嬉しい、元気の出るお知らせをいただいたので、ご紹介します。
埼玉県内のある小学校が、PTA主催でチェルノブイリ救援中部理事 河田昌東先生をお招きし「放射能汚染下での暮らし」という内容の講演会を開きました。
毎年恒例の講演会の枠で開催されたので、小学校の先生は校長先生も含めてほぼ全員参加、保護者も希望者が参加。主催のPTA役員のご尽力もあり、地域の方にも回覧板で告知するなどし、80名ほどの方々が集まりました。
河田先生は、放射能問題の基礎から説明し、今後どういう対策をとって生活していけばよいかを、もともと放射能について知識のなかった人にも分かるように丁寧にお話してくださいました。
その後の質問タイムでは、地元農家の方が「今年の落ち葉で腐葉土を作る予定でしたが、作っちゃいけないということですか?」と質問され、「ダメですよ」と河田先生が答えるなど、実生活に関わる汚染対策の知識を、伝えてくださいました。
また、河田先生が校長先生に「学校で放射能測定機を買うといいですよ」とオススメもしてくださっていたそうです。
その後、講演会の影響で小学校にも変化があったそうです。「朝の草取り」は中止になり、先生はその理由(放射能があるから)もきちんと子どもたちに説明してくださったとか。落ち葉をかぶって遊んだりすることも、例年ならあるそうですが、「今年は禁止しました」と、保護者にも伝えてくださったそうです。
校長先生をはじめ、多くの先生が「放射能から子どもを守ろう」という意識を持つきっかけとなったようです。
「学校主催」「PTA主催」という講演会は、放射能の知識を得ていない人にも、うまく伝わる素晴らしいモデルだと思い、今後、こういう講演会が増えれば・・・と感じました。
各地で様々な講演会が開かれていますが、保護者の不安を理解してもらう環境作り・危険性と「子どもを守る」という想いを共有することができた、成功例だと思います。PTAの方のご尽力のおかげで、学校内と地域の意識改革に繋がったのでは、と思います。
以上、ご報告でした。
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