6/4(日)東京/被災者の被るストレスと「放射線健康不安」言説 ~島薗進氏の講演と討論
第31回 原子力・エネルギー教育研究会のおしらせ
被災者の被るストレスと「放射線健康不安」言説 ~ 島薗進氏の講演と討論
31回目の6月4日は、東京大学名誉教授で現在上智大学グリーフケア研究所所長の島薗進氏をお招きすることにしました。島薗氏はご専門が宗教学や生命倫理ですが、3.11以降、ご自身のブログで放射線のリスクを巡る様々な言説を批判的に検討する深い問題提起を続けてこられ、2013年2月に「つくられた放射線『安全』論―科学が道を踏みはずすとき」(河出書房新社)を出されました。
その出版後も、氏は事故後の放射線健康影響の専門家の言動に対して、とりわけ「放射線の身体的健康は無視できるほどのものにすぎず、『過剰な不安』こそが問題なので、それをなくすためのリスクコミュニケーションに力を入れるべきだ」という論と政策に対して、多くの論文で批判を続けています。その一端は『科学不信の時代を問う--福島原発災害後の科学と社会』(共編)、合同出版、2016年5月にもまとめられていますし、近く発行される『環境と公害』誌(岩波書店)にも「被災者の被るストレスと「放射線健康不安」を書かれています。
今回は氏のお話をお聞きし、その後参加者と対話する時間を十分取ります。皆様のご参加をお待ちしています。
と き : 2017年6月4日(日) 13時から17時まで
テーマ : 被災者の被るストレスと「放射線健康不安」言説
講師 : 島薗進 東京大学名誉教授、上智大学グリーフケア研究所所長
ところ : 東京学芸大学教員養成カリキュラム開発研究センター2F会議室
正門を入りすぐ左折、少し進みその右手にある芸術・スポーツ科学系研究 2号棟
資料代 : 500円
事前申し込み : 不要
原子力・エネルギー教育研究会
[呼びかけ:梅原利夫(和光大)小寺隆幸(元京都橘大学)子安潤(中部大学)坂井俊樹(開智国際大学)三石初雄(帝京大学)山田綾(四天王寺大学)]
問い合わせ 小寺隆幸 kodera@tachibana-u.ac.jp
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