東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の避難者に把握漏れがあった埼玉県は29日、県内の避難者数を5639人とする調査結果を発表した。6月の公表数より約3000人多い。漏れていた中で多かったのは、応急仮設住宅の無償提供の対象とならず、民間賃貸住宅に家賃を払って暮らしている避難者らだった。
埼玉県は従来、応急仮設住宅の入居者のみを避難者として集計。民間支援団体などから「少なすぎる」との指摘を受け、これまで一部の自治体だけを対象にしていた避難者数の照会を県内全63市町村に広げたところ5044人となった。さらに今月、県が持つ応急仮設の入居者名簿などを提供して市町村に追加調査を求め、5639人に増えた。
2014年8月30日
毎日新聞より
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