2018/12/30

【報道リンクまとめ】12月29日(土)・30日(日)

【12月29日(土)】

福島)「全住民対象の検査勧めず」甲状腺検査めぐり勧告:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASLDW4VX1LDWUGTB00H.html


全袋検査...「新米」基準値超えゼロ 福島県産米、5年連続達成:福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20181229-338389.php

【年の瀬記者ノート】変わる放射線教育 風評や偏見どう乗り越えるか:産経新聞
https://www.sankei.com/region/news/181229/rgn1812290033-n1.html


【12月30日(日)】

東京)福島の子、楽しんで 世田谷の公園でリフレッシュ:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASLDR7480LDRUTIL01Y.html



《子ども全国ネットよりお知らせ》

『たべもの、いま、どうなってるの?2019・春 』


 3月開催予定です。
 詳細発表までもう少しお待ちください。

2018/12/28

【報道リンクまとめ】12月26日(水)・27日(木)・28日(金)

【12月26日(水)】

【12月27日(木)】

東電新潟代表、福島事故の放射性汚泥「引き取り困難」 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39474000X21C18A2L21000/

住民被曝データ、同意得ず研究利用 福島・伊達市が調査へ
産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/181227/lif1812270032-n1.html

個人被ばく線量論文、同意ないデータ使用か 東大が予備調査 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181227/k00/00m/040/252000c


【12月28日(金)】

全漁連「海への放出反対」 トリチウム水、再議論要求 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018122802000134.html

福島事故避難者、7割超に葛藤 県原発検証委員会が調査 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20181228441646.html

甲状腺25歳受診率、1割届かず 福島原発事故当時からの検査で 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018122701001688.html

甲状腺がん「地域差乏しい」 有病率の分布、福島医大論文示す 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20181228-338112.php


2018/12/25

【報道リンクまとめ】12月25日(火)

【12月25日(火)】

水戸市、埼玉11市町と協定 原発事故時の避難先:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39335770V21C18A2000000/

【福島】健康調査の情報発信 福島医大が1月14、15日に国際シンポ:中通り地区:福島民友新聞社 
http://www.minyu-net.com/tourist/naka/FM20181225-337269.php

福島の農家「東電に後始末を」差し戻し審の口頭弁論 ;日刊スポーツhttps://www.nikkansports.com/general/news/201812250000728.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp 

2018/12/23

【報道リンクまとめ】12月22日(土)・23日(日)

【12月22日(土)】

政府、解除要件など決定 復興拠点避難指示:福島民報 http://www.minpo.jp/news/detail/2018122258587

放射能測定マップ反響 自費出版、異例1万部準備:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018122202000254.html

<汚染廃>黒川、来年度本格焼却 事務組合理事長予算計上の方針/宮城:河北新報https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181222_11025.html

清流取水の水道水販売、福島 - 双葉・大熊など5町、安全性PR:奈良新聞
https://www.nara-np.co.jp/global/2018122201001700.html


【12月23日(日)】

甲状腺検査 84人が受診 原発事故時18歳以下の町民 塩谷町が一部費用助成/栃木:下野新聞
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/114629



こまもる便り 2018.12.23

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    NPO子ども全国ネット
               こまもる便り
                  2018.12.23
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暮れも押し迫ってきました。今週もチェックしておきたいニュースがあります。。宮城県では続々と試験焼却が行われ、甲状腺がん関連も労災認定や福島県サポート事業の対象拡大、などなど。アップの日程はずれるかもしれませんが、年末年始もニュースまとめは行います。よろしくお願いいたします。

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各地の団体・活動のお知らせより
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子ども全国ネットより/2018年10月改訂 放射線副読本について
文科省より、新たな放射線副読本が配布されています。
配布だけなのか、説明や授業はどうなのか、皆さんからの情報をお待ちしています。
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/12/201810.html

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12月10日(月)〜16日(日)のニュースより
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※ 情報ブログにアップしたニュースの主なものの見出しです。気になったニュースは、ぜひリンク先の報道機関サイトにて内容をご確認くださいね。全てのニュースのリンクはこちらでチェックできます。
kodomozenkoku-news.blogspot.jp

<汚染廃棄物>大崎で試験焼却3回目が始まる:河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181211_13032.html

個人線量計で被ばく管理 福島・復興拠点の防護策:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38824950S8A211C1CR0000/

福島支援団体 JR静岡駅北口で街頭募金:静岡:中日新聞http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20181212/CK2018121202000043.html

福島原発の作業員が甲状腺がん 厚労省が労災認定 事故の作業に従事:産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/181212/lif1812120043-n1.html

【千葉】放射能から子ども守れ 白井で検査 120人が受診:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201812/CK2018121302000141.html

福島第1処理水 海洋放出「反対」半数、東大など調査 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38905430T11C18A2000000/

県、支援対象を拡大 甲状腺検査サポート事業:福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2018121358289

原子力規制委 ヨウ素剤配布、若年層を優先:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181214/ddm/012/010/063000c

「逃げざるを得なかった」と原告 原発事故避難者控訴審始まる:京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20181214000071

福島からの県外避難者 実態把握に難しさも:河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181216_73009.html

県、甲状腺がん補助拡充 治療費など2次検査不要に/福島:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181216/ddl/k07/040/103000c

‥∵‥∴編集後記∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

我が家の中学生も「副読本」改訂版を持ち帰りました。3.11後の配布時には、配布されなかったのですが、今回は、各地で持ち帰ったという声を聞き、内容のチェックも行いつつ、配布の背景も知りたいと思いました。皆さんのところではどうでしょう。info@kodomozenkoku.com までお知らせいただけたら、ぜひメルマガでシェアしていきたいと思います。(Tou)

2018年10月改訂 放射線副読本について

文科省より、新たな放射線副読本が配布されています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1409740.htm

文部科学省では、現行の放射線副読本が作成から4年が経過し、当時から状況が変化していることから、内容や構成の見直し等について検討を進めてきたところですが、今般、放射線副読本を改訂しましたので、お知らせします。
 改訂した放射線副読本の冊子は、全国の小学校、中学校、高等学校等において活用できるよう、配布することとしています。

内容の検討はまだですが、自然放射線や各国の基準値を引いて、安全を強調されている部分もあり、果たしてこれは配布だけなのか、説明や授業はどうなのか、皆さんからの情報をお待ちしています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1409776.htm








2018/12/21

【報道リンクまとめ】12月20日(木)・21日(金)

【12月20日(木)】

長岡市、放射性汚泥を県外で処分へ 19年度に 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20181220440100.html

福島・大熊町がバイオマス発電 帰還困難区域で 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3920668020122018L01000/


【12月21日(金)】

【千葉】8度目要望も進展なく 指定廃棄物の長期管理施設 環境相に県西5市 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201812/CK2018122102000138.html

放射線防護実施後に解除 復興拠点の避難指示 政府、21日決定 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2018122158536

2018/12/19

【報道リンクまとめ】12月18日(火)・19日(水)

【12月18日(火)】

処理水保管「知らない」45% 海洋放出なら海産物に不安増 県外で周知進まず/福島:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181218/ddl/k07/040/225000c

被ばく線量率が高いと血球・骨髄細胞が減少、福島原発周辺のサルを東北大学などが解析:大学ジャーナル
https://univ-journal.jp/24056/

「除染土壌」資材利用で手引 住民、福島県、市町村と情報共有:福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20181218-335114.php

自主避難者家賃補助終了へ 福島知事「実態調査は不要」:河北新報https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181218_61036.html



【12月19日(水)】

<指定廃棄物>楢葉の固形化処理施設 来月試験稼働へ/福島:河北新報https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181219_63039.html

2018/12/17

こまもる便り 2018.12.17

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    NPO子ども全国ネット
               こまもる便り
                  2018.12.17
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先週のこまもる便りがすっかり週明けになってしまいました。申し訳ありません。今回お届けする12/3〜9日の見出しには、各地からの様々な分野の放射能問題がずらっと並んでいます。福島「側溝汚泥」「地元産米給食に」「避難者数」「モニタリングポスト」、宮城「試験焼却」、栃木「甲状腺検査」、千葉「処分場」、新潟「汚泥処理」など。取り急ぎお送りします。

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各地の団体・活動のお知らせより
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12/22(土)東京/市民立法「チェルノブイリ法日本版」学習
各地で精力的に学習会を開催している、市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会・共同代表、柳原敏夫弁護士による、今年最後の市民立法「チェルノブイリ法日本版」の学習会です。
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/12/2018221300-1230-1315-1515-154517-090.html

OurPlanetTVより/小児甲状腺がん少なくとも272人〜福島サポート事業で判明
福島県で実施されている小児甲状腺検査をめぐり、今年3月までに「甲状腺検査サポート事業」で医療費を受給した患者233人すべてが甲状腺がん患者であることがわかった。県議会の答弁で判明した。検討委員会のデータと合算すると272人となり、これまで公表されていた人数を大幅に上回ることとなる。
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/12/ourplanettv_16.html

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12月3日(月)〜9日(日)のニュースより
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※ 情報ブログにアップしたニュースの主なものの見出しです。気になったニュースは、ぜひリンク先の報道機関サイトにて内容をご確認くださいね。全てのニュースのリンクはこちらでチェックできます。
kodomozenkoku-news.blogspot.jp

【93カ月目の福島市はいま】行政の「情報」は誰の物?公表されぬ8000Bq/kg超の側溝汚泥データを独自入手。産廃業者は空間線量のみ、放射能濃度測らず :BLOGOS 
https://blogos.com/outline/342933/

君津・最終処分場:県、汚泥1万トン超搬入 汚染水漏れ後も継続 11~14年/千葉:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181205/ddl/k12/010/106000c

南相馬産米、地元学校の給食に 全量検査経て7年8ヵ月ぶり再開/福島:河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181205_63002.html

福島県内の避難者、1万人割っていなかった 復興庁「9825人」と公表も…2町が集計ミス 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181206_61050.html

放射性汚泥、新潟県処理へ 東電、費用負担を検討 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018120701001601.html

栃木・塩谷町 福島第1原発事故時18歳以下に甲状腺検査 国の「安全」、納得できず
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181207/dde/012/040/004000c

<汚染廃棄物>試験焼却3回目は予定通り 大崎市長が表明 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181207_11027.html

MP(モニタリングポスト)継続設置求め交渉 市民の会、規制委撤去方針受け/福島:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20181208/ddl/k07/040/065000c

<大崎市>試験焼却継続、異論出ず 汚染廃で地元協議会/宮城:河北新報https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181209_13032.html

‥∵‥∴編集後記∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

全国各地、本格的な冷え込みですね、皆さまの地域はいかがでしょう。インフルエンザも全国的な流行に入ったとか。師走のお忙しい日々、休養もままならないかもしれませんが、大人も子どもも、睡眠、食べもの、足湯など、身体を温めつつ、免疫力アップで乗り切りましょう。(Tou)

【報道リンクまとめ】12月17日(月)

【12月17日(月)】

住民の被曝線量情報2万7千人分、市が無断提供:YOMIURI ONLINE
https://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000303/20181215-OYT1T50025.html

福島第1原発事故 自主避難者への賠償が初確定:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20181217/k00/00m/040/165000c

福島第1原発 増え続ける放射能汚泥 水処理2次廃棄物 処分方法決まらず:新聞赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-12-17/2018121701_04_1.html

12/22(土)東京/市民立法「チェルノブイリ法日本版」学習


今年最後の市民立法「チェルノブイリ法日本版」の学習会です。

◆ 講師:柳原敏夫
(市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会・共同代表)

◆ 日時:2018年12月22日(土)13:00~ (開場12:30) 
◆ 会場:光塾(東京・渋谷)   
◆ 参加費 無料
(福島原発事故の避難者の方には交通費補助あり〔上限2千円〕)

◆ スケジュール
  柳原の話    13時~15時
  質問タイム   15時~15時半
  交流会     15時45分~17時

◆ 主催:脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)
  問い合わせ先 090-8494-3856(岡田)

https://fukusima-sokai.blogspot.com/









2018/12/16

【報道リンクまとめ】12月15日(土)・16日(日)

【12月15日(土)】

福島からの県外避難者 実態把握に難しさも:河北新報https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181216_73009.html


【12月16日(日)】

県、甲状腺がん補助拡充 治療費など2次検査不要に/福島:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181216/ddl/k07/040/103000c


OurPlanetTVより/研究申請前に解析結果を公表〜伊達市の被ばくデータ

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2337

(住民に配布された線量計のデータは、住民のための対策に活かされるどころか、研究発表に流用されていたという。これらのことも、こうして追求してくださるジャーナリストがいなければ、闇に葬られてしまうということなのです。 子ども全国ネット)


 
福島原発事故後、ツイッターによる積極的な発信で名を知られる物理学者で、放射線影響研究所評議員も務める東京大学の早野龍五名誉教授が、倫理委員会の承認を受けないまま、伊達市民の被ばく線量データを解析し、ICRP(国際防護委員会)の会合で発表していたことがわかった。同研究は、毎時0・23マイクロシーベルトという除染目標を緩和する根拠の一つ。政府は、帰還困難区域の避難指示解除にあたり、被ばく防護策の中心に「個人線量」による被ばく管理を据えるが、これも同研究が影響している。同研究をめぐっては、伊達市による不正な情報提供が疑われているが、国の被曝防護政策の転換に根拠を与えている研究で、新たな問題が発覚した格好だ。
 
研究計画ないまま伊達市住民6万人をデータ解析

早野氏が、伊達市民の解析データを発表したのは2015年9月13日に伊達市で開催された第12回ICRPダイアログだ。、早野氏はガラスバッジによる個人線量測定の時間による変化のグラフを示し、高線量の地域では一定の除染効果がある一方、低線量の地域では除染効果がないとする解析結果を披露した。
 

早野教授(当時)が2015年9月に伊達市の解析データを披露する様子 Ethos Fukushima公式動画
 
さらに住民の生涯の被曝線量推計値も紹介。事故後に毎時3・5マイクロシーベルトを超えたような地域に70年間住み続けた場合でも、追加の被曝線量は平均7ミリシーベルトに過ぎず、住民の99%は14ミリシーベルトの範囲内に収まると解説した。
 
早野氏は、「伊達市はすごいんですよね。こういうデータがある」と伊達市の実測データを絶賛。しかし実際には、厚生労働省と文部科学省が定めた「人を対象とする医学系研究の倫理指針」で定められている手続きを踏まず、これらのデータを研究に利用していた。国が策定した倫理指針によれば、医学系の研究を開始する前には、必ず研究計画書を倫理委員会で承認を受ける必要がある。
 
研究申請書審査結果通知書
(左)2015年11月2日付け研究許可申請書 (右)2015年11月27日付け審査結果通知書
申請結果通知書研究計画書
(左)2015年12月17日付け申請結果通知書 (右)研究計画書(クリックすると全ての文書をダウンロードできます)
 
同研究の研究計画書が福島県立医科大学の倫理委員会に提出されたのは同年11月。その後、早野氏と福島医大の宮崎真氏が2016年と17年にわたり、伊達市民6万人の個人線量データをもとにした論文を専門雑誌に投稿している。同研究をめぐっては、 研究でデータが使われることに同意していない市民についても利用していることが明らかになったばかり。
 
個人線量データの不正提供か〜福島県伊達市(2018年12月6日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2337
 
スライドに不自然な不一致

注目に値するのは、当時、早野氏が発表したグラフだ。福島医科大学の宮崎真氏と早野氏が2017年7月に発表した共著論文と同じデータを利用した同内容のグラフを使用しているが、「地域別の除染効果」を示したグラフは縦軸の目盛りが違う。ICRPダイアログで発表したスライドは、事故後の計測値が平均1マイクロシーベルト前後だが、論文では0.4マイクロシーベルト。同じ縮尺に直して2つのグラフを重ねると、曲線や外れ値の分布はほぼ一致するが、目盛りだけが違う。
 
除染効果を示したグラフ

(左)2015年9月に発表したスライド(公式動画より)(右)2017年に発表した論文の図5(論文より)
 
また「生涯の追加被曝量」について早野氏は、ICRPダイアログで「平均7ミリシーベルト」と説明しているが、論文の結論は中央値で18ミリシーベルト。2倍以上の開きがある。事故直後の数値が低くなれば、生涯の線量も低くなるはずだが、それが逆になっているのだ。さらに、わずか425人のデータ解析であるにも関わらず、99%の人が含まれる範囲(99パーセンタイル)から外れた人を示す点(外れ値)が、8個もある箇所もあり、極めて不自然だ。
  
生涯の追加被ばく線量を示したグラフ


(左)2015年9月に発表したスライド(公式動画より)(右)2017年に発表した論文の図5(論文より)
  
伊達市のデータを発表した早野氏はOurPlanet-TVの取材に対し、倫理委員会の承認を受ける前に、研究に着手していたことについて、「委託元の伊達市から市民の個人線量の分析からどのような結果を得られるかなど具体的に示して欲しいという話があり,応えたもの」と説明。また、ICRPダイアログと論文とで、データに大きな違いがあることについては「2015年のダイアログはあくまでパイロット分析」だとし、2017年の論文の結果が正しいとしている。一方で、2017年の論文の解析に一部誤りが発覚したとして、現在論文誌に訂正を申し入れていることを明らかにした。
 
一方、早野氏との共著論文を執筆した主著者の宮崎氏は、「早野先生がどのようなデータを発表されたか当方では把握しておりません」と回答し、コメントを避けた。同研究は、市が通常の手続きを経ずに、研究者にデータを渡していたこともわかっており、個人情報保護違反の可能性があるとして、市は検証委員会を立ち上げる方向で検討している。また伊達市の住民が10日、東京大学に対し、科学研究行動規範調査の申立てを行なった。
 

OurPlanetTVより/小児甲状腺がん少なくとも272人〜福島サポート事業で判明

(ようやく公表された「甲状腺検査サポート事業」の状況。233人すべてが甲状腺がん患者だということは、以前からわかっていたはずなのに、あくまでも公表したくなかったということなのだろう。実態はすみやかに公表し、対策が必要なら検討する、そうしていただきたい。サポート事業が多少見直されたことは評価できるけれど。子ども全国ネット)

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2342



 
原発事故後、福島県で実施されている小児甲状腺検査をめぐり、今年3月までに「甲状腺検査サポート事業」で医療費を受給した患者233人すべてが甲状腺がん患者であることがわかった。県議会の答弁で判明した。検討委員会のデータと合算すると272人となり、これまで公表されていた人数を大幅に上回ることとなる。
 
233人全てが甲状腺がん

2015年7月にスタートした甲状腺サポート事業。県の甲状腺検査を受け、2次検査で結節性病変などが見つかり、保険診療となった患者に対して医療費を支給する制度だ。12月12日付で県が受給資格を見直し、2次検査対受診者に限っていた対象者を広げ、事故当時福島県に居住していた18才以下の子どもで、一度でも甲状腺検査を受けていれば受給できるようになった。また、県外避難などが理由で、一度も1次検査を受けていない人も柔軟に対応する。
 
この見直しを受け、いわき市選出の古市三久議員が受給状況について質問。これまでに医療費の交付を受けた233人の疾患の内容を訪ねたところ、県民健康調査課の鈴木陽一課長は「(233人)全てが甲状腺がんで、そのうち手術を受けた人が82名」と答弁した。
 
福島県はこれまで、甲状腺検査サポート事業の対象者は「結節性病変等」と説明してきた。日本甲状腺学会の定めた「甲状腺結節取り扱い診療ガイドライン」によると、「結節性病変等」は頻繁に見つかる病気で、悪性腫瘍のほか良性腫瘍や、腫瘍ではない病変も含まれる。しかし、県はサポート事業の受給資格を「甲状腺がん患者」に限定し、「結節性病変」の患者全体を対象としているわけではないことが判明。検討委員会で公表されている202名よりはるかに多い患者の存在が明らかになった。
 
古市議員は、甲状腺検査サポート事業と県民健康調査結果との突合をしないのかと質したが、県は紐付けはしないと表明。全数把握のために同事業活用しないとの考えを示した。

 

 
少なくとも272人が甲状腺がん疑い

検討委員会より多い人数の甲状腺がん症例を県が把握しながら、全体像の把握に活用しないのは、理解に苦しむ。そこで、OurPlanetTVでは公表されているデータをもとに、可能な範囲で最低限可能な計算を試みた。
 
福島県が18歳以下の医療費を無料にしているため甲状腺検査サポート事業の受給者には、18才以下の患者は一人もいない。このため、検討委員会で公表されているデータのうち、今年3月までに甲状腺がんと診断された18歳以下の45人は合算することができる。この結果、少なくとも277人が甲状腺がんの疑いと診断された患者がいることがわかった。
 
1巡目:2018年3月末で18歳以下(事故当時11才以下)は13人

1巡目に細胞診等で悪性疑いであった子の平成 23 年 3 月 11 日時点の年齢による分布
 
2巡目:2018年3月末で18歳以下(事故当時11才以下)は26人

2巡目に細胞診等で悪性疑いであった子の平成 23 年 3 月 11 日時点の年齢による分布
 
3巡目:2018年3月末で18歳以下(事故当時11才以下)は8人


3巡目に細胞診等で悪性疑いであった子の平成 23 年 3 月 11 日時点の年齢による分布
 
ただし県の発表により、手術後の病理診断でがんではなかった患者がいる。検討委員会で公表された「良性結節1名」と甲状腺検査サポート事業」の報告で発表された濾胞性腺腫などが5名だ。これら偽陽性だった患者を除くと、現時点で県のデータから把握可能な甲状腺がん患者は少なくとも272名にのぼることがわかった。
 
県の担当者によると、甲状腺がんでも、濾胞性腺腫と濾胞がんは手術をして病理診断をしないと、悪性かどうかわからないケースは、悪性腫瘍でなくとも手術費用は支給するが、良性腫瘍との診断で手術をするケースは対象から除外されるという。ちなみに、乳頭がんは穿刺吸引細胞診によって、ほぼ悪性かどうかの診断がつくとされている。
 
甲状腺がんの全体像把握に消極姿勢の福島県

OurPlanetTVの取材に対し、県民健康調査課は、甲状腺検査サポート事業は申請主義なため、数の把握にはなじまないと回答。同事業は、避難指示区域で医療費が減免されている人や生活保護受給者なども除外されているため、より多くの人数が漏れているとの見方を示した。
 
一方、甲状腺評価部会で、地域がん登録によりがんの全数を把握する方針が示されていることについても質問があったが、菅野地域保険課長は、がん登録は、がんの診断を受けた時点の住民票住所で地域登録されるため、原発事故当時、福島県に在住していた患者の把握は難しいと答弁した。

2018/12/14

【報道リンクまとめ】12月13日(木)・14日(金)

【12月13日(木)】

政府の放射線防護策了承 年内に避難解除要件示す 規制委:福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2018121358283

【千葉】放射能から子ども守れ 白井で検査 120人が受診:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201812/CK2018121302000141.html

福島第1処理水 海洋放出「反対」半数、東大など調査 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38905430T11C18A2000000/


県、支援対象を拡大 甲状腺検査サポート事業:福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2018121358289


【12月14日(金)】

原子力規制委 ヨウ素剤配布、若年層を優先:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181214/ddm/012/010/063000c

<福島県大熊町>新庁舎は「着々」でも…新卒採用「ゼロ」応募者3人、内定者も辞退 社会人対象に募集へ:河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181214_61012.html

「逃げざるを得なかった」と原告 原発事故避難者控訴審始まる:京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20181214000071

<とある窓>心の風景たどる 写真と証言で震災被災者の思い追体験 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181213_13039.html

2018/12/12

【報道リンクまとめ】12月10日(月)・11日(火)・12日(水)

【12月11日(火)】

<汚染廃棄物>大崎で試験焼却3回目が始まる:河北新報https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181211_13032.html

被害現状発信に課題 「3・11」から7年9カ月 東京電力廃炉資料館:福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2018121158214


【12月12日(水)】

個人線量計で被ばく管理 福島・復興拠点の防護策:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38824950S8A211C1CR0000/

福島支援団体 JR静岡駅北口で街頭募金:静岡:中日新聞http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20181212/CK2018121202000043.html

福島原発の作業員が甲状腺がん 厚労省が労災認定 事故の作業に従事:産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/181212/lif1812120043-n1.html

2018/12/09

【報道リンクまとめ】12月8日(土)・9日(日)

【12月8日(土)】

MP継続設置求め交渉 市民の会、規制委撤去方針受け/福島:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20181208/ddl/k07/040/065000c

人形劇:原発事故描く 福島の劇団、神戸と大阪で15・16日/兵庫:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20181208/ddl/k28/040/338000c


【12月9日(日)】

<大崎市>試験焼却継続、異論出ず 汚染廃で地元協議会/宮城:河北新報https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181209_13032.html

2018/12/08

こまもる便り 2018.12.8

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    NPO子ども全国ネット
               こまもる便り
                  2018.12.8
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しばらく前から、近所のお肉屋さんに「福島牛」ののぼりが立ち始めました。東京五輪・パラリンピックの需要増を見据えた販路拡大策「ふくしまプライド。フードアクション」は着々と進行中で、12月は「福島牛」なのだとか。「ふくしま売米(うりこめ)隊」が首都圏で行脚、目標の1000店を突破し、更にプロのバイヤーを招き、産地ツアーで測定現場を見てもらい、福島米の安全性を売り込んでいるというニュース。賢い消費者の信頼を得ようとするのであれば、米は100Bq/kg、牛肉は25Bq/kg以下で安全だ、などという測定下限値を、もっと厳しくするしかないのでは、と思うのですが。

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各地の団体・活動のお知らせより
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12/14(金)大坂/原発賠償京都訴訟控訴審(大阪高裁)第1回口頭弁論期日
原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会からのお知らせです。京都でも、約58世帯175名もの避難者のみなさんが原告団として裁判で闘っていらっしゃいます。支援の方々の声が掲載されています。
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/12/12141.html

OurPlanetTVより/個人線量データの不正提供か〜福島県伊達市
福島県伊達市が、条例で規定されている個人情報審査会を経ず、住民の個人情報を研究者に提供していたことがわかったそうです。さらに研究者らは、研究に同意していない市民のデータも論文に使用していたとか。
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/12/ourplanettv.html

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11月26日(月)〜12月2日(日)のニュースより
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※ 情報ブログにアップしたニュースの主なものの見出しです。気になったニュースは、ぜひリンク先の報道機関サイトにて内容をご確認くださいね。全てのニュースのリンクはこちらでチェックできます。
kodomozenkoku-news.blogspot.jp

食品・農産物の安全確保や第1原発の廃炉に関心 6割が回答 垣間見える県民の心境 今年度/福島 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20181126/ddl/k07/010/089000c

原発避難の小学生、立ち入り禁止の故郷へ「疑似遠足」
https://www.asahi.com/articles/ASLCV55XQLCVUGTB00P.html

栃木6市町、一時集約で合意 農家保管の指定廃棄物 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38197210W8A121C1L60000/

<汚染廃>色麻町・すき込み実験 牧草への移行はわずか、飼料利用可能水準 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181127_13036.html

イノシシから放射性物質 県が消費自粛要請/秋田:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASLCW521MLCWUBUB00C.html

日光市 農家保管の指定廃棄物 市施設に移転方針:栃木:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201811/CK2018112802000173.html

復興拠点...詳細線量把握『焦点』 最高毎時7マイクロシーベルト 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20181129-329550.php

<放射線監視装置>一部撤去方針の説明会終了へ 来春意見取りまとめ 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181130_63027.html

専門家「特別に危険ない」トリチウム健康影響 処理水対策の政府小委員会 産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/181130/lif1811300031-n1.html

除染土の埋め戻し 那須町で作業開始 環境省実証事業/栃木:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201812/CK2018120102000174.html

福島原発事故 甲状腺検査くすぶる「縮小論」:特報:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018120202000171.html

‥∵‥∴編集後記∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

先日は師走だというのに記録的な高温が各地で測定されたかと思うと、一転してのこの寒さ…北海道、東北、北陸ではけっこうな雪だとのこと。きっと皆さん暮れでお忙しい日々をお過ごしと思います。どうぞ十分睡眠をとるなどして免疫力アップ! 気温差にやられないようにしましょうね。(と言いつつ、これから新潟へ向かうのでした…Tou)

OurPlanetTVより/ 「小児甲状腺がん診療ガイドライン」来秋に公表へ


http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2330



第61回日本甲状腺学会学術集会の立て看板。会場内は撮影禁止とされた
 
福島県の甲状腺検査で、200人を超える子どもに甲状腺がんが見つかっている問題を受け、日本甲状腺学会が、小児甲状腺がんの診療ガイドラインを策定する。福島医科大学の鈴木眞一教授が、日本甲状腺学会の学術集会で報告した。来年秋までに公表する。
 
策定の方針が示されたのは「小児甲状腺がん診療ガイドライン」。学術集会の初日にあたる22日に、ガイドラインのおおまかな方向性が固まり、今後、文献調査や重要課題の絞り込みを行っていく。事務局を担うのは福島県立医科大学。日本甲状腺学会理事長で群馬大学山田正信教授が統括し、治療の責任者は隈病院の宮内昭院長が務める。また査読委員には、福島県立医大副学長山下俊一教授ほか3人が担当することが決まった。甲状腺学会のほか、内分泌外科学会、小児内分泌学会、乳腺甲状腺超音波医学会も協力する。
 
小児甲状腺がんの診療ガイドラインをめぐっては、福島県の甲状腺検査で予想を超える小児甲状腺がんが見つかり、「過剰診断」論が浮上する中、「県民健康調査」検討委員会や甲状腺評価部会では度々、その必要性が指摘されてきた。2015年5月17日に公表された「中間とりまとめ」にも盛り込まれたが、その後3年もの間、具体的な方向性は示されていなかった。
 
参考:甲状腺評価部会「中間とりまとめ」
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/115335.pdf
 

(左)学会の抄録表紙。(右)鈴木眞一教授の抄録のページ。最近は空欄のことが多い。
 
米国で小児甲状腺がんガイドライン

米国甲状腺学会(ATA=American Thyroid Association)は2015年に、初めて小児甲状腺がんに関するガイドラインをまとめた。ATAは同年、成人のガイドラインも大幅な改訂を実施。甲状腺全摘手術を基本とする従来の方針を見直し、予後のよいがんは「片葉」のみを切除する、日本型の「甲状腺温存手術」を導入した。また微小乳頭がんに対しては、手術をせずに経過をみる「アクティブ・サーベイランス(非手術経過観察)」も認めた。
  
しかし、「小児ガイドライン」では、「アクティブサーベランス」も「片葉切除」も推奨せず、引き続き「全摘」と「放射性ヨウ素内用療法」を基本としている。全摘した場合、血中サイログロブリン(Tg)濃度が再発癌マーカーとなりうるため、この数値を監視し、リスク段階に応じて、TSHを厳しく抑制する(ホルモン補助療法)ことを基本指針としているためだ。ただし米国の「小児ガイドライン」では、超音波によるスクリーニング検査で見つかったがんは対象としていないため、専門家からは、福島県民健康調査などを考慮に入れた国内のガイドラインの策を求める声があがっていた。
 
ATA 2015 management guideline for children with thyroid nodules and differentiated thyroid cancer
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4854274/
ATA2015小児甲状腺結節・分化がんの治療ガイドラインについて
山下 俊一(長崎大学原爆後障害医療研究所放射線災害医療研究分野)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesjsts/32/4/32_274/_pdf
 

OurPlanetTVより/個人線量データの不正提供か〜福島県伊達市

(詳細は、下記リンクよりOurPlanetTVサイトにてご覧ください 子ども全国ネット)

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2335



伊達市議会の公式動画より
 

福島県伊達市が、条例で規定されている個人情報審査会を経ず、住民の個人情報を研究者に提供していたことがわかった。さらに研究者らは、研究に同意していない市民のデータも論文に使用していた。6日に開催された市議会の一般質問で明らかになった。

問題となっているのは、福島県立医科大講師の宮崎真氏と東京大学名誉教授の早野龍五氏が論文発表した個人線量計データに関する研究。伊達市が個人情報条例に規定されている審議会を経ず、ガラスバッチ で計測した住民の個人線量データと住所の生データを東京大学の早野龍五教授(現名誉教授)に提供したとして、高橋一由議員が厳しく追及した。

論文では、「GIS(Geographic Information System)」と呼ばれる地理情報システムを利用して、住民の被曝線量の分布を点で示した地図を作成している。高橋議員は、住所を提供しており、個人情報保護条例に反すると批判。これに対し、田中清美直轄理事は「個人情報が特定できないように加工、削除している」とし、住所も「字」までしか提供していないと反論した。

しかし高橋議員は、「宮崎早野論文には、住所の位置情報を100分の1度に丸めていると記載されているが、それでは1キロメッシュになってしまう。伊達市は265平方キロメートルだから、265の点しか表示できない。論文には使えないはずだ」と指摘。6万人の住所を提供したとしか考えられないと主張した。

  
(左)GISを利用し個人線量の分布を点で示した地図
(右)航空機モニタリングの空間線量データを1キロメッシュで塗り分けた地図
ともに宮崎真氏・早野龍五氏の共著論文より引用 http://stacks.iop.org/0952-4746/37/i=1/a=1
 
 

同意していない住民データも使用

さらに高橋議員は、研究計画書に「同意した住民のみを対象とする」と記載されているにも関わらず、同意しなかった住民データ約3万人分も含まれていると指摘。解析結果は、海外の科学雑誌に掲載され、ICRP(放射線防護委員会)の防護基準見直しや国の避難基準の緩和に活用される恐れがあるとして、市に対応を求めた。田中直轄理事は「論文の中身については執筆者の二人が対応すべき。依頼文書に基づいた論文に変更があれば、お知らせがあるはずだ」と理解を求めた。

市によると、測定に参加した住民5万8481万人のうち、同意したのは約半数の3万1151人。97人が「不同意」を表明し、残りの2万7233人は同意書を未提出だった。

 
解析対象者が同意書の数を上回っている(宮崎氏と早野氏の論文より引用)
 
海外で提案されたビッグデータの活用

ガラスバッチは、特殊なガラス素材を使用したライターほどの大きさの線量計だ。首にぶら下げたり、胸につけて生活することで、個人が受けた積算の放射線量を計ることができる。通常は、原発作業員やレントゲン技師などが被曝管理をするために身につけるものだが、原発事故後は、住民の個人線量を把握するため、伊達市をはじめとする多くの自治体で導入されてきた。

早野氏は昨年2017年3月15日の最終講義で、パリで開催された原子力関係の会議で、「伊達市のあの膨大なデータをなんとかしませんか」と提案されたと紹介。6万人の「ビッグデータ」と航空機モニタリングから推定される居住地付近の外部被曝線量のつきあわせたデータベースを作成し、2016年12月に論文を発表した。

論文では、空間線量をもとにした線量基準は、個人線量計の実測値より4倍高いと指摘。さらに2017年の公表した論文では、2011年当時、毎時3・5マイクロシーベルトを超え、市内で優先的に除染を行った「Aエリア」に70年間住み続けたとしても、積算線量は20ミリシーベルトに満たないと結論づけた。

早野氏は講演で、「これはショッキングなほどに低い数字です。」と述べ、国連科学委員会(UNSCEAR)の報告書にも採用される予定」と紹介している。また、政府の放射線審議会や原子力規制委員会も、この結果を重視しており、住民の被曝管理を「空間線量」ではなく、「個人線量」で行う方向に方針転換を図っている。

 

1/13(日)埼玉/【 講談 神田香織 母親たちの祈り 】 〜ルポ母子避難〜消されゆく原発被害者

いわき市出身の神田香織さんによる講談が実現しました。この値段で観ることはなかなか出来ません‼️ 二児の母でもある川越市在住のフリーライター吉田千亜さん著書《ルポ母子避難》も参加。ルポ母子避難に書かれている、いわき市出身で川越市に在住の母親と3年間川越市に避難し、その後帰還された母親による《今の現状》を語ります。それぞれの母親達の祈りに耳を傾けてください。

偶然にも、いわき市と川越市が繋がりました。地域の方々のご理解が避難者の未来を守ります。講談を通して、原発事故による母親の気持ちを共に考えてみませんか?

🔶 1月13日(日)18:15開場 18:30開演

🔶 クラッセ川越 6階(川越市菅原町23番地10)
   JR川越線/東武東上線「川越駅」東口降車徒歩3分

第1部 講談「母親たちの祈り」神田香織
~ルポ母子避難より〜消されゆく原発被害者

第2部 埼玉に避難、福島に帰還された方に福島の今の現状のお話いただきます。

🔶 入場料:1,000円

🔷 主催 原発避難者と歩む@川越
    ここカフェ@川越
    ぽろろん
🔶 後援 川越市、川越市教育委員会
      
チケットご希望の方は、メールか電話にてお申込みください。押し返し、予約番号をお知らせします。

🔴 お申込みはこちらへ
鈴木 070-5080-4494  bxrxy915@gmail.com
池田 080-5089-7344  nionio009@gmail.com

🔶 チケット販売所
くるみの木
川越アトレ 1階 福祉の店

12/14(金)大坂/原発賠償京都訴訟 控訴審(大阪高裁)第1回口頭弁論期日

●日時  2018年12月14日(金)午前10時30分開廷
     本館2階 201号or202号法廷(約100人)

●集合  午前9時30分にはお集まりください。
    傍聴券の抽選、手荷物検査のためみなさまの参加をよろしくお願いします。


◆11/25「京都原告団を激励する集い」報告

会場いっぱい(60名)の参加で熱気あふれる集いととして大成功しました。
 
集いは、支援する会の奥森事務局長による開会に至る経過の報告に始まり、原告団・福島さんのあいさつ、川中弁護団長のあいさつ、支援する会の橋本共同代表のあいさつ、「京都訴訟のあゆみ」を映像で流しながら堀江さんの映像場面の説明(BGMとして川崎さんによる篠笛演奏)、田辺弁護士による報告(これまでの原発賠償訴訟判決と控訴審の争点)、参加原告のあいさつ・決意表明、参加者からの激励と支援の決意表明、事務局からのお願い(傍聴に来てください、会員になってください、スタッフになってください)、原告団・萩原さんのお礼のことば、という順に進行しました。

最初から最後まで充実した、とてもよい集いとなったと思います。集いの報告は、支援する会のブログに掲載していますので、ぜひお立ち寄りください。
  https://shienkyoto.exblog.jp/30187830/

◆参加者の感想から

1 「京都訴訟のあゆみ」(スライド上映と解説)について
・「よく続けて来られた」ことを学ばせて頂きました。
・豊富な内容を短くよくまとめられていました。
・篠笛良かったです。これ迄の頑張りと原告の団結が良くわかってうれしかったです。
・微力ながら、共にあゆんできた一員になれて、小さな力も集まれば大きくなると感じました。そして、もっと大きくしていきたいと思いました。
・堀江さんと川崎さんの絶妙のコラボがすばらしかったです。
・心がふるえました。短くまとめてありますが、提訴を決意されるまでのお一人おひとりの原告のみなさんの想いや1コマ1コマの間にある時間、人の働きかけ、家族のこと、たくさん想像しました。控訴審、ともに闘うことの決意を新たにしました。
・観てわかる映像が迫真力をもって伝わった。
・みんなの涙ぐましい努力を垣間見ることができます。みなさん、本当に有難うございます!

2 弁護団報告(田辺事務局長)について

・判りやすくお話下さりありがとうございました。
・今回の大阪高裁での争点がよくわかりました。
・とてもわかりやすく裁判する意義と傍聴の大切さを話して下さいました。いくつかの裁判の原告となり、裁判官がどんどん変わっていくこと、ひどい負け方もし、望まぬ判決を引き出すために裁判をしているのではないかとさえ思ってしまう昨今です。あらためて頑張るしかないと伝えていただいた気がします。ありがとうございます。
・傍聴は多い方がいいいんじゃないかな、頭数に…と思ってきましたが、大きな力になるんだと実感しました。
・控訴審にむけて一層パワーアップした気合がみなぎり、頼もしく感じました。
・いつもながら誠実さと強い熱意のこもった簡潔な報告に力をいただきました。
・区域外避難を選択し実行したことの正しさの証明が大切であること、本当にそうだと思いました。避難の権利は認められなければなりません。責任を国、東電にとらせなければなりません。3つのポイントで勝つために、傍聴席をいっぱいにして社会的裁判としていきたいと思いました。田辺弁護士の熱い思いに信頼と力強さを感じました。
・話が具体的。控訴審でどんな立証、主張をするのか、法廷外の運動が大きく影響するとの明快な論理が胸に落ちる。)
・とてもとても熱い思いが伝わってきて、元気をいただきました。

3 「激励する集い」全体を通しての感想

・このような集会を企画されたことに敬意を表します。
・つい娘のことなどを思い出し、あいさつがうまくできず申し訳なかったです。
・原告の訴えがお一人おひとり素敵でした。本当によくまとまって頑張っておられると感動でした。ここに来て良かったと言っていただいて、応援に来て良かったと思っています。50人という場所設定が、参加したら迷惑かけるんじゃないか?とか、集める人が決まっているんじゃないの?などの意見を聞いて、参加を迷っていたので、じゃまになるかなあと家族と一人なら許されるんじゃないなどと出てきました。次は、少し場所に余裕があるところに、ぜひお願いします。
・いろいろな立場の人が思いを一つにしてつながれていることに希望を感じました。
・原告さんお一人おひとりの8年間の思いの一端を聞かせていただき、控訴審にむけて一丸となっている団結力を感じ、うれしく思いました。
・原告の方々、他の発言者一人ひとりの言葉に心を動かされました。とても良い集いでした。参加して良かったです。
・原告の皆さんの言葉は1つ1つ心に染みました。無くされよう、消し去ろうとすることに抗い闘い生きる姿勢に強く共感し、ともに歩みたいと思いました。自らの問題として闘いたい。
・なんといっても原告の人の話は何度聞いても避難の時の状況と思いが胸に迫る。その思いは特別なものではなく、誰でもが起こり得る。
・支援の皆様や原告さんの気持ちがあらたに盛り上がったと思います。貴重な機会を本当に有難うございました。

4 京都原告団への激励メッセージ

・「原発ムラ」の攻撃に負けそうな自分を励まして頂きました。   
・ますます団結を強め、がんばって下さい。応援させていただきます。
・あきらめないで頑張るしか、この辛さを晴らすことはできないから、今からここからと頑張っていきましょう!そして裁判だけでなく、この辛さを生み出した原発をなくすことに一生懸命になりましょう。身体に気をつけていきましょう。

・すべての市民や未来の子どもたちを代表して訴えてくださっていると思います。京都まで行けないけど、大阪なら行けるという人もいます。私も、京都は「遠い」と思って傍聴に通っていました。京都から大阪、遠いですよね。大阪の人の傍聴をもっとふやしたいです。共にがんばりましょう!でも、疲れたら休んで、悩んだら周りにグチもこぼして、困ったら助けを求めて、長続きできるようにしましょう。お互いに。
・皆様と共に歩めることを幸せに思います。共にがんばりましょう。
・傍聴者を増やすために微力を尽くします。共にがんばりましょう。
・原告の皆さまの言葉に心を打たれます。一緒に闘います。自分の問題として。健康に気をつけ支え合い、元気に闘っていきましょう。
・避難の権利は正義と人権の声、市民の声。まずは、14日満席の傍聴で迎えるよう、わが会員にも最大限呼びかけます。

2018/12/07

【報道リンクまとめ】12月6日(木)・7日(金)

【12月6日(木)】

福島県内の避難者、1万人割っていなかった 復興庁「9825人」と公表も…2町が集計ミス 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181206_61050.html

福島事故の放射性汚泥 新潟知事「県が処理も」 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38634470W8A201C1L21000/


【12月7日(金)】

放射性汚泥、新潟県処理へ 東電、費用負担を検討 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018120701001601.html

栃木・塩谷町 福島第1原発事故時18歳以下に甲状腺検査 国の「安全」、納得できず
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181207/dde/012/040/004000c

(葦)放射能の小さな運び屋 永井靖二 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASLD43SHMLD4PLZU001.html

<汚染廃棄物>試験焼却3回目は予定通り 大崎市長が表明 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181207_11027.html

南相馬・小高の帰還住民どっと 公設民営のスーパー待望の開店 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181207_62001.html


2018/12/05

【報道リンクまとめ】12月5日(水)

【12月5日(水)】

君津・最終処分場:県、汚泥1万トン超搬入 汚染水漏れ後も継続 11~14年/千葉:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181205/ddl/k12/010/106000c

南相馬産米、地元学校の給食に 全量検査経て7年8ヵ月ぶり再開/福島:河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181205_63002.html




2018/12/04

【報道リンクまとめ】12月4日(火)

【12月4日(火)】

【93カ月目の福島市はいま】行政の「情報」は誰の物?公表されぬ8000Bq/kg超の側溝汚泥データを独自入手。産廃業者は空間線量のみ、放射能濃度測らず :BLOGOS https://blogos.com/outline/342933/

福島県産の水産物・加工品に対する追加検査を廃止
(ロシア、日本):JETORO
https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/12/c6b6f5116c07f831.html

福島知事、来月香港訪問 輸入規制緩和へ要請活動:河北新報オンラインニュース https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181204_61001.html 

2018/12/03

【報道リンクまとめ】12月3日(月)

【12月3日(月)】

川根眞也氏 講演会「福島産を食べないのは本当に差別ですか? ~自然放射能と人工放射能~」&福島と全国の集い「報道されない避難者と人権」(日進市 )2018.11.23  IWJ

2018/12/02

【報道リンクまとめ】12月1日(土)・2日(日)

【12月1日(土)】

<福島第1原発>処理水の現況ウェブ発信 放射線基準超グラフに:河北新報 https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181201_63049.html

除染土の埋め戻し 那須町で作業開始 環境省実証事業/栃木:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201812/CK2018120102000174.html


【12月2日(日)】

福島原発事故 甲状腺検査くすぶる「縮小論」:特報:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018120202000171.html

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年末は、各地でのイベントも盛りだくさん! ひとまず大急ぎでお知らせです。

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各地の団体・活動のお知らせより
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みんなのデータサイトより/『「図説」17都県放射能測定マップ+読み解き集』完成!
予定より40Pオーバー、200Pの豪華版でついに完成し、クラウドファンディング支援者をはじめ、手元に届いている方も多いのではと思います。のべ4,000人以上の市民の協力を得て17都県で土壌採取・測定を行なう「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を2年半かけて実施し、採取した3,400ヶ所以上の測定結果を地図化し、解説を加え、グラフや表なども収録しています。定価2,500円(税込)
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/12/17.html

明日ですが、上記、放射能測定マップについて、下記イベントもあります。

12/2(日)神奈川/放射能測定マップから見る神奈川県の放射能汚染の概況
東林間測定室の高岡さんによる「放射能測定マップ+読み解き集からみる神奈川県の概況」に加え、福島を初め、健康相談や甲状腺検査などに携わり続ける、牛山元美医師が「神奈川の放射能汚染と甲状腺検査の現状」についてお話します。 
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/12/122.html

明日は、以下のイベントもあります! とりいそぎご案内…♡

つながっぺ福島2018「劇団赤いトマト」12/2(日)11:00〜16:00 神奈川県横浜市
https://www.facebook.com/events/189420205302198/

朗読劇「線量計が鳴る」元原発技師のモノローグ 12/2(日)14:00〜17:00 東京都八王子市

甲状腺検査は、今月もあります〜! 大学が会場です。学生のみなさん、ぜひどうぞ。

12/16(日)東京/学生・子ども 甲状腺エコー検査@学芸大学
https://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2018/11/1216.html

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11月19日(月)〜25日(日)のニュースより
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※ 情報ブログにアップしたニュースの主なものの見出しです。気になったニュースは、ぜひリンク先の報道機関サイトにて内容をご確認くださいね。全てのニュースのリンクはこちらでチェックできます。
kodomozenkoku-news.blogspot.jp

除染土埋め立ての実証事業現場を公開 那須 遮水シートなど敷く/栃木:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201811/CK2018112002000149.html

<指定廃棄物処分場>「3候補地での議論困難」村井知事が認識示す/宮城:河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181120_13029.html

鹿沼名産「板荷茶」 今季限りの可能性も 原発事故風評被害で売り上げ激減/栃木:下野新聞
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/101830

「原発いじめ」撲滅へ文科省が「放射線副読本」改訂 不安あおる記述是正:産経新聞https://www.sankei.com/life/news/181119/lif1811190003-n1.html

原発事故で出荷制限の福島 イノシシ処分苦慮 埋却負担重く 高齢狩猟者 地域維持へ奮闘 頭数が増加放棄地拡大 日本農業新聞
https://www.agrinews.co.jp/p45876.html

【栃木】「指定廃棄物」集約案合意なら 知事「県有地の活用」検討 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201811/CK2018112302000152.html

楢葉のユズ、たわわに実り 再生のシンボル、収穫始まる/福島:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181125/ddl/k07/040/015000c

福島など日本5県産食品「禁輸継続」に 住民投票/台湾:毎日新聞 
https://mainichi.jp/articles/20181126/k00/00m/030/065000c

‥∵‥∴編集後記∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

きょうから12月。さすがに東京も冷たい風が吹いています。師走となると、気持ちばかりが焦るのですが、体調には気をつけながら、乗り切りたいものです。年末ですが、ぜひ参加したいイベントもいくつかお知らせありますので、どうぞチェックしてみてくださいね。(Tou)


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2018/12/01

12/2(日)神奈川/放射能測定マップから見る神奈川県の放射能汚染の概況

(チャンプールさんよりお知らせです。相模原で「東林間測定室」としてずっと測定を続け、測定データや汚染状況についての情報をいち早く知らせてくださる心強い存在のチャンプールさん。今回、参加するみんなのデータサイトより出版された「放射能測定マップ+読み解き集」について解説くださります。 子ども全国ネット)

日時 12月2日(日)14:30〜18:00
場所 チャンプール
   神奈川県 相模原市東林間5-12-7河本ハイツ1F

放射能測定マップ+読み解き集 からみる神奈川県の概況 
  東林間測定室
神奈川の放射能汚染と甲状腺検査の現状  
  牛山元美さん(医師・「3.11甲状腺がん子ども基金」顧問)
                         
参加費 800円

※ 当日は書籍『「図説」17都県放射能測定マップ+読み解き集』の販売もあります。
  定価2500円(数に限りがあります)

※ 参加可能人数は 最大40人程度のためご予約優先です。
  ご予約はお電話で 042-747-2858 チャンプール
    Mail qe7a-tkok@asahi-net.or.jp
あるいはこちらのイベントページにご記入ください。
       https://www.facebook.com/events/285656058802809/

※ 椅子が人数分ありませんので、携帯用の椅子などお持ちでしたらご持参ください。

※ 軽食など用意する予定です。

みんなのデータサイトより/『「図説」17都県放射能測定マップ+読み解き集』完成!

お待たせいたしました。予定より40Pオーバー、200Pの豪華版でついに完成!

2014年10月からのべ4,000人以上の市民の協力を得て、福島第一原発事故で放射性セシウムが広がり沈着したと考えられる17都県で土壌採取・測定を行なう「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を2年半かけて実施し、3,400ヶ所以上の採取測定が実現しました。その測定結果を地図化したものに様々な解説を加え、グラフや表なども収録した、『「図説」17都県放射能測定マップ+読み解き集』です。

これまで市民測定室が細かく測定してきた食品のデータや厚労省の食品データなども活用し「測定値」を読み解き、「言葉」で解析を試みています。未発表のデータ・解説を豊富に収録しています。

「放射能のことは難しくてよくわからない」という一般の方々にも理解しやすく、また「数値にもとづいた検証についてもっと詳しく知りたい」という方にも読みごたえがあるよう心がけて編集しました。

・A4版(見開きA3版)・無線左綴じ
・200ページ・フルカラー
・定価2,500円(税込)

*送料別。

https://minnanods.thebase.in/items/13861614