2011年、東京電力福島第一原子力発電所の1号機が爆発。ショッキングな映像は、私たちの脳裏に焼き付いています。あの事故で何が起きていたのか、現場で何をしていたのかを、丹念な取材で当時の状況を聞き取って明らかにした吉田千亜さんの「孤塁 双葉郡消防士たちの3.11」。
そして、その事故から10年目を迎えようとする今、まさにその現場で働く原発作業員は何を感じ、考えているのか、作業員が直面する命の危険や家族への想いなど、今の福島にせまった、片山夏子さんの「ふくしま原発作業員日誌」。
この2作は講談社本田靖春ノンフィクション賞などを受賞しました。今回は著者のお二人をお招きして、福島の原発をとりまく現実をお話いただき、これからの福島・脱原発を考えます。
ぜひご参加ください。
日時:2020年12月6日(日)14時~16時
場所:オンライン
参加費:無料
主催:脱原発をめざす女たちの会
申込先:http://datsugenfem.livedoor.blog/archives/7217062.html
プロフィール
片山 夏子さん(かたやま なつこ)
中日新聞東京本社(東京新聞)の福島特別支局の記者。震災翌日から東京電力や原子力安全・保安院などを取材。同年8月から東京社会部原発班で、作業員の日常や収束作業、家族への思いなどを綴った「ふくしま作業員日誌」を連載中。同連載が今年2月、「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞を受賞。連載や9年間の福島第一の作業、国の動き、作業員一人一人の人間物語をまとめた書籍「ふくしま原発作業員日誌~イチエフの真実、9年間の記録~」(朝日新聞出版)が講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。
吉田千亜さん(よしだ・ちあ)
出版社勤務を経て、フリーライター。原発事故後、原発事故被害者・避難者の取材を続けている。著書に『ルポ母子避難』(岩波新書、2016年)、共著に『原発避難白書』(人文書院、2015年)など。『孤塁 双葉郡消防士たちの3.11』(岩波新書)は第42回 講談社本田靖春ノンフィクション賞、第63回JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞、日隅一雄・情報流通促進賞2020年度の大賞を受賞。
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