2014/06/29

6/26 福島県外の健康診断に消極的〜放射線専門家会議 (OurPlanetTVより)

福島県以外での健診のあり方を検討している専門家会議。
最初から「必要はない」という結論ありきかのような議論が続き
傍聴席でじだんだを踏むような思いですが、
北関東のお母さんたちも遠方から駆けつけては傍聴を重ねています。

にも関わらず、今回の会議上で、長瀧氏は
「「子ども被災者支援法」が成立した時代と今とでは(違う)。
線量評価がどんどん出来てきた、リスクについても、
科学的にものが言えるようになってきたのは大きな違い」
と発言したとのこと。

子ども・被災者支援法は、たった2年前に成立したばかりの日本の法律です。
それを時代錯誤かのような物言いで、亡きものにしようというかのような発言。

日本医師会の石川氏は、市民による甲状腺検査を要望する声について発言しています。
次回は、岡山大の津田先生他の出席が予定されているそうです。
少しでも市民の要望が盛り込まれるよう、せめて傍聴に駆けつけつつ
声を届けていきたいと思います。

OurPlanetTVでまとめがアップされました。
全体の動画アーカイブと、抜粋の動画もあがっています。


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福島県外の健康診断に消極的〜放射線専門家会議
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1800

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う住民の健康診断のあり方等を検討する環境省の専門家会議が26日開催され、福島県外での健康診断について、座長の長瀧重信氏は、子ども被災者支援法が成立した当時とは状況が変わったと発言。UNSCEARでのリスク評価が低い福島県外での健康調査について、消極的な姿勢を示した。

(以下、抜粋のみ。下線はブログ筆者。全文はぜひOurPlanetTVサイトにてお読みください)
甲状腺の等価線量評価は実測重視
外部被曝については個人線量計、甲状腺等価線量についてはサーベーメーター、内部被曝についてはホールボディーカウンターの、それぞれ実測値を重視する方針を確認。異論は出されるも、実測重視の方針は維持され、線量評価の議論は終了した。
 
福島県外の健康診断には消極的
健康診断の議題では、石川氏(日本医師会)が、2月の合同シンポウムの議長声明内容を説明。甲状腺がんエコー検査のニーズが高まっているとして、長期的な健康支援体制の確立を主張したのに対し、健康診断以外のリスクコミュニケーションを強化すべきだとの意見。そこで石川氏が、福島県外のホットスポットにおいても「子ども被災者支援法」の理念にのっとって健診の導入を検討すべきとした主張に、長瀧座長(元放射線影響研究所所長)は「「子ども被災者支援法」が成立した時代と今とでは(違う)。線量評価がどんどん出来てきた、リスクについても、科学的にものが言えるようになってきたのは大きな違い」と反論し、国連科学委員会(UNSCEAR)報告書に基づき、福島県外で健康診断を行うことに消極的な姿勢を示した。

次回、専門家会議の開催は、7/16。
傍聴申込み〆切は、7/7です。

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