先日アップさせていただいた(その1)に続くレポートです。
6/15の環境省主催「除染に関する有識者との意見交換会」(福島市にて)に足を運んで取材してくださった、ママレボ編集長の和田さんによるレポートは、いつもながらむずかしい会議をなるべくわかりやすく丁寧に解説してくださっていて、理解が深まります。実際には6時間にも及ぶ会議だったそうで、これをすべて聞くのは大変ですし、ぜひレポを読むことをお勧めします。
現在、そこに居住続けるということを希望したいしたくないに関わらず選択した人にとって、この除染の取組みと、それによる線量の低下の実態は、とても大きな問題だと思います。むずかしい内容もありますが、住民を守るはずの自治体や政府(この場合は環境省)が何をどう考え、どうしようとしているのか、知ることで、次への足がかりを得て頂けたらと思います。
なお、この会議、マスコミにはオープンでしたが、一般傍聴は閉め出されたそうで、居住している一般の方のほうが、とても聞きたいし意見も言いたいでしょうに、と感じました。
どうやら環境省の言い分は、「今問題となっている毎時0.23マイクロシーベルトという数値は、除染で下げる目標値ではなく、あくまでも"汚染状況重点調査地域"を定めるための目安である」ということらしいです。今さら…と思ってしまいますが、その言い分がそのあとどういう展開に持ち込まれるのかについては、先を読み進めればわかります。
参加したのは、福島市、郡山市、伊達市、相馬市の4市と、各市の有識者ということですが、レポを読むと、伊達市の放射線アドバイザーの多田順一郎氏の主張や解説がものすごいですし、4市それぞれの意見もすべて要約されてあげてありますので、これも注目に値します。
和田さんは、最後、「環境省は自治体に丸投げせず、国の責任において、基準をゆるめることなく、安全側にたった除染の目標値を示してほしいと思います。」と結んでありますが、まさに私たちの要望はそこだと思います。そのために、何をどう反論すべきなのか、じっくり読んでみてください。
http://momsrevo.blogspot.jp/2014/06/023_20.html
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