2014/07/09

福島/ 県に要望書 「放射能健康診断100万人署名」

毎日新聞 2014年07月09日 地方版
 原発事故による県民の健康への影響の調査を国などに求める「放射能健康診断100万人署名運動全国実行委員会」が8日、県に要望書を提出した。実行委には9万2715人分(6月14日現在)の署名が集まっており、今月25日に環境省や復興庁に署名と要望書を提出する予定。
 実行委は、放射能による影響を調べる健康診断と医療補償制度の実現を求めて、2012年12月から署名を呼びかけている。実行委は、県による県民健康調査で甲状腺がんやその疑いのある子ども(事故当時0〜18歳)が90人いたことを問題視。要望書で、この結果に対する県の見解を求めたほか、▽県民健康調査の全データの開示と検査項目や対象年齢の拡大▽保養の拡大▽県外避難者に対する支援方針などを明らかにするよう要望。県庁で記者会見した実行委員長の井戸川克隆・前双葉町長は「100万人の署名を集め、国民の意思を伝えたい」と話した。


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