2014/07/11

芳賀の露地栽培シイタケ 3農家の出荷制限解除 栃木


2014.7.10 02:08 産経ニュースより
 国は9日、原子力災害対策特別措置法に基づき、出荷制限してきた露地栽培の原木生シイタケのうち、芳賀町の農家3軒が栽培したシイタケの出荷制限を解除した。県内で原木シイタケ露地栽培の出荷制限が解除されたのは初めて。早ければ9月半ば以降に出荷が再開される見込み。
 出荷制限の解除には、放射性物質が基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下であることに加え、放射性物質を低減させるための生産工程管理などが条件。
 シイタケの露地栽培は、種菌をつける「ほだ木」の置き場所が山林内にあり、放射性物質に汚染されたほだ木の洗浄が施設栽培に比べて難しいため、解除が困難とされていた。
 県林業振興課によると、今回解除された3軒は、ほだ木を放射性物質に汚染されていない西日本産のものに替えたり、地面にシートを敷いてほだ木が直接触れないようにするなど、工夫を重ねていた。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/140710/tcg14071002080004-n1.htm




先日の露地しいたけの制限解除の報道があった直後に流れてきたニュースです。
(先日のニュースはこちら→http://kodomozenkoku-news.blogspot.jp/2014/07/blog-post_9.html
きっと、その3軒の農家さんは、ほんとうに努力されたのだと思います。私たちの想像を超える努力なのだとも思います。けれども、栃木の環境で露地しいたけを栽培したら、100ベクレル以下ではあっても、子どもに安心して食べさせたいと思える数値のものは難しいでしょう。
確かに、栃木は、原木しいたけの産地でしたから、生産者の気持ちは想像できます。買わないという選択は簡単かもしれません。でも、流通したとたん、「流通しているものは安全」とする行政の下、給食が不安になる方もいらっしゃるでしょう。子どもを守りたい私たちと、生産者の思いを、どう解決していったらいいのか……。
子ども全国ネットでは、生産者と流通業者と消費者という三者で話し合うテーブルを設けたこともありました。今だから、またそうしたことも必要なのかもしれません。どちらも原発事故の被害者……本来はもっと、加害者の責任が問われるべきことという点は3年前と少しも変わらないのですが、一向に前進していません。

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