2011/09/30

区域外避難(「自主的」避難)に賠償を求める院内集会 ー「避難の権利」確立へー ご意見募集中です!

区域外避難(「自主的」避難)に賠償を求める院内集会 
   ~「避難の権利」確立へ~

※原子力損害賠償紛争審査会および東電宛のご意見募集中!!
  10月3日のこの集会で提出します。ぜひお寄せください。
   https://pro.form-mailer.jp/fms/d1e9a64c22337


「線量が高い。家の中で1μSv/時を越えます。そんな環境に子供を住まわせていいのかと不安です」
「なぜ毎日毎日被曝しなければいけないのでしょうか?」
「原発事故さえなければ、故郷を離れることもなかった」 ―――

現在、区域外避難(「自主的」避難)についての賠償範囲の指針作りが、原子力損害賠償紛争審査会で議論されています。しかし、これまでの議論を見る限り、4月22日以降、汚染の広がりにより不安を感じて避難を決断した方々に対する賠償や補償は、盛り込まれないおそれが高まっています。

現在、区域外避難(「自主的」避難)に関する賠償問題が、原子力損害賠償紛争審査会で議論されています。しかし、このままでは、4月22日以降、汚染の広がりにより不安を感じて避難を決断した方々に対しては、政府がすでに「年20ミリシーベルト」を基準とした避難区域を設定していることから、賠償されない可能性もでてきています。

福島では避難区域の外にも、一般人の立ち入りが禁止され、厳重に管理されている放射線管理区域(年5.2ミリシーベルト、毎時0.6マイクロシーベルト)以上の環境が広がっています。そんな環境に不安を感じて、避難を決断したとしてもそれは、自分や自分の家族を守るごく当たり前の行動ではないでしょうか。

このたび、区域外からの避難(「自主的」避難)を決断された方々、またこれから避難される方々のご参加を得て、「避難の権利」確立に向けた院内集会を開催します。


日 時 10月3日(月)13:00~15:00  ※12:30から通行証を配布します
会 場 参議院議員会館講堂 (東京都千代田区永田町1-7-1)
内 容

・「自主的避難」と賠償問題~論点整理
・最近の情勢~原子力損害賠償紛争審査会の報告、福島の最前線から
・自主的避難者、避難希望者の方々のアピール
(各地に避難している方々から現状報告を頂きます)
・法律家からの見解 など

資料代 500円
申込み 申込みフォームよりお申込みください
https://pro.form-mailer.jp/fms/3560b5a622284

主 催 国際環境NGO FoE Japan、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク

問合せ FoE Japan 満田(みつた)
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219 携帯:090-6142-1807




市民・科学者国際会議:放射線による健康リスク ー福島「国際専門家会議」を検証するー 10月12日(水)

市民・科学者国際会議チラシ.pdf市民・科学者国際会議:放射線による健康リスク
〜福島「国際専門家シンポジウム」を検証する~
2011年10月12日(於:国立オリンピック記念青少年総合センター)

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 去る9月11・12日に福島県立医科大学で開催された日本財団主催「国際専門家会議」は、山下俊一教授を中心に、国連科学委員会(UNSCEAR)・国際放射線防護委員会(ICRP)・国際原子力委員会(IAEA)・世界保健機関(WHO)など「最前線の研究者」「世界の英知」とは程遠い「一部の専門家」によって開催されました。原子力産業と親和性の高いこうした国際機関の外部評価によって、「県民健康管理調査」の予見①「福島第一原発事故による健康影響は極めて少ない」②「低線量被ばく(年間100mSv以下)は安全である」が正当化されようとしています。

 会議の内容は、「放射線の影響による不安を解消」するために、低線量被ばくは安全であるという「科学的知見」を情報発信するものであって、「結論と提言」においても被ばく低減化と健康障害の最小化に関する具体的措置が全く論じられていません。チェルノブイリ事故後も、WHOやIAEA国際諮問委員会によって健康被害調査が開始されましたが、放射線被ばくによる健康障害を「精神的ストレス」によるものと断定し、「どれほど大規模に詳細な疫学調査を長期間行っても自然発生のがんや遺伝的影響と区別できるような増加は将来も観察できない」とされ、「小児甲状腺がん」でさえもその増加が認められたのは10年後としています。また、チェルノブイリ原発事故によるがん死者数に関して、国際がん研究機関(IARC)がヨーロッパ全域を含め1万6千人としているのに対し、2005年のIAEA/WHO報告「チェルノブイリ・フォーラム」では4千人として健康影響を著しく過小評価しています。こうした国際機関による見せかけのリスク評価と恣意的な疫学調査を繰り返させてはなりません。

 私たちは、国際専門家会議が無視している、低線量被ばくに関する最先端の研究を考慮する必要があります。放射線生物学の研究成果をもとに、05年には『BEIRⅦ』で「しきい値なし直線モデル」が提示されました。03年には、米国科学アカデミー紀要(PNAS)において、ブレナーらが「がんは累積線量34mSvから過剰発生する」と報告し、またカルディスらが15カ国の原子力産業労働者約20万人を対象にした追跡調査では、低線量被ばくによって有意にがんが増加することが明らかになりました。これらの研究成果を下敷きとし、欧州放射線リスク委員会(ECRR)も、03年・10年の報告書で「低線量内部被ばく」を過小評価するICRPのリスクモデルに異議を唱えています。一方、これまでのチェルノブイリ事故の被害調査によって無視されてきたベラルーシやウクライナの疫学調査では、低線量被ばくによる健康障害(甲状腺がん以外のがんとその他晩発障害)が多数報告されてきました。それらは、ニューヨーク科学アカデミー『チェルノブイリ―大惨事が人びとと環境におよぼした影響』(2009年)や核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ドイツ支部 『チェルノブイリ事故の人体への影響』(2010年)で集約されており、こうした研究成果に鑑みても、低線量被ばくによる健康影響に関して「予防原則」の立場にたった健康調査と被ばく低減化措置が求められています。

私たちは、国際専門家会議や県民健康管理調査委員会のような一部の専門家のみならず、最先端の研究をふまえ、低線量被ばくに関して警鐘を鳴らす国際機関・シンクタンクと協力していく必要があります。今回の国際市民科学者会議では、市民のイニシアティブによって、国際専門家会議の内容を徹底検証し、原発事故の被害者をはじめとする市民とともに、中長期的に県民健康管理調査を監視するための「第三者機関」を準備したいと考えています。(3月に国際シンポジウム開催予定)第二部の円卓会議では市民や研究者を志す学生も交えてディスカッションを行います。


主催: NPO法人セイピースプロジェクト、CRMS市民放射能測定所
共催:高木学校市民科学研究室・低線量被曝研究会47プロジェクト
   FoE Japan ・ELPIS・こどものとなり
   低線量ひばくから子ども達の未来を守るプロジェクト
   子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク

開催日:10月12日

第一部:講演

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
国際交流棟:第一ミーティングルーム(定員120名)
http://nyc.niye.go.jp/


開場: 9:10
09:30ー10:55  「低線量」内部被曝による健康障害 
             松井英介(医師、岐阜環境医学研究所所長)

11:05-12:30  チェルノブイリ大惨事による健康影響の実相
             ―無視され続けてきたがん以外の健康被害-
             崎山比早子(医学博士、高木学校)

12:30-13:30  昼休み

13:30-14:55  チェルノブイリ、ドイツ、フクシマ 真実の見極め方 
             セバスチャン・プフルークバイル(物理学博士、ドイツ放射線防護協会会長)

15:05-16:30  実態とかけ離れた放影研の被曝者研究 
             沢田昭二(物理学博士、名古屋大学名誉教授)

第二部:円卓会議

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
国際交流棟:国際会議室
http://nyc.niye.go.jp/
開場: 17:40
18:00-21:00 円卓会議

会議テーマ:
・9月11,12日の福島国際専門家シンポジウムの検証
・放射線防護とコミュニケーション
・3月に予定されるシンポジウムに向けて (方向性、準備委員会設置などについて)

ファシリテーター:松井英介(医師、岐阜環境医学研究所所長)  
アシスタント:丸森あや
パネリスト:(敬称略、順不同)
崎山比早子(医学博士 高木学校)
セバスチャン・プフルークバイル(物理学博士 ドイツ放射線防護協会会長)
沢田昭二(物理学博士 名古屋大学名誉教授)
オイゲン・アイヒホルン (ミュンヘン工科大学 日独平和フォーラム会長)
高橋哲哉 (哲学者、東京大学大学院総合文化研究科教授)
板垣雄三 (歴史家 中東・国際政治研究 日本パグウォッシュ会議メンバー、東京大学・東京経済大学名誉教授)
山田真 (小児科医 子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)
ティエリー・リボー (社会科学者 フランス国立科学研究センタ-研究員、フランス国立現代日本研究センター)
梅村浄 (小児科医) ほか

会費:   講演会(午前) 一般1000円  学生500円
講演会(午後) 一般1000円  学生500円
      円卓会議    一般1000円  学生500円
一日通し    一般2500円  学生1500円

所在地:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1(http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html)
最寄駅:小田急線「参宮橋駅」・千代田線「代々木公園駅」
お問い合わせ・お申込み:NPO法人 セイピースプロジェクト
・登録フォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=697165(締め切り10 月10 日)
・TEL/FAX:03-6450-8124
・MAIL:mail@saypeace.org
・HP:http://www.saypeace.org

講演者プロフィール

松井英介(まつい・えいすけ)
2001年3月まで岐阜大学医学部附属病院勤務。放射線医学講座助教授。退任後、岐阜環境医学研究所を開設、現在に至る。日本呼吸器学会専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医、日本肺癌学会および日本呼吸器内視鏡学会特別会員。著書『見えない恐怖
放射線内部被曝』(旬報社)など

崎山比早子(さきやま・ひさこ)
千葉大学医学部卒、医学博士、マサチューセッツ工科大学研究員、放射線医学総合研究所主任研究官を経て、高木学校(故・高木仁三郎さんが市民科学者を育てたいと1998年にはじめた学校)メンバー。共著『受ける?受けない?エックス線CT検査』(七つ森書館)など。

セバスチャン・プフルークバイル
物理学博士。1947年生まれ。ドイツ放射線防護協会会長。ボンにあるオット・フーク放射線研究所会員、欧州放射線リスク委員会(ECRR)理事。チェルノブイリ事故、フクシマ事故を解明するたくさんのプロジェクトに参加するほか、事故周辺地域のこどもたちの社会復帰活動に参加。1990年、ベルリンで市民団体「チェルノブイリのこどもたち」を設置し、長年ドイツ・チェルノブイリ支援協会(ミュンヒェン)の理事を務めていた。1989年に東独の民主化運動で最初に設立された市民団体「ノイエス・フォールム」の共同設立者の一人で、壁崩壊後のハンス・モドロウ政権下では、東独のエネルギー政策を改革する目的で数ヶ月間大臣を務める。1991年から1995年までは、ベルリン市議会でノイエス・フォールム選出の議員も務める。社会民主党・緑の党の連立政権に委託された、原子力発電所周辺における子どもの癌発病率増加についての研究調査(KiKK調査)における独立した専門家。

沢田昭二 (さわだ・しょうじ)
1931年、広島市に生まれる。13歳のとき爆心地から1,400mの自宅で被爆。迫る火の中で母親を助けることができなかった体験を持つ。1954年のビキニ事件以後、学生として、また物理学を研究する科学者として核兵器廃絶運動に参加、核兵器廃絶に取組むパグウォッシュ会議や科学者京都会議などに参加する。
広島大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。専門は素粒子の理論的研究。広島大学理学部助手、名古屋大学理学部助教授・教授を経て1995年定年退職。
以後、広島・長崎の原爆放射線線量、原爆被爆者の急性症状発症率から放射性降下物や誘導放射化物質による残留放射能による被曝影響を研究。原爆裁判において証言、また厚労省の認定基準検討会、与党プロジェクトチーム,ヨーロッパ放射線リスク委員会の国際会議などで研究結果を報告。現在、名古屋大学名誉教授、原水爆禁止日本協議会代表理事、愛知県原水協理事長、非核の政府を求める会代表世話人など。著書 『核兵器はいらない!―知っておきたい基礎知識』(2005年、新日本出版)など


チラシはこちらからどうぞ。市民・科学者国際会議チラシ.pdf

【9/29Asahi.com】食品放射線基準見直し 子に配慮、より厳しく 首相意向

9/29Asahi.comより

食品放射線基準見直し 子に配慮、より厳しく 首相意向

野田佳彦首相は29日の参院予算委員会で、東京電力福島第一原発事故への対応について
「国民の健康、特に食べ物の安全の確保を最優先にする。とりわけ子どもの健康には留意する」と述べ、
政府で検討している食品ごとの放射性物質の基準値の見直しをめぐり、子どもに配慮してより厳しい基準を
設ける必要性を強調した。
 民主党の風間直樹氏への答弁。首相は「食品の安全性をさらに確保するために、いまの暫定規制値(基準値)
に代わる新たな規制値をしっかり設定することが大事だ」と述べた。
 放射性物質の基準値をめぐっては、政府の食品安全委員会が「生涯累積100ミリシーベルト」という
案を示している。厚生労働省は今後の同委の答申を受け、食品ごとの基準値見直しの具体的検討に入る。

2011/09/26

【重要】「区域外避」(自主避難)の賠償について

「4月23日以降の区域外避難(自主避難)が補償されない可能性」

福島県では避難区域に指定された地域以外は、
基本的に「区域外避難」すなわち「自主避難」として自らの負担で疎開が行われています。
現在、原子子力損害賠償審査会で、の賠償について議論されており、
このままでは、4月23日以降の「区域外避難」(自主避難)は、
全て補償がされないことになる可能性があります。
決定までのこの約二週間が非常に重要な時期にとってきます。
審議では社会的合意が判断材料とされるため、
次の審査委員会までに「区域外避」(自主避難)を補償するべき」という世論を盛り上げる必要があります。

そこで10月3日(月)13時~15時@参議院議員会館1F講堂にて
院内集会の共催が決定足しました。
主催、FoE Japan
フクロウの会SAFLAN
子ども福島ネット
子ども全国ネット
・「自主的避難」と賠償問題~論点整理 15分
・最近の情勢~9月21日の原子力損害賠償紛争審査会の報告+大波・渡利問題15分
・自主的避難者、避難希望者の方々のアピール5人ほど×5分
・法律家からの見解(SAFLAN) 20分
・アクションの呼びかけ
・声明文の採択
を予定しています。終了後の記者会見も念頭に置いています。

ぜひ以下のことをもう一度考えてみてください。
普通に生活していた人々の上に病気になる可能性があるといわれるものが突如降ってきたこと。
福島の線量の高い地域の人には何も責任がないこと。
子どもは大人よりリスクが高いため、保護者は様々なものを失いながら
孤独の中「自主避難」を選択または検討せざる得ない状況であること。
ぜひ選択肢の一つとしてせめて「自主避難」が補償されるよう、
様々なところへ拡散、そして声をあげて頂けないでしょうか。

福島での「子ども健康相談会」を取材してきました

福島市内に拠点を置く「市民放射能測定所(CRSM)」と「子供もたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」が9月23日、「子ども健康相談会」を福島市内で開催しました。6月、7月に続き、今回で4回目となる相談会には、40家族100名(うち、子ども60名)が訪れ、ボランティアで参加した医師ら13名に、健康や生活のアドバイスを受けていました。その様子を取材させていただきましたので、ご紹介します。

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■ ホールボディーカウンターの数値を医師に相談



「数値は思ったより低かったけど、今後子どもに影響が出るんじゃないかと思うと心配で……」
そう話してくれたのは、福島市内に住む斎藤香さん(仮名・31歳)。
3月の水素爆発後、香さんは水をもらうため、3歳の娘・理央ちゃんと、屋外で長時間並んでいたとのこと。
そのため、「内部被ばくさせてしまったのではないか」と、香さんは心配しているのです。この日も、3歳の娘・理央ちゃんと一緒に健康相談会を訪れていました。

香さんが言う“数値”とは、ホールボディーカウンターの数値のこと。「市民放射能測定所(CRSM)」は今年8月、「未来の福島こども基金」と「DAYS放射能測定器支援基金」からホールボディーカウンターの寄贈を受け、今回の健康相談会から導入。ホールボディーカウンターでの検出数値も含めて、健康状態や生活の様子などまで医師とゆっくり相談できる体制を整えていました。

ホールボディーカウンターでの計測は、内部被ばく量がすべて分かるものではありませんが、現時点で体内に残留しているセシウム137の量を計測することはでき、ある程度の目安にはなるそうです。

幸いなことに、理央ちゃんのセシウム137の数値は、現段階では機械の検出限界である300ベクレルを下回っており、誤差値の範囲内でした。とはいえ、まったく安心というわけではないようです。

理央ちゃんを担当した医師は、「少量の内部被ばくについてのデータがないので、確かな答えはありません。これからも継続的に測定し、今後も検出されなければ心配ないでしょう。免疫力を上げるため、バランスの良い食事をとること、除染された地区で体をのびのび動かすことが大事です」と話してくれました。

香さんは事故以来、理央ちゃんを外で遊ばせていないと言います。
「車で公園を通りかかると、『ママ、ブランコに乗りたい』って言われるんです。でも、『ごめんね、今は外で遊べないのよ」と説明しています」と、香さん。
香さんは、もうひとりお子さんが欲しいそうですが、「現状がいつまで続くのか、もし生まれてくる子どもに影響が出たら」と思うと、踏み切れないでいます。
今後のことを尋ねると、「できれば避難したいけど、仕事のことを考えると難しい。国から避難命令を出してほしいですね。それが一番の願いです」と話してくれました。

もっとも痛々しかったのは、わずか3歳の理央ちゃんが、保育園から配られたというガラスバッチ(線量計)を、終始首からぶら下げていたこと。
そのストラップには、「がんばろう福島」と書かれていました。私が、「理央ちゃん、そのガラスバッチ見せて」とお願いすると、理央ちゃんは、小さくかわいらしいその手で、ガラスバッチを私のほうに差し出してくれました。

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このガラスバッチは、自分では被ばく数値が確認できない仕組みになっているため、月に1回回収し、業者で線量がチェックされるとのこと。ガラスバッチの配布期間は2ヶ月間で、その後継続されるのかどうかは未定なのだそうです。



■ 心配なのは、今後の蓄積

「市民放射能測定所」の発表によると、今回、ホールボディーカウンターを受けた100名のうち、機械の検出限界300ベクレルを超える数値が出た人はいなかったそうです。
「まずは一安心」と言いたいところですが、チェルノブイリの子どもたちを長年支援し、今回はボランティアで相談会に参加していた小児科医の黒部氏は、「心配なのは今後の蓄積だ。晩発性障害は5年後、10年後に起きる」と警鐘をならしています。

また、「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」の代表・山田氏も、「もし今後、高い検出値が出たとしても、特に対処法がないのが現状」と打ち明けてくれました。
現段階では、放射能を体外へ排出するための科学的根拠が裏打ちされた方法がないため、「汚染地域から避難して、なるべく汚染されていない食べものを摂取するしか手立てはない」のだそうです。
この日参加した医師の中には、「このまま黙って子どもたちが被ばくし続けるのを見ていられない。今こそ全国の医師たちが一致団結して、声をあげなければ」と、強い危機感を持って憤る人もいました。
しかし、彼らのように行動を起こしている医師は、ほんの一握りにすぎません。なぜなら、放射線が人間に及ぼす影響の多くが、まだ解明されていないからです。
とはいえ、チェルノブイリを超えるほどの規模にまで拡大した福島第一原発の事故。いくら臨床データが乏しいといえども、チェルノブイリの周辺国ベラルーシでは事故から25年経った現在、「健康な子どもがわずか2割しかいない」という現実があります。こうした事実から目を背けることなく、予防原則にもとづいて対処しなければ、子どもたちに被害が及ぶのは免れないでしょう。


「放射線市民測定所」と「子供たちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」では、今後も継続的に健康相談会を開き、子どもたちの様子を注意深く見守っていくそうです。


(取材・文 和田秀子)
<Moms to Save Children from radiationより転載 http://mscr.jp/>

【9/22東京新聞】北関東・東北のキノコやイノシシ 野生動植物 セシウム汚染

9/22党強新聞 WEB から
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2011092202000041.html

福島原発の事故後、各地で食品についての放射性物質検査が続く中、八月下旬から目立ってきたのが、キノコやイノシシ、シカなど野生動植物でセシウムが暫定規制値を超えたという報告だ。福島県だけでなく、宮城県や北関東にまで広がっている。消費者は注意深く対応する必要がある。 (白井康彦)
 キノコ採りのシーズンを迎えた今秋、福島県や北関東各県は、キノコについての検査や住民への注意喚起で忙しい。十五日には、政府が、福島県の東部と中部の全市町村、西部の猪苗代町の計四十三市町村で採れる野生キノコの出荷停止を同県に指示した。
 「福島県棚倉町のチチタケの検査結果がショックだった」と話すのは、北関東の行政担当者ら。茨城や栃木との県境に近い棚倉町で今月三日に採取された野生のチチタケが、一キロ当たり二万八〇〇〇ベクレルという高濃度の放射性セシウムを含有。政府が一般の食品について定めた放射性セシウムの暫定規制値一キロ当たり五〇〇ベクレルを大幅に上回った。
 野生キノコのセシウム検査が始まった周辺の県のうち、茨城県高萩市で採取されたチチタケからも暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出された。
 野生キノコは、山林の土や落ち葉に付着した放射性セシウムを吸収しやすい。セシウムの降下量が多かった地域の山林では、セシウムに汚染された野生キノコが多くなる。こうした山林では、セシウムを吸収した植物を食べる野生のイノシシやシカも、セシウムに汚染されやすい。
 実際、福島県内だけでなく、宮城県角田市や水戸市のイノシシ、栃木県日光市のシカからも、暫定規制値を超える放射性セシウムが出た。「セシウム検査をすれば、規制値を超えることがあると思っていた」と北関東の猟友会関係者。
 魚は養殖物以外は野生(天然)。暫定規制値を超える事例は、福島県沖の海底に生息していた魚種で目立ち、アユ、ワカサギなどの淡水魚でも出ている。
 赤城山のカルデラ湖である赤城大沼(前橋市)で取られたワカサギやウグイにも、放射性セシウムが暫定規制値を超えた例が八月下旬以降にあった。事故が起きた福島第一原発との直線距離は、約百八十キロ。ワカサギ釣りや紅葉などが楽しめる観光地だけに、漁協や観光の関係者らがショックを受けている。
◆チェルノブイリ後広範囲で深刻
 キノコやイノシシなどの野生動植物の放射能汚染は、一九八六年、旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故の後で深刻だった。被災地支援のために現地を三十数回訪れた「NPO法人チェルノブイリ救援・中部」(名古屋市)の河田昌東理事は、今のロシア、ウクライナ、ベラルーシの三国だけでなく、ドイツや北欧諸国などでも野生動植物の放射能汚染を確認。「ノルウェーのトナカイまでセシウム汚染が目立っていた」と振り返る。
 河田さんは「平地と違って山林での放射性物質の除染は難しい」として、チェルノブイリ事故後と同様、今回の事故でも野生動植物の放射能汚染が長く続くと予想。「チェルノブイリの教訓を生かし、日本でも自治体などが野生動植物をもっとしっかり検査すべきだ」と強調する。
 ウクライナやベラルーシなどでは、野生動植物の放射能汚染の危険性は国民に周知されている。国内でも、同様に意識を高める必要があるという。

10月15日(土)「今からできる内部被曝対策~知ることから始めませんか」~学習会のご案内

「今からできる内部被曝対策~知ることから始めませんか」~学習会のご案内
みんな、フツーに過ごしているようだけど、何か気をつけているのかな?・・・身近な疑問を聞いてみよう!
野菜は?牛肉は?魚は?水は?・・・心配ばかり!子どもたちの将来は?
狭い会場ですが、皆さまの参加を心よりお待ちしています。

日 時:10月15日(土)10時~12時
場 所:洗足区民センター(東急池上線洗足駅徒歩5分)
定 員:40名(先着順)
参加費:500円
講 師:板橋志保さん(高木学校)

高木学校とは?
故高木仁三郎氏により1998年にスタート。市民の立場から環境、核、人権などの問題に取り組む「市民科学者」を育成。福島第一原発の事故により、新たな様相を見せている日本の被ばくに対し、被ばく量最小化のためにの情報発信や被害者支援の活動を開始。
主催:放射能から子どもたちを守る大田の会
E-mail:kodomoohta@gmail.com

※保育室等は用意しておりませんが、お子様連れで参加できます。

チラシはこちら
http://ameblo.jp/frogman-ohta/entry-11011041780.html

10月5日(水)千葉文化センターにて、田中優さんの講演会を開催します。

「今こそ日本再生」
〜希望の未来を切り開こう~
田中優&まーちゃんツアー

未来バンク事業組合理事長、環境活動家の田中優さんが放射能の危険性や対策を伝えます。
自然エネルギーの可能性、希望あふれる社会の仕組みについて提案します。

優さんのお話は分かりやすく、前向きで希望がうまれます。
今私達は何を選択し、どんな道を歩めばいいのでしょうか?
子ども達を守るため、明るい未来をつくるため、共に考えつながっていきましょう!


【日時】10月5日(水)
開場10:00
講演会10:30~13:00(予定)

【会場】千葉文化センター
アートホール(全席自由・定員497人)車椅子席有り
            JR千葉駅から徒歩10分

千葉市中央区中央2-5-1
043-224-8211

☆予約申込み制になります。

《予約フォーム》
http://form1.fc2.com/form/?id=679848
(当日は先着順入場)

☆託児あり(定員30人)
先着順、料金は自己負担になります。
(詳細は予約フォームよりお問い合わせ下さい)
※お子さんの同席も可能です。

☆入場無料ですが、500円以上のカンパ(寄付)にご協力ください。

【主催】復興支援NGO心援隊
http: //www. shinentai.net/

【共催】自然育児サークルポレポレ
http: //porepore-blog.seesaa.net/

【お問い合わせ】復興支援NGO 心援隊
090-5042-8818
または自然育児サークルポレポレのブログまでメッセージをお送り下さい。

私達の思いや、講演の詳細についてはブログをご覧下さい。
http: //porepore -blog.seesaa.net /

2011/09/23

【10/2講演会】野呂美加『放射能の中で生きる』~チェルノブイリからフクシマへ、子どもの命を守る知恵

「子どもを必死で守りたいという親たちの愛情、それだけが放射能に負けない」野呂美加

東日本大震災から半年が経過しましたが、福島の原発事故はいまだ収束の兆しが見え
ません。ちひろ美術館・東京では、この現状に照らし、子どものしあわせやいのちを問
い直し、学ぶ場として、NPO法人チェルノブイリへのかけはし代表の野呂美加さんのお
話会を開催いたします。野呂さんは、この9月に著書『放射能の中で生きる、母たちへ
『チェルノブイリからフクシマへ、子どもの命を守る知恵』(美術出版社)を上梓しま
した。

◆日時:2011年10月2日
◆会場:ちひろ美術館・東京
◆参加費:500円(入館料別)
◆申し込み:美術館受付、ホームページ申し込みフォーム、電話
◆講師:野呂美加(NPO 法人「チェルノブイリへのかけはし」代表)
◆定員:60名
◆会場の隣に授乳室を完備した「こどものへや」がございます。
 託児サービスはありませんが、お子さま連れでの参加も可能です。

野呂美加(のろみか)
NPO 法人「チェルノブイリへのかけはし」代表。1963 年、釧路市生まれ。92年、「チェルノブイ
リへのかけはし」設立。ベラルーシの放射能汚染地域に住む子どもたちを、日本に1カ月招待し転地
療養をさせる「保養里親運動」を行う。これまでに招待した子どもは、19年間で延べ648人。こうし
た活動が認められ、2005 年には国際交流基金より「地球市民賞」を受賞。

【連絡先】ちひろ美術館・東京
〒177-0042
東京都練馬区下石神井4-7-2
電話03-3995-0772
http://www.chihiro.jp/tokyo/
担当:原島(はらしま)・川口(かわぐち)・北村(きたむら)

【9/25(日)】第3回うつくしま☆ふくしまin京都~避難する権利と賠償を求める集い~

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第3回うつくしま☆ふくしまin京都
避難する権利と賠償を求める集い
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◆日時:9月25日(日)13:00~16:30

◆場所:京都市伏見区役所1階ホール(区民交流スペース)

◆参加費:避難者500円・支援者1000円

 政府の原子力損害賠償紛争委員会は8月5日、東京電力の原発事故の賠償の目
安となる中間指針をまとめました。しかし、この指針には30キロ区域外避難者
への賠償は盛り込まれておらず、今後の検討課題となっています。

 第3回「うつくしま☆ふくしまin京都」は、「避難する権利と賠償を求める集
い」として開催します。「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」か
ら阿部宣幸さん、「東京災害支援ネット(とすねっと)」から代表の森川清弁
護士をお招きします。避難する権利と賠償を求める集い本ビラ.PDFzenkoku.sakura.ne.jp/sblo_files/kodomozenkokunet/image/E981BFE99BA3E38199E3828BE6A8A9E588A9E381A8E8B3A0E5849FE38292E6B182E38281E3828BE99B86E38184E69CACE38393E383A9.PDF">避難する権利と賠償を求める集い本ビラ.PDF

★☆プログラム(予定)☆★
13:00 開会・事務局からの報告
13:20 現地報告 「福島の現実とみなさんに伝えたいこと」(仮題)
    阿部宣幸さん(子どもたちを放射能から守る福島ネット・市民放射能測
定所)
    区域外避難者からのお話
    質疑交流
14:50 休憩(10分)
15:00 講演「避難する権利と賠償請求について」(仮題)
    講師:森川清弁護士(東京災害支援ネット(とすねっと)代表)
16:00 質疑交流・意見交換
16:30 まとめ・終了(予定)

★申し込み先…参加を希望される方は、事務局までメールや電話、faxで必ず申
し込んでください。

★保育希望の方…乳幼児の保育を希望される方は、事前に事務局までお問い合
わせください。

★駐車場について…駐車場は利用できますが、台数に限りがありますので、で
きるだけ公共交通機関をご利用ください。

��関連企画>
◆ 避難する権利・大阪集会(仮称)
  9月24日(土)13:30~ エルおおさか
  (連絡先)子どもたちを放射能から守る大阪ネット
    http://kodomoosaka.jimdo.com/
    070-5651-8333  hay31200@moon.odn.ne.jp

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2011/09/22

東京電力の会計規則を改正することへのパブリックコメント本日締め切り

本日22日が締め切りですが、
経産省が、東京電力の会計規則を改正することについて、
パブリックコメントを募集しています。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620111033&Mode=0


東京電力会計規則の改正は東電の救済はもちろん、
今後原発事故が起きた場合の損害賠償が全て電気料金に上乗せされる仕組みだそうです。

意見のある方はすでに意見書が作成されていて
この意見書に賛同されるのであれば、それを添付して送る方法が
書かれているサイト「エネこみ」http://enecomi.com/wordpress/?p=271
があります。

パブリックコメントは民主主義的かつ合法的な手続きです。
本来の民主主義は国民の声がどんな大臣よりも官僚よりも一番強いのです。
国民の無関心が、法外な食品暫定基準値を半年たってもそのまま起用し、
来年には原発再稼動などと、まるで人工知能が判断しているとしか思えない
政府の対応につながっているのではないでしょうか。

8月27日に締め切られた、厚労省が募集した食品暫定基準値へのパブリックコメントは
3000通近くが集まり食品安全委員会の統一見解が8月中に発表されることになっていたのに
まだ審議が続いているようです。

ぜひ皆さんのご意見を政府に届けていきましょう。



2011/09/21

小宮山厚生労働大臣に、私たち母親の思いをお伝えしてきました

「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」のメンバーら11人が9月21日、厚生労働省を訪れ、小宮山大臣に対して私たち“母親たちの思い”を伝えました。

小宮山大臣.JPG


“母親たちの思い”とは、以下3点です。


1.食品暫定規制値の見直しを求めると共に、子ども・妊婦に特化した新たな規制値の策定が必要と考えています。
2.文部科学省と厚生労働省が連携して、給食のサンプリング計測・実態把握を徹底的に行うことが必要と考えています。
3.今後継続的に、子育て世代と協議する場を設け、政策に反映していくことが必要と考えています。



 福島第一原発の事故を受け、今私たちは“低線量被ばく”のリスクに日々さらされています。特に、放射線の感受性が高い胎児や子どもは、晩発性の癌や白血病のみならず、世代を超えて様々な障害がもたらされる可能性のあることが報告されています。
これらのことを鑑みた結果、ぜひ小宮山大臣には予防原則の観点に立ち、子どもと日本の未来を守るために、一緒に考えていただきたい。この点を、私たちは、強調してお伝えしました。


 これに対して大臣は、「私も子どもを育ててきましたし、小さい孫もいます。皆さんの気持ちよく分かりますので、しっかりと受け止めさせていただきたいと思います」と話された上で、「これからきちんとした食品規制値、基準値を作っていきますが、(子どもの方が影響を受けやすいということに関しては)食べ物を摂る量は子どもの方が少ないわけです。本当に安全なものにして欲しいという皆さんの気持ちはよく分かるのですが、しっかりとした妥当な数字を示さなければなりません。今後、しっかり検討していきます」とお答えになりました。


 面会は10分足らずで終了。私たちの思いを、すべてお伝えし切れたかどうか分かりませんが、必ず今後も、継続的に私たちとの対話の場を持ってくださると信じています。
そして、チェルノブイリ原発事故で被害を受けている子どもたちの事例にしっかりと目を向け、予防的原則に立って、子どもと日本の未来を守っていただきたいと切に願います。



≪低線量被ばくから子どもと未来を守ることについて 厚生労働大臣へのお願い≫
低線量被ばくから子どもと未来を守ることについて.jpg





2011/09/20

「バズビー・ファウンデーション」「バズビー研究所」は当会と一切関わりのないサイト・団体です。

いつも当会をご支援ご協力くださりありがとうございます。
このたび、下記サイトについて、お問合わせいただきましたので
こちらでご返答させていただきます。


福島の子ども達のためのクリスバズビー・ファウンデーション
http://www.cbfcf.org/

バズビー研究所
http://www.busbylab.com/


上記サイトおよび団体は、
私たち「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」とは
一切関わりのないサイトであり、団体です。
また、当会と支援協力を行なってまいりました
「ふくしま集団疎開訴訟の会」とも一切関わりのない団体とのことです。

クリス・バズビー博士は、「ふくしま集団疎開訴訟の会」を支援されており
現在、バズビー博士本人への上記サイト・団体への関わりについても
確認中とのことです。

当会がブログにて協力を呼びかけました基金への呼びかけは
「ふくしま集団疎開訴訟の会」のメンバーによる提案に応えたもので
バズビー博士本人の承諾のもとで、
バズビー博士が日本から持ち帰っている検体を活かすための検査費用への協力を
呼びかけたものですが、
「ふくしま集団疎開訴訟の会」への確認を再度行なっていますので
それまで、一旦、該当ブログを非公開とさせていただきます。

以上、よろしくお願いいたします。

子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク事務局


2011/09/19

911 in 明治公園

全国ネットの藤井です。

おそばせながら
9月11日、be-inのイベントへ行ってきました。

9・11・・・


911から10年。

311から半年。

広島長崎のあの日からは
もう66年。




あの日は
全ての人に冥福を捧げる為
明治公園へ向かいました。



会場では全国ネットのブースを出しまして、缶バッチの販売と活動の宣伝などをしました。
ご来場いただいて、声をかけてくださった皆様、ありがとうございました☆

色々な方とお話できて、とても良い刺激になりました。


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この日は、普段一緒に活動している自分の職場のレストランの上司やスタッフも来てくれました。

公園内の線量を、上司持参のインスペクターで測ってみましたが
はじの吹き溜まりなんかはやっぱり1μは超えてしまいます。

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出店で色々買い食いして買い物をしたりしましたが

中でも西のお野菜はしっかりチェックしておきました☆

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ニラなんて本当に久しぶりでした!!!!
ニラとキャベツを買ったので、久しぶりに餃子でも作ろうかしら♪
なんて思いつつ

結局お好み焼きになりました。笑

美味しかったー♪


他にも、空芯菜や岡山のにんにくなんかもあって、大盛況でした。

暗くなってもずっと賑わっていましたよ♪

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911は半年と言う事もあって、各地でデモが行われていました。
中でも、新宿は凄まじかったですね。

負傷者や逮捕なんかの騒動もありつつ
1万人はくだらない数だった模様。



デモ行進の人たちが戻ってきてから、更にステージが盛り上がり
制服向上委員会の子達も来ていました。


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せっかくなので、応援の言葉と、CDも一枚買ってあげました。
そしてちゃっかりパシャリ。

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夜になってからは、キャンドルをピースのマークに
広島、長崎の原発の残り火をお祈りしました。


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どうかどうか

皆安らかに眠って下さい。

きっと、変えてみせる。
あなたたちの残してくれた未来を

きっときっと守ってみせます。


子ども達が
無邪気に駆けまわって、笑顔のあふれる日本を

作るのは、作れるのは私たちひとりひとりの気持ちと行動。


一緒に頑張りましょう。

2011/09/17

アースダイアログ  ~子どもと未来について語ろう~(全7回)がスタートします。

アースダイアログ  
〜子どもと未来について語ろう~
第一回 「子どもたちを放射能から守るために、今必要なこと」
9月24日(土) 17:30~21:00 (開場 17:00)




3.11後、子どもたちを放射能から守りたいと全国から次々と集まった人々が
つくりあげた「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」。

今年7月のキックオフ・ミーティング以来、子どもたちのための様々なプロジェクトが
立ち上がり活動の輪を広げています。

その全国ネットと、震災直後に「アースデイ東京タワー」というボランティア団体を
立ち上げ、被災地の支援を行なってきたアースデイ東京実行委員会が、
「アースダイアログ ~子どもと未来について語ろう~」(全七回)を開催します。


第一回目として、9月24日(土)に、
「子どもたちを放射能から守るために、今必要なこと」
を開催いたします。

当日の内容は、トークショー、ダイアローグ(対話)を重ねる
中身の濃いものとなりました。

今知りたいこと、話したいことをみんなでシェアして、
次のアクションへとつなげていきましょう。
ご参加をお待ちしております。




第一部 お話(17:30~18:00)

「放射能・内部被曝のリスクに向き合う」
上田昌文(NPO法人市民科学研究室


第二部 トークショー(18:10~19:00)
上田昌文(NPO法人市民科学研究室)
佐藤昌紀(NPO法人ポラン広場東京)
いとうえみこ(絵本作家・子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク)
こうちあきお(アースデイ東京)


第三部 アースダイアログ(19:15~21:00)


地球についての対話、それがアースダイアログです。
第一部・第二部で感じたことを、ぜひ言葉にしてください。
そして行動につなげましょう!


参加費:1500円
※ワンドリンク付きです。また会場では、
Cafe Slowの通常のお食事他のメニューもご用意していますので、
カフェ気分で対話をお楽しみください。
※お子さん連れの方のための別室(畳スペース)もあります。

定 員: 60名
会 場: 国分寺カフェスロー
http://www.cafeslow.com/map/access.html


共催:子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク アースデイ東京実行委員会
協力:自然育児友の会・カフェ・スロー
地球環境基金助成事業


※このトークイベントは、
来年の地球サミット2012(リオ+20)に向け、
3.11後の日本からの声を届けることを目的に
以下の予定で、来年3月まで月一回のペースで開催されます。
ここでの対話のエッセンスは、Japan Voice として
リオ+20送られる予定です。

・Rio+20 earth2012 地球サミット2012Japan
http://earthsummit2012.jp/home.html

・Earth Daialog
http://earthdialog.org/



「アースダイアログ ~子どもと未来について語ろう~」(全7回)


第一回 「子どもたちを放射能から守るために、今必要なこと」
9月24日(17:30~21:00)

第二回 映画 「セバンの地球の直し方」
10月29日(11:30~15:30)

第三回 「3.11後の子どもの食を守る」
こどもみらい測定所キックオフ!
11月26日(11:30~15:30)

第四回 チャリティ・パーティ(予定)
12月17日(17:30~21:00)

第五回 「新しい自然エネルギーの話」
1月14日(11:30~15:30)

第六回 「未来の教育へ」
2月11日(11:30~15:30)

第七回 「子どもたちの声を届けよう」
3月10日(11:30~15:30)




お申し込みはこちらのフォームからどうぞ




2011/09/14

【9/21】FoE ドイツ代表来日 国際セミナー in 東京  チェルノブイリの経験と福島の今/市民運動が後押ししたエネルギー政策転換

【9/21】FoE ドイツ代表来日 国際セミナー in 東京
 チェルノブイリの経験と福島の今/市民運動が後押ししたエネルギー政策転換
http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110921.html
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ドイツを脱原発の決定に導いたのは、チェルノブイリ後に各地で巻き起こった
市民運動でした。地元での脱原発運動がつながり、合流して大きな環境団体と
となりました。約48万人の会員を擁するFoEドイツも、この流れの中で誕生し
ました。
このたび、ドイツ最大の環境団体(Friends of the Earth (地球の友) ドイ
ツ)に設立当初から参加し、一個人として、また市民活動家として、放射能や
原子力問題に関わってきた代表のフーベルト・ヴァイガーが来日します。これ
にあわせ以下のように2つのセミナーを企画しております。多くのみなさんの
参加をお待ちしています!

<セミナー1> ドイツの経験と福島の今~放射能汚染の広がりと市民

■日時: 2011年9月21日(水) 14:00~16:00
■会場: 衆議院第一議員会館 国際会議室

1986年のチェルノブイリ事故の直後、欧州一帯にも大量の放射能が降り注ぎ、
ドイツでも市民は大混乱に陥りました。きのこやベリーから高い放射能汚染が
見つかり、子どもは外で遊ばせないように、粉ミルクは廃棄・・・、と放射能
影響の深刻さにさらされる中で、原子力発電を問い直す大きな市民運動が各地
で巻き起こりました。チェルノブイリ後の周辺地域、現地の状況や子どもたち
をまもるために取られた方策、補償の問題など、ドイツ・欧州の経験と福島の
今について、話し合います。

 ・「チェルノブイリ後のドイツ・欧州~放射能汚染の広がりと市民」
   フーベルト・ヴァイガー(FoEドイツ)
 ・「福島の今~被ばくの現状と市民」 満田夏花(FoE Japan)

■参加費:1000円
■申込: http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110921.html
■主催: FoE Japan(フレンズ・オブ・ジ・アース・ジャパン)
(※開始30分前から入館証を配布します。)

��セミナー2> ドイツの市民運動が後押ししたエネルギー政策転換

■日時: 2011年9月21日(水) 17:00~19:00
■会場: 衆議院第ニ議員会館 多目的会議室

ドイツ市民の脱原発の声は、1998年に社会民主党政権を誕生させ、2002年の脱
原発の制定にもつながりました。メルケル政権で原発延命の議論も出てきたも
のの、福島原発事故直後に再検討を決定。5月30日、改めて2022年までの脱原
発が決定しました。同時に、2000年に導入された再生可能エネルギー買取法に
よって、再生可能エネルギー利用は右肩上がりに上昇、現在、送発電量の2割
にも達しています。ここでも、独自に再生可能エネルギー導入を進める市
民イニシアチブが制度づくりを後押ししました。
エネルギー・原子力政策転換にいたる政策決定プロセスと市民運動について、
ドイツの経験をもとに、FoEドイツの活動についても聞きながら議論します。

 ・「ドイツの市民運動が動かしたエネルギー政策転換」
   フーベルト・ヴァイガー(FoEドイツ)

■参加費: 1000円
■申込: http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110921.html
■主催: FoE Japan(フレンズ・オブ・ジ・アース・ジャパン)
(※開始30分前から入館証を配布します。)

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◆ゲスト:
フーベルト・ヴァイガー(FoEドイツ代表):ミュンヘン大学教授。1975年よ
りFoEドイツに参加、農業問題研究会メンバー等をつとめる。2007年より代
表。
◆FoE ドイツ(BUND)とは:
国際的な環境団体のネットワークFriends of the Earth(FoE)のドイツメン
バー。約48万人の会員とドイツ各地のローカルネットワークを持つ。原子力問
題は発足以来大きなテーマのひとつであり、現在、福島の状況もウェブサイト
等で知らせ支援を呼びかけている。

※20日夜に福島で講演予定:
 http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110920.html

■問合せ:国際環境NGO FoE Japan http://www.foejapan.org
〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-8 みらい館大明1F
tel: 03-6907-7217 fax: 03-6907-7219 (担当:吉田)
e-mail: finance@foejapan.org

【9/18】FoE Japan 脱原発・エネルギーシフトに向けて

脱原発・エネルギーシフトに向けて


福島原発事故を経験してもなお、電力会社、経済界、政府は原発依存を続けようとしています。東電や官僚の責任をあいまいにし、広域の放射能汚染と多くの人々の被曝という実体を隠し、「ことの重大さ」を隠しています。

真に求められているのは、経済、文化、政治などあらゆる分野での原子力依存からの脱却、エネルギーシフトの実現です。そのために私たちは何をすべきか?エネルギー政策変更の道筋とは?そのとき私たちの暮らしは?景気や雇用、教育は?そんな『問い』を言葉にして、「できること」をみんなで考えてみましょう。

■プログラム
<第1部>自然エネルギーによる脱原発シナリオ (13:30~15:05)
革新的エネルギー環境戦略に対する市民からの提案

・こう変えよう!エネルギー政策決定の仕組み ・・・平田仁子(気候ネット)
・こんなにすごい!自然エネルギーの秘めた力 ・・・松原弘直(環境エネルギー政策研究所)
・これが市民事業!ドイツ・フライブルクの実践
                ・・・ヨゼフ・ペッシュ(FESA社専務:フライブルク再生可能エネルギー起業家)

<第2部>こうしたらつくれる!原発のない日本 (15:20~17:30)
ゲストスピーチと参加者全員討論で脱原発社会にいたる道筋を考えてみよう!

モデレーター:野中ともよ
・特別アピール:原発再稼動問題に揺れる原発現地から(調整中)
・原発差し止め訴訟の現状と展望 ・・・河合弘之(弁護士)
・原発に頼らない安心できる社会へ ・・・吉原毅(城南信用金庫理事長)
・正義に適ったエネルギー社会を作るために ・・・小林正弥(公共哲学/千葉大学教授)
・質疑応答、ディスカッション

日 時 9月18日(日) 13:30~18:20 (13:00時開場)
会 場 日本青年館 国際ホール
参加費 1000円
申込み 申込みフォームよりお申込みください
http://p.tl/3wKZ
主催 eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
連絡先:FoE Japan tel: 03-6907-7217 fax: 03-6907-7219

さようなら原発!1000万人アクション実行委員会
連絡先:原水爆禁止日本国民会議  tel.03-5289-8224 fax.03-5289-8223


2011/09/09

東京都江東区の請願書は、暫定基準値の壁に悩む全国の親に勇気をくれる!!

東京都江東区における請願書 署名活動のご案内です。

この請願書、とても素晴らしいのです~☆

お母さんたちが6月から2ヶ月かけて作成された力作だそうです☆

どうぞ、全文に目を通してください。

全国のお父さん、お母さん、行政からの返答で「暫定基準値」に阻まれたら、江東区の「内部被ばく対策要望の根拠」をご参考に。。。☆


江東区のこどもたちの安全と健康と未来を守るための放射能対策実施に関する請願署名活動

http://yaplog.jp/savekids/archive/17

以下転載
「セーブ・キッズ江東は、はじめての署名活動を開始します。
9月中旬に江東区長へ提出する放射能汚染対策を求める請願書に、住民の強い想いを添えるためです。
今回は江東区長への請願ですが、もちろん、江東区民以外のみなさんの声も必要としています。
食材流通を経由した内部被ばく問題は、もう「原発から何キロ」という地域に限定した問題ではないからです。


江東区では日本の台所である築地市場が移転してくる計画が進んでいます。
江東区には、日本中の胃袋に安全な食材をお届けする責任があるはずです。


日本中から大きな声を行政に届けましょう!


署名ページを作りました!
http://savekids-koto-shomei01.blogspot.com/2011/08/blog-post.html


この署名ページでは


・自筆署名をいただける方むけに【自筆署名用紙のダウンロード】
・電子署名をいただける方むけに【電子署名入力フォーム】
の2パターンをご用意しています。どちらかをご選択の上、ご署名ください。


【注意】


システム上のさけられない問題により、最初にリンク先のページの真ん中あたりが表示されてしまいます。
一度ページの先頭にもどってお読みください。


チラシも作りました!
http://dl.dropbox.com/u/38976704/savekids-chirashi01.pdf


日本をとりまく放射能の現状、特に食材による内部被ばくを中心にまとめてみました。
ここに書かれていることが今回セーブ・キッズが署名活動をすることになった動機です。
ご理解を深めるためにもぜひご一読ください。コピー、引用、抜粋、拡散はご自由に!


(署名ページからもチラシへたどり着けます)


どうぞよろしくお願いいたします! 」


セーブ・キッズ 江東/放射能からこどもを守る会
http://yaplog.jp/savekids/
*******************

〆切間近です☆ 署名へのご協力をお願いしますとともに、ぜひ江東区の請願書を元に、
みなさまの自治体に、再度、再度、子どもたちの内部被ばく対策の要望を。。。☆



2011/09/08

9/11,12 福島で開催の国際会議に連盟で公開質問状を出します。

9/11.12に福島で放射線不安を払拭するための提言を取りまとめる国際会議が開催されます。

http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/08/post_1748.html

この会議に対して非常に憂慮しております。

加する学者たちは、UNSCEAR,WHO,IAEA,ICRPらはチェルノブイリで起こった、
低線量被ばくによる健康被害を隠ぺいを行っていった関係者です。
今回もまた同じことをするのではないかと大変憂慮しています。
彼らが行っている・行ってきた戦略はチェルノブイリ事故後に行われたものとほとんど同じです。

今回のシンポジウムの主な目的は、福島県で進められている県民健康管理調査を外部評価してもらい、
国際機関とその学者たちに権威づけしてもらおうということだとも考えられます。

9月24日の県民健康管理調査検討委員会の資料では、現時点での予想される
外部および内部被ばく線量を考慮すると極めて健康影響については少ないと考えられるとあり、
あらかじめ”答えありき”で進める調査です。

この会議に対して福島の市民放射線測定所を始め、子ども全国ネットも連盟で公開質問状を出します。

公開質問状に連盟される団体は子ども全国ネットのinfoまでご連絡下さい。

またこの会議についての情報を拡散頂き、このような会議が開催され、
現在の福島で起こっている安全宣言ともとれる動きに対して、
私たちがどう声をあげていくか考えていかなければいけません。


以下

<国際会議 開催要項>

■国際専門家会議

「放射線と健康リスク―世界の英知を結集して福島を考える」

International Expert Symposium in Fukushima-— Radiation and Health Risks

会議の目的
日本財団は、
笹川記念保健協力財団と協力し、
1991 年より 10 年間チェルノブイリ事故に汚染された地域に
住む約 20 万人の児童の検診を実施し、WHO,IAEA など世界にこの検診の科学的データに基づく情報を提供
し、高く評価されています。この経験をもとに、福島原発事故による放射線被ばくの健康への影響につい
て、世界の英知を集め、科学的な検討を行うためにこのたび下記の要領で国際専門家会議を開催いたしま
す。この会議は、福島県民の健康リスク問題を正しく評価し、今後予定される県民健康管理調査事業を支
援すると同時に、新たな国際放射線安全防護に資する方策を考え、福島の復興に資することを目的として
います。

セッションテーマ
(1) 福島の現状:緊急被ばく医療対応と国内放射線保護安全規制
(2) 放射線被ばくによる健康影響:低線量被ばくと健康、緊急被ばく医療の課題
(3) 汚染地域における放射線量及び線量測定
(4) 放射線生物学と放射線安全防護学:基礎と疫学、分子疫学
(5) チェルノブイリ原発事故の教訓から学ぶ
(6) 放射線安全と健康リスクに関するガイドライン
(7) 今後の放射線健康リスク対応に関する提言

2011 年 9 月 11 日(日)、12 日(月)

福島県立医科大学

公益財団法人 日本財団

国際放射線防護委員会
笹川記念保健協力財団
福島県医師会(予定)
福島県立医科大学
放射線医学総合研究所(予定)

後援(予定): 内閣府、外務省、文科省、厚労省、経産省、国交省、環境省、福島県

組織委員会:笹川 陽平(委員長・日本財団会長)
紀伊國 献三(笹川記念保健協力財団理事長)
菊地 臣一(福島県立医科大学理事長兼学長)
丹羽 太貫(京都大学名誉教授)
山下 俊一(福島県立医科大学副学長、長崎大学教授)
David Heymann (英国グローバル・ヘルス・セキュリティー・センター長)
Fred Mettler, Jr. (国際連合放射線影響調査科学委員会米国代表)

会議場 (福島市光が丘 1 番地)

国際専門家会議

「放射線と健康リスク―世界の英知を結集して福島を考える」

2011 年 9 月 11 日―12 日

会議の背景と目的

2011 年 3 月 11 日に発災した東日本大震災に引き続いて起こった、
東京電力福島第一原子力発電所事故は、

今日に至るまで未だ収束していません。この間、緊急被ばく医療対応についての諸課題が明白となり、同

時に放射能環境汚染の中で困難な生活を余儀なくされている福島県住民の不安と不信は募るばかりです。

現在の状況は、放射線安全防護に関する情報の錯綜による社会混乱を起こしているばかりか、地域コミュ

ニティー崩壊の危機をも内包し、福島県の復興を困難なものにしかねません。国際的にも福島原発事故の

実態とその放射線被害に関して日本から発信される情報は限られており、さらなる情報の開示が求められ

そしてこの未曽有の原発事故から5ヶ月目を迎え、拡大した放射能環境汚染の中で、発電所近隣地域に

居住していた避難民は塗炭の生活を余儀なくされ、また同時に、福島県内、県外を問わず、放射能汚染が

心配される地域で子供を持つ家庭の親たちの心労には想像を絶するものがあります。発信源によって異な

る報道内容が流れるという情報災害も加わる中で、科学的知見に基づく放射線健康影響について、正しく

情報を発信し伝達する取組みが不可欠であります。

そこで、このたび、現在まで、放射線災害医療の学際的研究を重ねてきた世界の英知を集め、福島の現

状を正しく掌握し、原発事故への健康リスク面からの対応を協議する場を設定することといたしました。

世界の専門家からの適切な勧告を受け、放射線健康リスクに係る正しい情報とリスク認知のあり方を、福

島のみならず世界へ発信することを目的として、日本財団主催による「放射線と健康リスク」の国際専門

家会議を来る9月11日、12日の両日、福島県立医科大学で開催いたします。

30名に及ぶ外国人招聘者は、いずれも国連科学委員会や国際放射線防護委員会、国際原子力委員会、

世界保健機関、さらに欧米旧ソ連からの各専門分野を代表する最前線の研究者です。今後の福島の復興・復

活のためには、本会議での議論はきわめて重要であり、これを踏まえて、今後予定される福島県民健康管

理調査事業を支援すると同時に、新たな国際放射線安全防護策に生かしていく予定です。

国際専門家会議:放射線と健康リスク

2011 年 9 月 11 日-12 日 (於:福島県)

於:福島県立医科大学

受付
シンポジウム開会
司会:笹川記念保健協力財団 紀伊國献三
英国王立国際問題研究所 デイヴィッド・ヘイマン
挨拶:日本財団 笹川陽平
世界保健機関環境保健部 エミリー・ファン・デベンター
福島県立医科大学 菊池臣一

基調講演
放射線医学総合研究所 明石真言
テーマ:福島原子力発電所事故とその影響
国際放射線防護委員会 アベル・ゴンザレス
テーマ:福島原子力発電所事故に関する国連科学委員会からの提言

セッション 1:福島の現状
座長
:福島県立医科大学 竹之下誠一
東京大学 前川和彦
講演者:日本原子力研究開発機構 本間俊充
テーマ:放射能拡散予測地図と放射線量
広島大学原爆放射線医科学研究所 神谷研二
テーマ:福島の現場における科学と社会価値
放射線医学総合研究所放射線防護研究センター
テーマ:内部被ばくの影響

セッション 2:放射線被ばくによる健康影響:低線量被ばくと健康、緊急被ばく医療
の課題と今後
座長
:放射線医学総合研究所 米倉義晴
英国保健保護局 ティモシー・ウォーカー
講演者:ニューメキシコ大学 フレッド・メトラー
テーマ:医療用放射線リスク
ブレーメン大学 ハーヨ・ツェーブ
テーマ:航空乗組員の疫学的調査~宇宙による低線量被曝
ワシントン大学 スコット・デービス
テーマ:原発事故における低線量健康リスク
アメリカ国立癌研究所 ノーマン・コールマン
テーマ:放射性事故に係る緊急時対応
国際放射線防護委員会 ジョン・ボイス
テーマ:低線量被ばくの放射線疫学

セッション 3a:汚染地域における放射線量及び線量測定、
座長 : 放射線影響研究所 大久保利晃
ドイツ連邦放射線防護庁 ウォルフガング・ヴァイス
講演者:国際放射線防護委員会 ハンス・メンツェル
テーマ:放射線防護とリスク評価における放射線関連の諸量
パシフィック・ノースウェスト国立研究所 ブルース・ネピア
テーマ:内部放射線量と放射性廃棄物
アメリカ国立癌研究所 アンドレ・ブーヴィル
テーマ:チェルノブイリ原発事故と核実験によるフォールアウト~線量測定と対策と疫学
と~

セッション 3b:放射線生物学と放射線防護学/安全:基礎と疫学と分子疫学
座長 : 放射線影響研究所 大久保利晃
ドイツ連邦放射線防護庁 ウォルフガング・ヴァイス
講演者:京都大学 丹羽太貫
テーマ:幹細胞の視点からみた低線量率発がんリスク
放射線影響研究所 児玉和紀
テーマ:被爆者疫学
第 1 日目終了

於:福島県立医科大学

セッション 4:チェルノブイリ原発事故の教訓から学ぶ
座長
:アメリカ国立癌研究所チェルノブイリ研究班長 馬渕清彦
イリノイ大学シカゴ校 アーサー・シュナイダー
講演者:医学放射線研究所 ヴィクトル・イワノフ
テーマ:チェルノブイリ原発事故の健康リスク
ウクライナ医学アカデミー ヴァディム・チュマック
テーマ:チェルノブイリ原発事故における線量推定
ウクライナ内分泌研究所 ニコライ・トロンコ
テーマ:チェルノブイリ原発事故後のウクライナにおける甲状腺癌~ウ
クライナ・アメリカ甲状腺事業の枠組み~
ニューヨーク州立大学ストーニブルック校 エヴェリン・ブロメット
テーマ:放射線事故の心理学と社会的受容
インペリアル・カレッジ・ロンドン ジェラルディン・A.・トーマス
テーマ:チェルノブィル組織バンク

セッション 5:放射線安全と健康リスクに関するガイドライン
座長 : 環境科学技術研究所 嶋昭紘
国際放射線防護委員会 クリストファー・クレメント
講演者:英国健康保護局 ジョン・クーパー
テーマ:放射線防護の原則
マンチェスター大学 リチャード・ウェークフォード
テーマ:緊急時におけるリスク推定と放射線防護
国際放射線防護委員会 ジャック・ルシャード
テーマ:放射能汚染地域長期在住者の防護~ICRP Publication 111 から
の提言~
大分県看護科学大学 甲斐倫明
テーマ:福島原子力発電所事故における放射線防護学

セッション 6:総括
議長
:国際放射線防護委員会 アベル・ゴンザレス
福島県立医科大学/長崎大学 山下俊一
コメンテーター:国際放射線防護委員会 ジャイ・キ・リー
ドイツ連邦放射線防護庁 ウォルフガング・ヴァイス
国際原子力機関 イゴール・グセフ
国際原子力機関 ジャン・ウォンデルゲム
世界保健機関 エミリー・ファン・デベンター
討議
セッション 6(続き):総括
討議(続き)
勧告
閉会式
司会:笹川記念保健協力財団 紀伊國献三
英国王立国際問題研究所 デイヴィッド・ヘイマン
記者会見

終了

 

『ふくしま子ども元気村』(第1回) ~森の妖精たちとカヌーあそび~ 

子ども全国ネットも連携している
「アースデイ東京タワー・ボランティアセンター」が企画!

福島の子供たちの息ぬきツアー 第3弾
    『ふくしま子ども元気村』(第1回)
       ~森の妖精たちとカヌーあそび~




自然豊かな奥会津の山の中には、妖精がすむ神秘の湖、沼沢湖があります。

この沼沢湖にカナディアン・カヌーを浮かべて、美しい水辺と、高原の晩夏を楽しみます。

福島で、思う存分、親子で遊んでくださ~い♪



●期 間:9月17日(土)~19日(月・祝) 2泊3日
●会 場:福島県金山町 自然教育村会館(旧玉梨小学校)、沼沢湖畔キャンプ場
●参加料:子ども1名 1,000円(小学生未満無料)
●学生・大人1名 2,000円(中学生以上) *家族割引あり。1家族 5,000円まで。(お友達のお子さんを同伴される場合は、子ども料金を追加)

●定 員:45名(15家族程度)
●参加お申し込み先:tel. 090-1712-9702
●e-mail:kohchi@bd5.so-net.ne.jp
●お申し込みに必要な情報:参加者全員の 氏名、生年月日、年齢、住所、電話番号
●参加お申し込み締め切り:9月9日(金) 午前中まで
●プログラム:
○お父さん、お母さんといっしょに、子どもカヌー教室&カヌートレッキング
○そば打ち体験
○山歩きと、森の生きもの観察
○野外料理教室
○おじいちゃん、おばあちゃんから聞く、昔話し
○源泉かけ流しの温泉
●用意するもの:濡れてもいい服装(ジャージなど)、帽子、着替え、タオル、水筒、運動靴かサンダル(かかとが留められるもの)、雨カッパ、虫さされ薬、持っている方は寝袋とマット
●宿泊について:9/17の自然教育村会館では、布団・寝具が用意してあります。9/18の沼沢湖畔キャンプ場では、テントで寝袋泊が基本となります。





●集 合: 9月17日(土) 朝 9:00『福島』駅西口(イトーヨーカ堂の前)集合

●解 散: 8月 5日(金) 夜19:00頃『福島』駅西口(イトーヨーカ堂の前)解散予定



●スケジュール: ※都合により変更する場合もあります。

〈9月17日(土)〉

9:00 福島駅西口に集合/受付
9:30 福島駅西口から出発(大型観光バス)
12:00 自然教育村会館に到着/お弁当
13:00 そば打ち体験/そば料理/片付け
17:00 温泉
18:30 夕食/片付け/寝床の用意
20:00 おじいちゃん、おばあちゃんから聞く、昔話し
21:30 消灯

〈9月18日(日)〉

7:00 起床
7:30 朝食準備/朝食/片付け
9:00 出発
9:30 沼沢湖に到着/沼沢湖畔キャンプ場にテント設営
10:30 子どもカヌー教室/カヌー・トレッキング/野外料理教室/食事/片付け
19:00 温泉
20:30 キャンプファイア
21:30 消灯(テントまたはバンガロー泊)

〈9月19日(月)〉

7:00 起床
7:30 朝食準備/朝食/片付け
9:00 山歩きと、森の生きもの観察
12:00 野外料理教室/昼食/片付け
14:00 自由行動
15:30 ふりかえり
16:30 金山町を出発(大型観光バス)
19:00 『福島』駅西口にて解散


詳細は http://www.edtt311.info/2011/09/02/856

【明日! 9月9日が最後の裁判期日】「ふくしま集団疎開裁判」を支援しましょう。

明日、9月9日が最後の裁判期日です。
まだ電子署名を送ることができます。
なお、明日が終わっても、追加での送付はできるそうです。

「ふくしま集団疎開裁判」を署名と陳述書で支援しましょう。

6月24日に郡山市の小中学生14名が、年1ミリシーベルト以下の安全な場での教育の実施を求め
て「ふくしま集団疎開仮処分」を提起しました。それから3回の裁判が終わり、9月9日が最後になります。空間線量が下がり、市としても他に比べて早くから除染活動に力を入れていることもあり、歩み寄ることがありません。これまで署名は、1万5千人余り分が提出されました。
初めての疎開を求める裁判を、あっさり敗訴としないために、9月8日最終期限までに、できる限りの署名と陳述書を集めましょう。

陳述書は、私たちの危機感を伝えるために署名よりもさらに有効だそうです。
表題は、「陳述書」
裁判所に是非伝えたいことを書く。
書いた日付、住所、氏名、印鑑(認印で大丈夫)を押して完成。
氏名は手書きですが、文章はパソコンでも良いです。
用紙は何でもよいです。
宛先はFAX:0263-39-0700
 郵送:長野県松本市蟻ヶ崎1-3-7
   メール:m-ando@po.mcci.or.jp
   いずれも、安藤法律事務所宛

署名については、 
http://fukusima-sokai.blogspot.com/
をご覧ください。
どうぞ、ご協力をよろしくお願いします。
今後、除染をしても積算線量が下がらない場所について、
妊婦さん、子どもたちを優先的に集団疎開,避難してもらう際に
今回の判決が、障害になる前例にならないように
大勢の方が関心があるということを、提示していきましょう。

2011/09/05

高木仁三郎市民科学基金 (高木基金) 『 2011年度緊急助成の中間報告会 』(10/1(土) 都内)のお知らせ

高木仁三郎市民科学基金 (高木基金)
『 2011年度緊急助成の中間報告会 』(10/1(土) 都内にて)のお知らせ


高木基金は、今回の福島原発事故を受けて、緊急助成を実施しました。
それぞれの助成研究は現在進行中ですが、下記の通り、中間報告会を
開催しますので、ぜひご参加ください。

【 開催概要 】

 日 時 : 2011年10月 1日(土)
       開 場 12:30 開 会 13:00 終 了 18:00
      (終了時間は多少前後する場合があります。)

 会 場 : カタログハウスセミナーホール
       東京都渋谷区代々木2-12-2
       JR新宿駅南口から徒歩約10分
       http://www.cataloghouse.co.jp/seminar/map_tsem.html

 参加費 : 資料代 1,000円

 申込み :  9月28日(水)までに E-mailかFaxで、お名前と
       ご連絡先を明記してお申し込みください。
       申込者多数の場合は、当日参加を受け付けられない
       場合があります。

 連絡先 : 認定NPO法人 高木仁三郎市民科学基金
  〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21 戸田ビル4階
       Tel/Fax 03-3358-7064
       E-mail info@takagifund.org  


【 開催の主旨 】
 高木基金は、核や原子力の問題を在野の立場から批判的に研究し、
2000年に亡くなった高木仁三郎の遺志によって設立され、仁三郎の
遺産と、基金の主旨に共鳴する一般の方からの会費・寄付を財源と
して、「市民科学」を志す市民やグループの調査研究・研修を助成
してきました。

 今年度は、 3月11日の東日本太平洋沖地震によって発生した福島
第一原発事故を受けて、従来の助成とは別に、5月9日から25日まで、
緊急の助成募集を行いました。

 ごく短期間の告知、募集となりましたが、全体で31件、応募総額
2,577万円の応募があり、選考委員会及び理事会での検討を経て、
8件、合計500万円の助成を決定し、すでに実施しています。

 それぞれの調査研究は現在進行中ですが、調査研究の進行状況や
現時点での研究成果を、早いタイミングで発表していただくことが
重要と考え、今回の中間報告会を企画したものです。

 ぜひ多くの方に参加していただき、研究の成果に対するご意見や
ご助言などをお聞かせいただきたいと考えておりますので、どうぞ
よろしくお願いいたします。

 なお、今回の緊急助成の原資として、皆様からのご寄付をお願い
しています。クレジットカード決済で、高木基金に直接寄付をする
こともできるようになりました。 → http://ht.ly/6iC5p
(高木基金へのご支援は、寄付金控除の対象となります。)


【 プログラム・発表者一覧 】

12:30   開場
13:00 開会・趣旨説明

13:10〜 中間報告の発表・前半

◆青木一政さん
 「子どもの生活環境の放射能汚染実態調査と被ばく最小限化」

◆母乳調査・母子支援ネットワーク/村上喜久子さん
「母乳の放射能検査、福島原発事故による体内被曝」

◆未来につなげる東海ネット 市民放射線測定センター
 /伊澤眞一さん
「東海地方・市民放射能測定センターの開設と食品および環境
 の監視」

◆大島堅一さん
 「福島原発事故による被害補償と費用負担」

15:05〜  休憩
15:20〜  中間報告の発表・後半

◆脱原発・新しいエネルギー政策を実現させる会(eシフト)
 /吉田明子さん
 「エネルギー基本計画の課題分析、市民版基本計画策定、
  社会ムーブメントづくり」

◆ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
 /佐藤大介さん
 「福島原発事故の全容をアジアに伝える
  〜脱原発に向けたアジア連携構築〜」

◆ 六ヶ所みらい映画プロジェクト/島田 恵さん
 「避難区域の人々の生活環境の変化と意識調査、六ヶ所村民・
  青森県民の意識調査」

◆ OurPlanet-TV/白石 草さん
 「福島原子力発電所事故をメディアはどう伝えたか」

17:15   全体でのフリーディスカッション

18:00頃  閉会


・やむを得ない事情により、それぞれの報告の発表者が、同じ
 グループの別の方や、共同研究者の方に変更になる場合があ
 ります。

・この中間報告会の模様は、翌日以降、Ustreamで配信します。

・当日の報告会終了後に、会場近くで、助成先を囲んでの懇親
 会を実施する予定です。参加ご希望の方は当日受付でお申し
 込みください。

特定非営利活動法人 高木仁三郎市民科学基金
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21 戸田ビル4F
Tel/Fax 03-3358-7064  E-mail info@takagifund.org

URL http://www.takagifund.org

郵便振替口座 00140−6−603393
※高木基金は認定NPO法人です。
高木基金へのご支援は寄付金控除の対象です。