2018/02/26

【映像でわかる原子力防災】 キャンペーンが本格的にスタート!!

(鎌仲ひとみ監督からのお知らせです。それぞれの場所でできることの提案が盛りだくさん!  子ども全国ネット)

【映像でわかる原子力防災】
キャンペーンが本格的にスタート!!
気づいた人から始めている原子力防災

 3.11からもうすぐ7年が経ちますが、もしも原発事故が起きたら、どのように自分たちを守れるのか。その問いに明解な答えはありません。
しかし、その中でも、「今からできることはある」と私たちは考えています。

まずは「原子力防災」という考え方・言葉を広めていきましょう!
キャンペーンにご参加ください。

キャンペーンの詳細は→http://canonbousai.strikingly.com/

ご参加方法はシンプルです。

1.鎌仲ひとみ監督作品の上映お申し込み
 「ミツバチの羽音と地球の回転」「小さき声のカノン」などの長編作品でも
 「カノンだより」「内部被ばくを生き抜く」のDVD作品でも
 全作品が対象となります。まずはお申し込みください!

2.映像特典「安定ヨウ素剤、市民が考える」@世田谷を上映会で上映してください!
 今、市民の手で広がりつつある安定ヨウ素剤配布を考える取り組みを
  皆様にお送りいたします。
 事故が起きた時、すぐに必要となる安定ヨウ素剤を、
 事前に持っておくことはとても重要です。
 原子力防災を考えるきっかけにも最適!

さらに、市民へのヨウ素剤配布を実現した篠山市の「原子力防災ハンドブック」を頒布用に印刷しました。こちらは原価で上映会にてお買い求めいただけます!

原発事故の経験を次世代につなぐためにも、原子力防災を広めるアイディア、知恵を持ち寄って、いつ起きてもおかしくない事故への備えをしてきましょう!

鎌仲ひとみ公式 動画メルマガ 
カマレポ No.56 配信しました!!


《せたがや防災i131の取り組み》

☆パパとママの原子力防災

3.11以来、世田谷で子供たちを原発事故の被害から守ろうと動いてきたお母さんたちが企画し、2017年11月26日にイベントを開催しました。

まずは守田敏也さんの講演、そして世田谷区長、保坂展人さんとの対談です。
主催は「せたがや防災i131」となっています。
このi131とはiodine つまり放射性ヨウ素のことです。
あの時、200km離れた世田谷まで放射性物質は飛んできました。
日本に住む限り、防災に必ず原子力災害の視点を入れるべき。
しかし実態はほとんど入っていない、昔のままというのが現実です。

東京電力福島原発事故を経験した世田谷のママたちは自分たちでその原子力防災を実践しようと動き始めました。
「被害を少しでも減らすために、今日からできるパパとママの原子力防災」です。その第一歩となる取り組みを今回、取材しました。



☆守田敏也さんのメッセージ

今回、講演したのは兵庫県篠山市で原子力災害対策検討委員を務めるフリーライターの守田敏也さんです。守田さんには目下、鎌仲が製作中の「原子力防災映像」の監修もお願いしていますし、守田さん自身の取り組みを今回の作品で撮影しています。
講演は東京電力福島原発事故の被害の実態、そこからどんな健康被害が出ているのか。そして、今、原発の再稼働は妥当なのか。原子力規制庁はどんなスタンスなのか。原子力防災の考え方についてその心理的な罠や篠山市の具体的な取り組みまで詳しく解説されました。
何よりも、大事なメッセージは2点。
一つ、原子力災害の時、最も大切なのは被ばくを避けること。
二つ、自治体から安定ヨウ素剤をただ配っても意味がない。市民が自分で考え自治体と共同作業をしながら防災の意識を高める努力をしていくこと。

☆忘れない!という覚悟

今回このイベントを企画したお母さんたちは、3.11以降、福島や世田谷の子供たちを被ばくから守ろうと動いてきました。この7年間で、あの原発事故が忘れさられようとしていることへの危機感を強く持っています。
「原子力防災」はまさしく、そんな忘れつつある人たちへの覚醒を促す取り組みになると直感しています。自治体の首長も巻き込んでこれから世田谷の「原子力防災」の取り組みがどう進展していくのか、注目しています。

鎌仲ひとみ

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