朝日新聞デジタル 食品の放射線新基準「厳しすぎる」 文科省審議会
●これは食品安全委員会に参加しての感想です。
100msv以下の低線量被ばくを考慮にいれず、食品摂取量などから導かれた限界値で基準値を導いています。呼吸やホットスポットからの外部被ばくも考慮されていないものです。生活上食品だけから被ばくするのですか?乳児の限界値が460なのに50するのは厳しい?赤ちゃんが近くにいますか?擦り傷なんかあっという間に修復しますよ。どれだけ細胞が活発に分裂しているのか驚きます。細胞分裂活発な乳児以外の子どもたちに大人とおなじ数値があてはめられて、親が納得できるでしょうか?給食の基準値設定もしてほしいくらいです。中途半端な数値だと、風評被害・生産者の方々への保証もすべておざなりになってしまいます。昨年夏は異例の3000通のパブリックコメントが集まりました。今回も関心ある方の1人でも多くのパブリックコメント提出が必要だと思います。
【拡散】食品中の放射性物質対策(新・食品安全基準値)に関する東京説明会の報告とパブリックコメント募集(2/4締切)の案内
http://papamama-zenkokusawakai.blogspot.com/2012/01/blog-post_28.html・パブリックコメント送信フォームはこちら
https://www-secure.mhlw.go.jp/cgi-bin/getmail/publiccomment_input.cgi?mailto=ra-foodstuff@mhlw.go.jp
送信フォームの件名に、食品中の放射性物質に係る基準値の設定と書いて下さい。 以下、ご参考までに、グリーンピースが送ったパブコメ文例です。
放射能にはこれ以下なら安全という閾値はありません。
人口放射線は本来体に取り込むべきでないものではないことを前提 に、以下、意見を述べます。
外部被ばく、 内部被ばく併せて年間1ミリシーベルトを超えない値に
まずは、基本の考え方「食品からの被ばくを年間1ミリ」 というのは、外部被ばくも内部被ばくも併せて、 年間1ミリを許容限度とする現在の法律と矛盾しています。 さらに、 いまだに空間線量だけで年間1ミリを大幅に超える地域も広く存在 するのですから、 気をつければ避けることができる食品からの被ばくはより厳しくす るべきです。 外部被ばくと内部被ばく併せて年間1ミリシーベルト以内となるよ うに基準を設定するべきと考えます。
チェルノブイリ周辺国の食品基準を参考に
福島原発事故の被害をできるだけ抑えるには、 チェルノブイリの経験に学ぶことが重要です。 たとえば毎日大量に摂取する水はウクライナではキロあたり2ベク レルです。 水は、粉ミルクや離乳食にも使用するため、 厳しく設定すべきです。また、 主食であるパンは20ベクレルです。日本でも、 主食であるお米や小麦粉にはより厳しく基準を設けるべきです。
ベクレル表示などの情報提供を
放射能に対する感受性は個人によって違います。 より敏感な方がきちんと放射能の取り込みを避けることができるよ うに、ベクレル表示などの情報提供が必要です。
より放射線の影響を受けやすい子ども・妊婦さんの評価を
今回の改訂のもとになった考え方では「小児に関しては、 より放射線の影響を受けやすい可能性(甲状腺ガンや白血病) がある」としながら、評価はしませんでした。また、 妊婦さんに関しては言及すらありませんでした。子ども・ 妊婦さんへの放射能影響の評価をすべきです。
例外なく一斉に基準引き下げを
すでに新基準案が報道されてから、日が経っていますし、 改訂予定の4月までまだ2か月あります。安全側にたち、 改訂日から基準以下のものだけが店頭に並ぶよう、 措置をとるべきです。 すでに生産されたもので基準を超える食品については、 汚染者負担の原則に基づいて、政府が買い取り、 東電に賠償させるべきです。
以上
「こどもに配慮する」といいながら乳児用食品が一般の二分の一で50㏃なのは絶対におかしいです。子どもの放射能感受性が大人より10倍高いとも言われていますが、それは「子どもの平均」の話です。0-2歳の乳児は、もっともっとずっと高いはず。その子たちに50㏃まで平気とは、これは絶対に許せない数値と思ってます。
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