7月15日、連休初日の午後、猛暑の中を会場いっぱいになるほどの方々にご参加いただき、子ども全国ネット6周年記念イベントを開催いたしました。
教育に携わる方、大学院生、子育て中のお母さん・お父さん、福島からの避難者の方、避難者の支援を行っている方、保養活動を行っている方などなど、首都圏に限らない地域からの多彩な参加者のみなさんと共有した、あっという間の3時間半でした。
大森直樹先生(東京学芸⼤学准教授)からのお話は、"教育実践記録"として、3.11以降当時小学1年生だったご自身のお子さんとどう関わってきたかをまとめたものを中心に、「自分たちが放射性物質の汚染地で生きている」という現実を受けとめることで、問題を克服する歩みを始めることができる、ということで、被災校に関する研究の一端もご紹介いただきました。
葛藤しながら一つ一つ向き合っていく親子の会話などを聴きながら、2011年以降の日々を振り返った方もおられたのではないでしょうか。
講演後の質疑応答と意見交換の時間には、3.11以降子どもと向き合い、何とかしたいともがいた大人たちの6年間の葛藤やもどかしさ、今後どうしていけばいいのかという不安と、そして希望もやり取りできたように思います。
(開催地である世田谷区の保坂区長もご参加くださいました。)
意見交換の言葉から…
「(保護者は)3.11後の学校の先生たちのやりとりで傷を負ったと思う。
大人は大きな事故に直面したら頑張って動くものだと思っているが、実際そうではなかったことの傷。反対の経験が大事。」
「福島の子どもたちも、大人も、中にたまっているものを出す必要がある。」
「市民が開く学習会は一つのモデル。議論ができる。」
「放射能の知識がある先生もいいけど、雑談ができる先生もすごくいい。」
「いじめの問題をどんなに突き詰めてもわかるのは、いじめのやり方。
いじめのない状態、雰囲気、人間関係の研究をしなくてはいけないのではないか。」
3.11後の子どもたちとどう向き合っていくのか? という終わることのない問い。
向き合い方は人それぞれ、正解も一つとは限りません。葛藤しながらもずっと試行錯誤していくことが大人に求められていることではないでしょうか。
子ども全国ネットでは、今後もそんな問いについて議論していく場を作っていきたいと考えています。
(開催地である世田谷区の保坂区長もご参加くださいました。)
意見交換の言葉から…
「(保護者は)3.11後の学校の先生たちのやりとりで傷を負ったと思う。
大人は大きな事故に直面したら頑張って動くものだと思っているが、実際そうではなかったことの傷。反対の経験が大事。」
「福島の子どもたちも、大人も、中にたまっているものを出す必要がある。」
「市民が開く学習会は一つのモデル。議論ができる。」
「放射能の知識がある先生もいいけど、雑談ができる先生もすごくいい。」
「いじめの問題をどんなに突き詰めてもわかるのは、いじめのやり方。
いじめのない状態、雰囲気、人間関係の研究をしなくてはいけないのではないか。」
3.11後の子どもたちとどう向き合っていくのか? という終わることのない問い。
向き合い方は人それぞれ、正解も一つとは限りません。葛藤しながらもずっと試行錯誤していくことが大人に求められていることではないでしょうか。
子ども全国ネットでは、今後もそんな問いについて議論していく場を作っていきたいと考えています。
UPLANさんがYouTubeに動画を上げてくださっています。ぜひご覧ください。
20170715 UPLAN 大森直樹「学校と放射能 3.11後をこどもたちとどう生きるか」
7月16日の朝日新聞(都内版)に掲載されました。
東京)学校と放射能 親ら意見交換 世田谷 7/18 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/CMTW1707181300001.html
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