2014/06/19

【ママレボ通信より】除染基準?毎時0.23マイクロシーベルト引き上げをめぐる問題(その1)

 去る615日に開かれた、環境省と、福島市・郡山市・伊達市・相馬市の4市が集まっての「除染に関する有識者との意見交換会」(福島市)。この意見交換会のなかで、除染基準の見直しに加え、これまでの除染結果や、今後の除染のあり方などが話し合われたそうです。除染基準は、公衆被ばく限度、年間1ミリシーベルトにもとづいて算出されていたはず。それを反故にするということは、「1ミリシーベルトの約束」をないものにする、ということです。被爆者への支援も、JOC事故での対応も、1ミリシーベルトの基準で実行されてきました。なのに、福島第一原発事故が起こったとたんに、それをなきものにするという政府の方針を認めるわけにはいきません。

 ママレボ編集長和田さんによる、渾身のレポートです。以下は抜粋です。直接、自治体への電話取材も行っています。ぜひ、全文をお読みください。



(前略)
「汚染状況重点調査地域」は、モニタリングや除染などを行い、できるだけ被ばくを低減するよう対策をとることが求められています。そのため「汚染状況重点調査地域」に指定された自治体は、毎時0.23マイクロシーベルトを下回ることを目標に、除染などを行ってきたという経緯があります。

■ 0.23マイクロシーベルト毎時を引き上げる?
 ところが66日に、「毎時0.23マイクロシーベルトのおよそ2倍へ 国が除染目標値の引き上げを検討」という報道がありました。福島市・郡山市・伊達市・相馬市が、環境省に毎時0.23マイクロシーベルトの引き上げを求めているというのです。
 そこで私は、この4市に電話取材してみました。 以下がその回答の要旨です。(つづく)




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