥化、実証実験に予算 栗原市 /宮城
http://mainichi.jp/articles/20170211/ddl/k04/040/041000c



【2月12日(日)】


<全町避難>浪江の復興工程表 国が提示 | 河北新報 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170212_61002.html 


<震災5年11カ月>被災農地77%営農可能 |  河北新報

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170212_73012.html

「学びの森」4月使用再開 富岡町文化交流センター にぎわいや産業創出へ |  福島民報 http://www.minpo.jp/news/detail/2017021238949






原発事故子ども・被災者支援法を活かす市民ネットより/2/17 大阪

2月17日(金)19時からです。
「原発事故子ども・被災者支援法」に関する色々なお話を交換するお茶会、しえんほうカフェ。
今回は、昨年の参院選で初当選・返り咲き当選した議員さんを対象にしたアンケートの企画について話します。
参加費800円
申込み モモの家 office@momo-family.org  (できれば事前に参加連絡ください)



原子力教育を考える会より/ 学習用DVD 放射能のホントのこと 上巻完成

(原子力教育を考える会で、下記のDVDができたとのお知らせがありました。詳細はこちらから直接サイトをご覧ください。  子ども全国ネット)

http://www.nuketext.org/real/real.html


学習用DVD   放射能のホントのこと 上巻
  対象:中学~高校生 もちろん大人の方も
  監修:崎山比早子 医学博士・元国会事故調査委員

■私たちがめざしているのは、オルタナティブな情報の提供です
 
2004年当時(もしかしたら現在も)、政府・文部科学省や電気事業連合会など、原子力開発を推進している側が、推進に都合の良い一方的な情報ばかりを発信している現状に対して、私たちは公平な立場で客観的な情報を発信しようとしてきました。2010年からはHPに「キッズページ」を公開し、その内容を元に2012年にはPHP研究所より、『放射線の大研究』『原子力がわかる事典』を出版しました。
 
HP「よくわかる原子力」は、2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故以後、にわかに注目を浴び、事故直後の3月16日には、一日28万PVを記録し、今日に至っております。

■このプロジェクトの背景
 
2011年3月11日、東日本大震災と、そしてその直後に東京電力・福島第一原子力発電所の事故が発生し、東日本を中心に広い範囲に放射性物質がまき散らされました。放射能の影響は今後何十年と続いていくまさに"国民的課題"のはずですが、すでに都市部や福島から遠く離れた地域では、事故の風化が始まっています。
 
各地で高線量の放射線被ばくが明らかになっているにもかかわらず、放射線の影響を過小評価し、不安を解消し安全をPRするための広報活動が原子力開発を推進する勢力の手によって行われている現状に、私たちは心を痛めています。実際に人々の不安を解消することは出来ていません。それは、現実に放射能の危険があるからです。

 

この画像は福島県浪江町昼曽根というところの民家の敷地で地面に置いた放射線測定器をもちいて、線量を測定しているところです(2014年3月の測定)。24.44μSv/時! この場所に1年間いると214mSv/年という、とんでもない被ばくをすることになります。一般人の年間被ばく量は1mSv/年までです。ここは帰還困難区域ですが、この場所に人が住めるようになるには100年以上の年月がかかります。


 

この画像は、福島市内舟場町の阿武隈川の土手の上で線量を測定しているところです。0.819μSv/時。地上高約1mの線量ですが、この場所に一年間いると8.1mSv/年の被ばくになります。(2013年8月)。私たちはその土手の上をこどもたちが通学している姿を目撃しました。福島市内には、こどもたちの背の高さを考えて測ったら(地上高10~50cm)今でもこれくらいの線量の場所があちこちにあります。

■いま、こどもたちに学んでほしいこと
 
福島をはじめとする汚染地帯では、放射線に対して感受性の強いこどもたちが、自分たちの健康を守るために、放射線の危険性を理解し、必要な行動をとることが出来るようにすること。
 
新しい学習指導要領と新しい教科書(主に中学理科)のもとで、全国の中学生が放射線について学ぶようになりました。公平な立場で放射線の知識を身につける必要があります。
 
全国のこどもたちが(大人たちも)、汚染地域の現状を理解し、必要なさまざまな支援について考えていけるようにすることが大切です。
 
このように考えて、わたしたちはDVD制作を思い立ちました。

■学習ビデオの内容
①:原発事故により、どこにどれくらいの放射性物質が拡散したのか。オリジナルの地図とアニメーションでわかりやすく伝えます。

②:放射線被ばくの危険性を伝えること。外部被ばくと内部被ばくの違いや、放射線の種類についてなどの基礎知識からはじめます。線量とその影響について、放射線の影響について"しきい値なし"と考えるのが国際的な定説になっています。つまり、放射線にはこれ以下ならば影響はないというレベル(しきい値)はありません。放射線被ばくは、量はわずかでも、それなりの影響があるのです。・・・・実はこの"しきい値なし"は政府も引用する国際放射線防護委員会ICRPの考え方でもあるのです。「基準値」以下だから大丈夫とは、わたしたちは考えません。


③:汚染地域では、とりわけどんな場所に気をつけたら良いか。HOT SPOT FINDERという測定器を用いて、地上高1m、50cm、10cmの線量を同時に測って、小さな汚染スポット(マイクロスポット)を見つけます。

放射線は目に見えません。マイクロシーベルト(μSv)という単位で表されてもなかなかピンとこないと思います。普通は見えない放射線を見えるようにしたのが、この画像です。

 

これは霧箱という実験器具を用いた映像です。真ん中の白い塊が放射性物質で、そこから飛び出しているのが放射線(ガンマ線)です。この器具を福島の汚染地で用いたらどうなるでしょう。汚染地で空間を飛び交う放射線を見える化します。

④:放射線が人体の組織にどんな影響を与えるのか。高校の生物で学習するDNAレベルで損傷を与えることなど、そのメカニズムについてアニメーションを使ってわかりやすく説明します。

⑤:放射線被ばくに対して大人よりも感受性の強いこどもたちが、自分たちの健康を守るために必要な知識について解説します。この点で参考になるのは、1986年のチェルノブイリ原発事故で放射能被ばくして以来、国を挙げてこどもたちの健康を守るために努力してきたベラルーシ共和国の取り組みを参考にします。具体的には次の通りです。

a:甲状腺がんをはじめとするさまざまな健康影響について説明して、健康を維持するために必要なこと、例えば、バランスのとれた栄養、精神的なストレスを溜めないための心のケアの重要性などを説明していきます。

b:放射線はこどもたちの免疫力を弱めています。健康を守るためには免疫力を維持し高める必要があります。そのための取り組みについて解説していきます。

c:ベラルーシで行われている"保養"の取り組みに学びます。汚染地域で暮らしていくのに必要なことは、こどもたちが空間線量の低い地域で、線量の低い食品を食べて過ごすこと、そうすることによって体内に蓄積された放射性物質の量を下げることができます。それがすなわち"保養"です。ベラルーシでは汚染地帯に暮らすこどもたち全員が毎年24日間、学校単位で保養に取り組んでいます。

d:これらの取り組みの必要性について、全国のこどもたち(大人たち)が理解し、汚染地域の方々への支援のあり方について考えられるようにします。とりわけこどもたちの保養が実現できるように訴えます。

■DVDの概要
   

上下二巻 各20~25分 授業など学習での使用に役立つ、ワークシート付き
ターゲットは、全国の中学生~高校生 中学高校生にもわかりやすく伝えます。もちろん大人の方々の学習にも役立ちます。

2017年1月 上巻完成 
頒布価格:カンパとして\1000+送料
送料等、メールでお尋ね下さい。
アニメーション サンプル





2/26 いわき/被曝後のこれからを考える「いわき市の初期被曝評価研究に関する中間報告~今中哲二講演会」


2011年の原発事故から6年。東京電力福島第一原子力発電所の事故は今も現在進行形であり、海や山や大地に、そして人や動物たちの暮らす環境を汚染し続けています。「たらちね」では2016年から今中哲二先生に『いわき市の初期被曝』の検証をお願いしています。いわき市の被曝は、人類が経験したことのない長きにわたる低線量被曝であり、特に3・11の初期被曝では、福島県内のどこよりも放射性ヨウ素131のプルームの影響を強く受けております。そこから心配されるのは人々の甲状腺をはじめとする健康被害です。私たちの故郷がどのように汚染され、被曝後の今、どうなっているのか知ることはとても大事なことだと思います。なぜならば、私たちはこの汚染された土地を子どもたちに託さなければならないからです。
低線量被曝の検証は健康被害の問題も含め、長期的に見つめなければ結論に辿りつけない長い作業です。

私たちも今中先生と一緒に、故郷が今どうなっているのか?知りたいと思います。みなさまも、お誘いあわせの上、ぜひ今中哲二先生のお話を聴きにいらしてください。たらちね一同、心よりお待ちいたしております。

日時:2017年2月26日(日)
10:00開場 10:30開演~12:30終了

場所:いわき市文化センター1F大講義室(いわき市平堂根町1番地の4) 
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1455001834298/index.html
参加費:無料*事前申し込みは必要ありません。
託児:あり/無料*託児ご希望の方は、たらちね事務局までお申し込みをお願いいたします。
問合わせ・託児申し込み:認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね
       ☎/FAX;0246-92-2526 Eメール;tarachine@bz04.plala.or.jp  担当:こまつ
主催:認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね/たらちねクリニック
(いわき市小名浜花畑町11番地の3カネマンビル3F)

ホームページ:http://www.iwakisokuteishitu.com/
  English  :http://www.iwakisokuteishitu.com/english/index.html
フェイスブック:https://www.facebook.com/tarachineiwaki/
  English  :https://www.facebook.com/Mothers-Radiation-Lab-Fukushima-686021531546687/ 

今中哲二プロフィール
チェルノブイリ原子力発電所事故後の追跡調査を中心に活動し、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故直後も迅速に追跡活動を開始。地域の人々と連携し被曝の実相について調査を継続している。
工学修士。広島県出身。京都大学原子炉実験所熊取六人衆の1人。
1973年(昭和48年) - 大阪大学工学部原子力工学科卒業。
1976年(昭和51年) - 東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了(原子力工学)。
1976年(昭和51年) - 京都大学原子炉実験所助手(文部教官)。
2007年(平成19年) - 京都大学原子炉実験所助教。
2016年3月 京都大学原子炉実験所助教 兼 京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻助教退官

研究分野:原子力学、環境影響評価・環境政策
所属学会:日本原子力学会、日本放射線影響学会
研究テーマ:原子力施設がもたらす環境影響に関する研究、広島・長崎原爆による中性子線量評価に関する研究

母親が広島で被爆した被曝二世であるが、原子力工学を専攻したのはそのためではなく、時代が高度経済成長にさしかかったころで、原子力が日本の将来に大きく貢献するというイメージにふりまわされたから、と述べている。大学院時代に原子力開発というのはなんとなく胡散臭いものだという部分が見えたから、就職後もそれを推し進めるのでなく、むしろその否定的な面に注目し明らかにしていこうと、一貫して"原子力をやめることに役に立つ研究"をおこなっているという。1978年(昭和53年)8月、愛媛県の伊方原子力発電所1号機の原子炉設置許可取り消しを求めて原発周辺住民35人が提訴した伊方原発訴訟を支援。日本で初めて原子力発電所の安全性が争われた中、科学者グループ(熊取六人衆、熊取六人組)の一人として活動した。2011年(平成23年)7月27日、衆議院厚生労働委員会の参考人として、東京電力福島第一原子力発電所事故に関連し放射線の健康への影響についての意見を開陳した。
~著書~
共著:小出裕章、久米三四郎ほか 『原発の安全上欠陥』 原子力技術研究会、第三書館、1979年1月。ISBN 4807491113。
『チェルノブイリ10年 大惨事がもたらしたもの』(1996年4月、原子力資料情報室)編:原子力資料情報室
『チェルノブイリ事故による放射能災害 : 国際共同研究報告書』 今中哲二編、技術と人間、1998年10月。ISBN 4-7645-0125-2。
共著:高木仁三郎、西尾漠、小出裕章ほか 『知ればなっとく脱原発』 七つ森書館、2002年3月。ISBN 4822802515。
『「チェルノブイリ」を見つめなおす 20年後のメッセージ』 今中哲二・原子力資料情報室、原子力資料情報室、2006年4月。ISBN 9784503171115。

ウラジーミル・バベンコ、ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所 『自分と子どもを放射能から守るには(日本語版特別編集)』 監修:今中哲二、世界文化社、2011年9月。ISBN 4418113185。。